仮想の観測ロケットが最大動圧点であるMaxQで、どのような機体廻りの流れ状態となるかを流体解析した結果図です。
仮想の観測ロケットの最大動圧点を高度1万m、温度マイナス45℃、絶対圧27000Pa程度、機体速度400m/秒(時速1440km)として機体廻りの流れ解析を行っています。
次図は、機体表面と廻りの空気の圧力分布を色分布と等値線で示しています。
次は機体先端部の圧力分布を拡大して見たものですが、やはり先端部が圧力が高くなっています。
次は前方から機体先端部の圧力分布を見たものです。
次はマッハ数の分布をみたもので、マッハ数が1を超える超音速流れは機体先端部の最先端ではなく少し後ろの丸みを帯びたあたりで最大マッハ数となっています。
また廻りの空気部分のマッハ数も高い領域があり、それらが超音速衝撃波流れを形成している可能性があります。
次はマッハ数分布の機体先端あたりを拡大して見たものであり、まるみを帯びた部分から胴体につながるあたりは高いマッハ数で衝撃波を受けている可能性が考えられます。
次図は、機体先端部の温度上昇を見たものです。
機体先端の温度は廻りの温度よりも70℃ぐらい上がっていますが、廻りがマイナス45℃なので先端温度は25℃程度の意外と低い温度です。
そして最後の図は、機体表面からわずかにオフセットした面での速度の色分布を示しています。
完全な機体表面では速度は0なので、機体からわずかに離れた位置の流れ速度を見る必要があります。
<今日の仕事の流れ>
今日は色々と連絡のメールをしたり、設計解析結果を提出したり、最終段階に近づいた設計の詳細設計をしたり、見積もりを作ったり、昼飯を食べたり、暖かい飲み物を飲んだり、眠くなったり、休憩したり、として最後に早めに帰ります。