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それから

雲の如く高く
くものごとくかがやき
雲のごとくとらわれず

サスペリア

2020年01月07日 | 映画


今年一本目の映画は、『サスペリア(リメイク版)』。

オリジナルが公開されたのが小学生の頃。

「決して一人では見ないでください」のコピーとともに、

怖い映画№1だっだサスペリアって、ほんとにそんなに怖かったんだろうか?

との思いでリメイク版を見たんだけど。


あれ??これはどういうこと??


リメイク版の前知識皆無で見たものだから。

いつまでたっても怖くないサスペリアに、「???」

バレエ学校だったはずの舞台が舞踊楽団になってるし。

楽団の話と並行してドイツの政治的状況が描かれていて、なんのこっちゃわからん。

ちょっと油断したらついていけなくなりそうで。

オリジナルのようなお気楽ホラーを見ようと思っていただけに。

全然ジャンルが違うやん!!と気づくまでに時間がかかってしまった。

ラスト。

「あれ?魔女って、いいもん?」となり、訳が分からなくて。

映画評論家・町山さんの解説読んで、なるほど~と、いろいろ納得。

深いんだわ、これが。

あれはベルリンの壁か!とか、

え?一人二役やったん?とか。

政治的背景が描かれていた理由とか。

「トイレの花子さんを、大江健三郎が小説にしたようなもの」

という表現に、ほほー。まさにそんな感じ!

映画観てわけわからんかった方、町山さんの解説オススメします。


舞踏シーンが圧巻。

あの踊りは一見の価値あり。

魔術です。マジで。

スマホを落としただけなのに

2019年11月02日 | 映画


DVDで観た。

ちょうど一年前の公開映画ですね。

貞子的な、くだらないホラー系映画やと思っていたら、思っていたのと違う系の怖い映画やった。

話の始まりは、北川景子ちゃんと田中圭くんが恋人同士で、圭くんが、タクシーにスマホを置き忘れたところから『スマホを落としただけなのに』がはじまる。

それを拾ったヤツが猟奇殺人犯で。

ネタバレになるから詳しく書かないけど。

猟奇殺人犯は、子どもの頃に母親に虐待を受けた過去があり。

そして、その事件を追う刑事・千葉雄大くんも、母親に虐待を受けていた過去が。

拾ったスマホのデータから、恋人に興味を持った殺人犯は、北川景子ちゃんのSNSを乗っ取る。

そこから発覚する北川景子ちゃんの闇の過去。


スマホを落としたからじゃなくて。

抱えてる闇がめっちゃ怖いやん。て話。

天気の子

2019年10月09日 | 映画
観てきました。



劇中、主人公が持ち歩いている本がある。

『キャッチャー・イン・ザ・ライ』

これが、この映画のベースにあるんだと思う。

私は、『君の名は。』の方が好みだけど。

昔、ライ麦好きだった人、見てほしいな。で、感想聞きたいな。

特筆すべきは、一緒に観た息子が、今までにない集中力で見ていたこと。

こんなにもスクリーンをじっと見ている姿をみるのは初めてで。

途中、何度も彼の横顔をみてしまったくらい。

内容を理解するというより、世界観そのままを感じて受け取る、そんな映画だったからかな?

ふと、こんなに食いついて観た映画、他にあったっけ?と、考えていたら。

そうや、小学生の時に不登校になり、家で毎日観ていた『スタンドバイミー』があった!と気づき、

よくよく考えてみたら、

スタンドバイミーもティーンエイジャーが家出する話。

しかも、銃というアイテムも同じやん。

なんか、面白い!!


こんな映画をつくれる新海監督って、すごいなーと思った。

そして、

「愛にできることはまだあるかい」

ラッドの曲が、これまたグッと引き立てる。


現実に。

天気がまた大荒れする模様。

天気は、天の気分。

なるほど。