四月になれば彼女は。
原作は、発売された当時に読んだんだけど、内容をあんまり思い出せないまま映画鑑賞。
観ながら色々思い出してくると、
あれ?原作こんなんだったっけ?と思う箇所ばかり。
なので、映画を観終わってから、原作を読み直してみた。
まず、「大島さん」というフジとハルが離れるきっかけとなる人が、映画には出てこない。
映画版は、大島さんの役割を、竹野内豊演ずるハルのお父さんに変えられているんだけど、
フジとハルが別れてしまう理由にするには、ちょっと弱い。
竹野内くんの役作りは凄くて、こんな竹野内豊初めて見た!っていうくらいの毒父っぷりだったので、
竹野内豊頼みの演出だったのかな。
そしてもう一人、恋愛・結婚 というものを考えさられる存在として、
性に奔放な弥生の妹の存在があるんだけど、映画では、河合優実が妹として一瞬登場するだけ。
これだけじゃ、多様な愛のかたちを表現できていない。
お兄さんを誘惑するセクシーボディの妹を、筧美和子ちゃんあたりに演じてほしかったな~と個人的には思う。
さまざまな愛のかたちがあって、愛を終わらせない方法は何か?というのがこの物語の問いで、
「手に入れないこと」が、終わらせない方法のひとつなのか?
原作を初読した時の感想を、ここに書いていて。
四月になれば彼女は / 川村元気 - それから
大衆受けを狙った感じがありありで薄っぺらな感じ、って書いてたんだけど。
映画を観終わって原作を読み直したら、薄っぺらな感じがしなかったんよんね。
映画の内容は、中途半端な感じで残念だったんだけど、
唯一良かったのは、ラストの音楽。
藤井風の「満ちてゆく」
これが、原作の良さを引き出してくれている気がする…
原作を映像化できているのは、こっちなんじゃないかな?と思うのは、
藤井風びいきだから?じゃないと思うんだけどなぁ~