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流体機械設計による近未来に役立つエンジニアリング

流体機械設計をベースとして近未来に役立つエンジニアリングを行う株式会社ターボブレードの社長 林 正基の毎日の活動

「空飛ぶ車」用の2重反転プロペラ推進機の性能流体解析シミュレーションの結果図

2018年03月30日 | 宇宙航空産業機械

「空飛ぶ車」用の2重反転プロペラ推進機の性能流体解析シミュレーションの結果図です。

この計画の「空飛ぶ車」は、電動・垂直離着陸・水平揚力飛行の方式として設計しています。

次は、2重反転プロペラ流体解析シミュレーションが終了した時点の解析モニタリング画面です。

計算値は収束して、流れの断面図でも充分な下方への流れを2重反転プロペラが造っています。

この解析結果から、下方への推力は70kgを発生していることが分かりました。

「空飛ぶ車」にはこの2重反転プロペラが8機付いていることから、機体全体の浮力は560kgとなりますので、機体設計により二人乗りの「空飛ぶ車」と出来そうです。

次は、プロペラブレード表面は速度分布、圧力の等値面、部分翼断面での速度の等値線分布となります。

次図は、流れの3次元流線です。

プロペラ上面や側面から充分な空気を吸い込み、下方に吐き出す流れも2重反転プロペラの効果で旋回流が無い、非常に力強い良い流れとなっています。

次は、羽根にズームして見た流れですが、モーターがあるボス部分は流れが少なくなっていますが、モーターを冷却するには充分な送風となります。

次はマッハ数の等値面を示しています。

次は、翼断面での流れ状態を確認している解析結果表示です。

<今日の流れ>

今日は3月最終日で、残りのデータをいろいろなところに提出していたりしています。

今日は月末の金曜日で弊社ではプレミアムフライデーを行っていますので、いつもより1時間早い午後3時には終業です。

それまでは仕事を頑張ります。

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