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それから

雲の如く高く
くものごとくかがやき
雲のごとくとらわれず

メランコリック

2020年07月14日 | 映画

話題になっていたらしいインディーズ映画『メランコリック』。

もっとB級っぽいのかと思ったけど、

名前も知らない俳優さんたちの演技が良くて、最後まで楽しめた。

東大を卒業してニートの主人公かずひこ、

偶然、銭湯で再会する同級生ゆり、

ちゃらけた茶髪の若者(実は殺し屋)松本。

この三人のキャラクターが際立っていた。

三人が、本当に自然でそこらへんにいそうな感じだったから。

銭湯という場所が、深夜、人殺しと死体処理の場所になっている、

なんていうB級っぽい設定なのに、違和感なく入り込めた。

銭湯だったら、血は洗い流せるし、焼いて灰に出来るし。あら、合理的やん。みたいな。笑

東大を卒業して就職せず、社会的成功ってものにものすごくコンプレックスを持っていて、自信なさげでやる気のないかずひこが、出会うはずのなかった人と出会い、居場所を見つけていく。 

そんな姿が、本当にリアルで良かった。


人生には、今この時間が永遠に続けばいいのに、、って瞬間が何度かおとずれる。

その何度かおとずれる瞬間のために生きている。 

それで充分。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ドクター・スリープ

2020年05月09日 | 映画


あの不気味な『シャイニング』の続編!ってことで。

楽しみにしていた『ドクター・スリープ』。

シャイニングが公開されたのは小中学生くらいの頃で。

“REDRUM“ って落書きを男子がやってた記憶があって。

映画の内容はほとんど忘れていたんだけど、

血(?)が噴き出すエレベーターの一瞬の映像だけが脳裏に焼き付いていて。

その後も時々その画だけが思い出されていたんだけど、

いったいどこで見たシーンだったんだろう?と、ずっと思い出せないでいた。

昨年、久しぶりにシャイニングを観直し、

あぁ、このシーンやったんや!とやっとわかり、あらためて、キューブリックの凄さを認識したのでした。

そうしたところでのこの続編。

ほうほう。なるほどー。

この映画は、続編というよりも、シャイニング解説版といった感じ。

キューブリックの難解な映画を、分かりやすいエンタメにして解説してくれている。

シャイニングってそいうことやったんや!と今更わかった私。

最後に、あのホテルも登場するしね。

バーテンダーも、あれは一応ジャック・ニコルソン似?だよね。

とにかく、この映画観たなら絶対『シャイニング』みるべし。見ないともったいないですよ。