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それから

雲の如く高く
くものごとくかがやき
雲のごとくとらわれず

空白

2022年01月24日 | 映画

凄かったです、この映画。

最近観る邦画って、原作ありきのものが多かったので、

久しぶりに、先が全く読めず、途中「うわっ!」とか思わず声が出ちゃうくらいのめり込んで観た。

役者さんたち誰もが本当に素晴らしくて、感情を揺さぶられた。

 

無骨で言葉足らずで横暴で威圧的な父親・古田新太。

父親に怯え、学校でも溶け込めず萎縮した日々を送っている娘・伊藤蒼

離婚して別の人と暮らしている母親・田畑智子

学校の担任・趣里

気弱な、スーパーの店長・松坂桃李

自分の正義を振りかざす、おせっかいおばさん・寺島しのぶ

飛び出てきた中学生を車で轢いてしまう若い女性・野村麻純

その女性の母親・片岡礼子

 

この映画、前情報何も入れずに観た方が絶対いいので、内容にはあまり触れないけど。

一つ歯車が狂うと、こんなにもガタガタといろんなものが崩れてしまうんよね。

片岡礼子さん演ずる母の姿、その言葉が、たまらなく辛かった。

事件に飛びつくマスコミの身勝手さと、保身に走る学校には、ほんとうんざり。


「空白」ってどういう意味なんかな?

時間が必要、ってことなんだろうか。


古田さん演ずる父親が、最後に、どうやってみんな折り合いつけているんかな、と自問する。

 他人を赦す、自分を赦すって、どうすればいい?

人間って脆いけど強い。

微かな光を最後に感じられて、きっと何とかなる!と思うことが出来たのが救い。

オススメ映画。


アオラレ

2021年12月07日 | 映画



ええーっ!

ラッセル・クロウがぁー!!

グラディエーターどこいった?

っていう映画です(笑)

ラッセル・クロウじゃなければ、B級映画でしょ。

あの腹は、本物なのか偽なのか気になってしょうがなかったけど。

マジの激太り⁈

『アオラレ』って邦題。

私は、素晴らしいと思う。

凄かったわ。

アオラレまくって、あっという間にエンドロール。

短気は損気。

イライラしない。

MOTHER

2021年11月26日 | 映画

埼玉県川口市で起こった実際の事件。

「殺してでも金を借りてこい」

母親からの執拗な脅迫により、実の祖父母を殺害。

金品を奪ったとして逮捕された当時17歳の少年の事件がベースとなったこの映画。

 

正直、長澤まさみちゃんだったから最後まで観れたけど。

途中でやめたくなるくらい気分悪かった。

阿部サダヲのクズ男っぷりも本当にむかついたし。

いやでも、映画でさえこんなに気分悪いんだから、

実際の事件は、想像を絶する残酷さだったんだろうとあらためて思う。

いったいどうやって、こんなモンスター母が作られたのか。

祖父母と母親との関係ってどんなものだったのか。

この母親に対して、どんな支援があれば、子どもがこんな目に合わずに済んだのか。

学校へ行っていない子どもに、なぜ周りの大人が無関心だったのか。

いろんなことを考えさせられた。

でも、最後に一番感じたことは、

母親という生き物の恐ろしさ。

これほどまでに、子どもを支配できる生き物なんだと思ったら、

本当に怖かった。


海の上のピアニスト

2021年09月24日 | 映画

観ましたよ。ナインティーンハンドレッド!!

 
ピアニストの清塚さんが絶賛してたので、観たら想像以上良かった、と友達が書いてるのを見て、さっそくDVDを借りて観た。
 
いやもう、良かったってもんじゃない。
 
ナインティーン ハンドレーッド!!と叫びたい。(笑)
 
こんな素晴らしい映画をまだ観て無かったなんて。
 
まだまだ知らないことはたくさんあるね。
 
私のお気に入りシーンは、ダンスホールでのピアノシーン。
 
上流階級が集まるフロアでピアノを弾くナインティーンハンドレッドに、
 
友人マックスが「どうやって曲を作り出しているの?」と訊くと、
 
「ほら、あの彼見てごらん。あれは、下から紛れ込んだんだよ、洋服の着方を見ればわかる、ほら、あの歩き方…」
 
「あの彼女は、夫を殺して若い男と…」
 
「あの彼は、思い出の虜…」
 
「あの彼は、最初に自由の女神を見て叫ぶ男、アメリカ!」
 
と、勝手に想像して曲を次々と奏でるのだ。
 
マックスがニヤニヤしながら、「ほんと!その通り!!」て顔するシーン。
 
ユーモアあって、ちょっとニヤっとしながら、音楽に聞きほれちゃう。
 
清塚さんが、この映画から受けたであろう影響みたいなものも感じたわ。
 
 
この映画観たら、
 
大勢の人に注目されたり賞賛されたりすることだけが、素晴らしい人生じゃない。
 
自分が大切な目の前のものを、心から大切にして生きることは、とても美しいことだと感じさてくれた。
 
すごく勇気をもらえた。
 
邦題「海の上のピアニスト」だけど、
 
わたし的には、どうしても「ナインティーンハンドレッド」だわ。(笑)

花束みたいな恋をした

2021年07月27日 | 映画

 

オリンピック始まりましたね。

開会式当日。

突然テレビが映らなくなり、開会式が見られないという事態に。

原因は、テレビの故障ではなくケーブルのトラブル。

なんと、鳥がケーブルをかじって切ったらしい!そんなことってあるのね!

 

というわけで、開会式の時間に『花束みたいな恋をした』を観た。(なぜこのチョイス?笑)

 

菅田くんと小松奈菜ちゃんの『糸』が、お腹いっぱい!なら、

『花束みたいな恋をした』は、消化不良やな。(笑)

 

 

緊急事態宣言下のオリンピック。

こんな日本に、世界各国から来てくれた選手たちに花束を!