たたらワークス★漫画・ドラマ・小説のネタバレ感想

リケジョ探偵の謎解きラボ(喜多喜久著)ドラマ化もしたよ

喜多喜久さんの『リケジョ探偵の謎解きラボ』は、上野樹里さん主演で既にドラマ化されております。

<このミステリーがすごい!大賞>受賞作家3人によるオムニバスドラマでした。

今をときめく浜野謙太さんが夫役で出演していました。



『リケジョ探偵の謎解きラボ』
喜多喜久著 カバーイラスト:加藤木麻莉 カバーデザイン:鈴木大輔(ソウルデザイン) 発行:株式会社宝島社
 

作家デビューしてから初期の頃の作品です


『リケジョ探偵の謎解きラボ』登場人物 

江崎誠彦

懇誠リサーチの保険調査員。細かいことが気になる性格。疑問を解明する為に、久理子に協力を求める。久理子に好意を寄せている。

友永久理子

T大理学部助教。ips細胞の腎臓再生の実用化を目指して研究中。誠彦の相談にのるが、誠彦の気持ちは二の次。



『リケジョ探偵の謎解きラボ』あらすじ 

01「小さな殺し屋」(ドラマ原案)

 生命保険に3ヶ月前に加入したばかりの大学教授の男性が、内側から鍵がかかった自宅の部屋で亡くなった。死因は心臓麻痺。妻は研究室の学生たちと飲み会に出かけており留守だった。できすぎた密室に保険調査員・江崎誠彦は納得できず、調査に動き出す。
 

02「亡霊に殺された女」

妻の転落死は自殺と判断された。保険加入期間が短く、自殺では保険金が下りない。何より妻が自殺するはずがない。納得できない夫は、懇誠リサーチに調査を依頼する。

03「海に棲む孔雀」

父親が海で溺れたのを発見したのは小学生の息子だった。「保険金殺人」をにおわす電話が保険会社にかかり、誠彦は真相を確かめる為に現地へ赴く。「みかんの木を海に入れると孔雀が釣れる」謎を解く。

04「家族の形」

認知症の父は果物しか食べようとしない。息子が世話をするようになってからは、食事を摂るようになっが、息子は交通事故で死亡。誠彦は調査に乗り出すが、久理子のアメリカ留学の話を聞き、集中できず……。



『リケジョ探偵の謎解きラボ』感想 

ドラマでは、誠彦と久理子は夫婦の設定でした

小説では誠彦の片思いなのか、それとも両思いとなのか、微妙な関係です

というのも、久理子は誠彦のことは嫌いではないのですが、彼女にとって1番は常に研究なのです。

アメリカ留学の話が出た時も、久理子は今の研究と、それに関わる学生を途中で投げ出すことに悩みますが、誠彦のまの字も考えません。

それでも、誠彦の方は一途なんですよね

研究第一の久理子に押して押して押しまくるなんてやったら鬱陶しがられてキッパリ振られるでしょう

何かを追いかけている人を好きになったら、邪魔はしないことですな~

自分の気持ちより相手の気持ちを優先する

喜多喜久さんの作品は、いつも相手への思いやりを感じるのが良いところです
 


ご訪問ありがとうございました(人´∀`*)

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