

外回り中の大帝ハウス大善支社営業部長・山縣泰介のもとに、支社長から緊急の電話が入った。
「とにかくすぐ戻れ。絶対に裏口から」どうやら泰介が「女子大生殺害犯」であるとされて、
すでに実名、写真付きでネットに素性が晒され、大炎上しているらしい。
Twitterで犯行を自慢していたようだが、そのアカウントが泰介のものであると誤認されてしまったのだ。
誤解はすぐに解けるだろうと楽観視していたが、当該アカウントは実に巧妙で、
見れば見るほど泰介のものとしか思えず、誰一人として言い分を信じてくれない。
会社も、友人も、家族でさえも……。
ほんの数時間にして日本中の人間が敵になり、誰も彼もに追いかけられ、
ともすると殺されそうになる中、泰介は必死の逃亡を続ける。
『六人の嘘つきな大学生』で大注目の著者が放つ、炎上逃亡ミステリー。
【内容紹介より】
うーーん、面白くなかったわけじゃないんですよ。
「面白くないわけじゃない」
これって、成瀬の時も書いたよね😅
面白くないか、意外性が無さすぎたのか…!?
そうやなあ…
意外性が無さすぎて、途中で犯人が分かったとか、トリックに気が付いたとか、そういうわけではないんです。
読み終えて、時系列のトリックが分かって、犯人もわかったんだけど、
犯人の動機や、娘の行動がいまいち理解出来ないのです。
加えて、「からにえなくさ」という謎の暗号。
これってね、いくら深読みしてもわからないのよ。
暗号ってさ、それまで読んできた内容の中に何かのヒントがあって、
暗号が明かされた時に、ほー!なるほどー!ってなるもんだと思ってたから。
この暗号には、「なんじゃそりゃ!」ってなった。
SNSが炎上てし、犯人に仕立て上げられ、誰にも信じてらえず、
自分が正しいと信じて正義を振りかざす人たちに追われるあたりは、
まさに現実的に起こりそうな話で、面白いんだけどなぁ~