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それから

雲の如く高く
くものごとくかがやき
雲のごとくとらわれず

2021年03月04日 | 映画

『糸』観ました。

もうね、お腹いっぱい。

以上。(笑)

 

なんだけど。一点だけ。

美瑛が見れたのが嬉しかった。

次、北海道へ行く時は、絶対美瑛へ行きます!


すばらしき世界

2021年03月02日 | 映画

西川美和監督だし、『ヤクザと家族』を観た時に予告も観て、絶対観に行こうと思ってました。

『すばらしき世界』は、やっぱり、すばらしい映画でした。

なんというか、とても現実。

『ヤクザと家族』は、映画の中の話で。エンターテインメントとして観ることができた。

見終わって、やり直しが出来る社会であって欲しい、誰も排除しない社会であって欲しい、と思った。

もちろんその気持ちに違いはない。

でも、『すばらしき世界』をみると、きれいごとを言ってないか?と確かめるような、そんな気持ちにさせられた。

自分に引き寄せて、自分事として考えさせられる。

役所さん演じる三上は、根はいい人だけど、すぐにカッとなって暴力を振るう。

怖いし、できることなら関わりたくない、と思ってしまう存在なのだ。

映画では、関わりたくない、と、遠ざかる人もいれば、ケースワーカーやスーパーの六角さんのように寄り添ってくれる人もいる。

社会の中で生きるには、時には、見てみぬふりをしなければならなかったり、我慢も必要で、ピュアであることが生きずらさでもある。

さらに、映画の中では、三上をテレビ番組のネタにしようとするツノダの部屋に積んであった本の表紙で、

三上の暴力的な性格は、幼児期に虐待があったのではないか?と思わせるシーンも一瞬出てくる。

介護施設で働くスタッフのシーンなんかも、ものすごく現実。

ラストは…。

うぅ、なんとも言い難い。

 

役所さんがとにかくスゴイです。すばらしい。


綾野剛くんのやくざと役所さんのやくざ。

うーん、どっちも良いわぁ~。(^^)


ブリング・ミー・ホーム

2021年02月24日 | 映画


あー観なきゃいいのに、また観てしまった。

病んでる人ばっかりの韓国映画。

『ブリング・ミー・ホーム(尋ね人)』

これでもかー!っていうくらい人間の闇や弱さをあぶり出してくる、

韓国映画独特の『トガニ』系、胸糞悪い系のやつ。


育児に疲れた母親は、少しでいいから子どもと離れて一人になりたいと思っていた。

そんな時、本当に息子がいなくなってしまう。

行方不明となった息子。

いなくなったのは、自分のせいだと自分を責め続ける母。

息子を探し続ける父は、ある時、子どものいたずらの偽情報で、交通事故に遭い死亡する。

一人になった母親が、執念で息子を探す。という話なんだけど。


本当に、嫌になるくらい良い人が出てこない。

きっと味方してくれるんやろうなー、と、伏線あったはずの人までもが、スコップ持った日にゃ〜。

ブルータス、お前もか!と、ことごとく悪い方へと裏切ってくれた。

ラストの展開も、え?まさか、そういうことなん?

喜ぶべきなのか、悲しむべきなのか、なんともモヤモヤさせられた。

そして、2年後のエピローグは、現実なのか夢なのか?


観たくないのに観てしまう胸糞系韓国映画。

でも、たまにはこういう映画を見て、自分の無関心さ、を自覚しないとあかんな、と思うのです。

もし、子どもが行方不明になったら。。。

想像するだけで恐ろしい。


水曜日が消えた

2021年02月22日 | 映画

 

面白かった!!

中村倫也くんを観るための映画!といっても過言ではないんだけど。

多重人格もので、こんな面白い映画はじめて。

一回ではちょっと理解しきれなくて、二回目鑑賞。

倫也くんの演技が素晴らしいので、安心して何度でも見られる。何度見てもかわいい。

 

月火水木金土日。7人の人格の中で、登場するのは、ほぼ火曜日。

7人の中で、一番まじめな人格。

月曜日がミュージシャンで、たばこは吸うわ、どんちゃん騒ぎはするわ、で。

火曜日くんが目覚めると、隣に誰かが寝てたり、二日酔いだったり。

散らかりまくった部屋に「あとはよろしく」と、付箋を残されていて、

まじめな火曜日くんは、ぶつぶついいながら掃除をするところからはじまる。

それぞれが一日の様子をノートに書き、次の日に申し送りをするという毎日。

 

火曜日くんは、定休日の図書館に入ったことがない。

人格が毎日違うので、旅行に行くこともできず、友だちも作れない。

ある日、火曜日くんが目覚めると、あれ??水曜日!?

水曜日が消えた??

火曜日くんは、すぐに病院に連絡するのをためらい、あることを思いつきそのまま水曜日を過ごすことに。

そう、図書館へ行くのだ。

図書館へはじめて入るときの表情とか、すごくイイ。シャカシャカとか。かわいいんだわ♡

でも、一番気に入ったシーンは、

水曜日のフリをするために、玄関にキレイに並べていた靴を足で蹴ってばらけさすシーン。

ここめっちゃかわいい♡

色々伏線もあって、

あー!あの時、先生が「ひさしぶり」と言ったのは、そういうことやったんか。と二回目で分かったことも。

エンドロールも見逃せません。

オススメです。

 

中村倫也ありき、の映画だけど。

わたし的には、この映画、竹野内豊バージョンも見てみたいなぁと思った。


ヤクザと家族

2021年02月08日 | 映画

観ました。

 
綾野剛くんがすごいのは分かっていたけど。
 
脇を固める役者さん達の熱量も凄かった。
 
見どころは、たくさんあるんだけど。
 
特に、タイトルクレジットのシーンは素晴らしかった。
 
冒頭、賢治(剛くん)がヤクザの世界に入っていくまでが描かれていて。
 
そこから次のシーンへ移り、
 
親分(舘ひろし)と賢治が盃を交わし、契りを結んでヤクザの世界へ入っていくシーンになるんだけど、
 
ここでやっとタイトルクレジットが出るんです。
 
これがねぇ、もう秀逸!
 
観ているものまで緊張させちゃう迫力がありました。
 
 
ヤクザの世界も時代とともに変化し。
 
暴対法の影響で、ヤクザの居場所はどんどん無くなってしまう。
 
足を洗っても、ヤクザであった過去は消せず、社会から排除される。
 
ヤクザに人権なんて無いんだよ!のセリフに怒りさえ感じてしまうのは、
 
これってヤクザに限ったことじゃないから。
 
ネットで批判され叩かれたり、メディアに晒されたり、隔離される障害者や、
 
最近ならコロナで居場所を失うひともいる。
 
 
映画観た後に思った。
 
やり直しが出来る社会であって欲しい、誰も排除しない社会であって欲しい、と。
 
映画を観て、私と同じように思った人が一人でも増えるといいな。