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喜多喜久著『ヴァンパイア探偵2』あらすじ・ネタバレ感想!9月8日発売

喜多喜久さんの『ヴァンパイア探偵2-戦慄の血塗られし狩人(ブラッディ・ハンター)-』あらすじ・ネタバレ感想。
2020年9月8日発売の文庫書き下ろし。
まとめるとこんな感じ。
●血抜き連続殺人事件発生
●静也の8年前に失踪した父・隆也帰る
●隆也が殺人事件現場をうろつく目的は?

1年ぶりの『ヴァンパイア探偵』満足満足。


『ヴァンパイア探偵2-戦慄の血塗られし狩人(ブラッディ・ハンター)-』

Vampire Dedective
著者:喜多喜久
2019年9月8日発売
著者:喜多喜久『ヴァンパイア探偵2-戦慄の血塗られし狩人-』 2019年9月8日発売/カバーデザイン:西村弘美/カバーイラスト:THORES柴本/発行:株式会社小学館 tataraworks
カバーデザイン:西村弘美/カバーイラスト:THORES柴本/発行:株式会社小学館

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『ヴァンパイア探偵2』登場人物

『ヴァンパイア探偵2』あらすじ・ネタバレ感想


◆1巻の感想は→こちら

☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…

『ヴァンパイア探偵2』登場人物 

●桃田遊馬(ももた・ゆうま)
 28歳。長身。ガッシリ系。
 紅森市の紅森署の刑事で巡査。
 天羽静也とは幼なじみ。
 静也によく血液鑑定を依頼している。
 良く通る爽やかな声らしい。
 静也にとっては“運命の血”の持ち主。

天羽静也(あもう・せいや)
 資産家の父は海外移住(実は失踪)。
 現在は豪邸で1人暮らし。
 趣味の投資で稼いでいる。
 豊富な資金力で自宅で血液の研究中。
 警察でのあだ名はヴァンパイア。
 見目麗しい。
 ヴァンパイア因子の持ち主。

虎姫 光(とらひめ・ひかる)
 24歳だがキャリアで階級は警部。
 小柄で中学生のような外見。
 中高年男性の加齢臭アレルギーあり。
 おっさんに近づくと背中が痒くなる。

天羽隆也(あもう・たかや)
 静也の父で妻の死後、人が変わった。
 8年前に失踪したが今回帰国。
 静也に連絡とらず瑠璃葉を避けている。
 殺人現場をうろついている。

天羽瑠璃葉(あもう・るりは)
 静也の叔母、隆也の妹。
 隆也を探しているがいつも逃げられる。

●神原総一郎(かんばら・そういちろう)
 隆也の大学の同級生で58歳。
 大学を辞めて紅森市に戻って隠居生活。
 隆也が失踪する前まで交流有り。

●平間
 神原家の居候で小説家志望の青年

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『ヴァンパイア探偵2』あらすじ 

紅森市では、逆さづりにして血を回収するという凄惨な連続殺人事件が発生する。
紅森署では犯人を《狩人(ハンター)》と呼び捜査を進めていた。
目撃情報など手がかりが少ないものの、被害者達に経済的に困っていたという共通点があることが分かる。


紅森署の刑事・桃田遊馬は、血液の専門家である幼馴染み・天羽静也に協力を仰ごうとするが、今回静也はあまり乗り気でない。
現場で黒いコートの男の目撃情報があり、同じ頃、8年前に失踪した静也の父・隆也を紅森市で見たという情報が入る。


紅森市に戻ってきているというのに静也に連絡をとりもしない父。
静也は父が殺人事件に関わりがあるのではと思い始め……。

☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…

『ヴァンパイア探偵2』ネタバレ感想 

最近知ったのだけど、2人以上の男性同士の親しい関係で性的な要素がないものを【ブロマンス】と言うらしい。
BLっぽいけどBLまではいかない。
喜多喜久さんの小説はわりとこんな感じ。


血液の研究の専門家である天羽静也は、警察署では《ヴァンパイア》と呼ばれる。
静也と幼馴染みの刑事・桃田遊馬はその言葉を聞く度に、その言い方は止めるよう相手に話す。
友達思いなのだ。
でも、まあ、本物っちゃ本物なんだけどね。


第1作目『ヴァンパイア探偵-禁断の運命の血-』を読んだ時は、虎姫光がちょっとウザイと思ったんだけどね。
いや、もう、むしろ邪魔でさえあった。
第2作目『ヴァンパイア探偵2-戦慄の血塗られし狩人-』では、虎姫のキャラが抑えられていた。
理由としては、そろそろ異動を見据えてキャリアらしい仕事の仕方をせねばならない、ということであった。
おかげで前作より読みやすかった。
ストーリーに集中できたわ。


世間体が悪いので海外に移住したことにしていた静也の失踪した父・隆也。
彼も血液に関する研究を海外で行っていた。
お金持ちなのでいろんな会社と関わりがあり大学の名誉理事でもあった為、ビジネス関連の人とは連絡を取っていたようだが、なぜ静也と連絡をとらないのか、謎だわ~。
紅森市に戻っても家には帰らず、黒ずくめで殺人現場をうろついているもんだから警察にも容疑者扱いで行方を捜され、静也にもちょっと疑われる。


病院で遊馬の生死がかかっている時にバッタリ静也と隆也は顔を会わせるのだけど、お互いにあまり感情を出さない。
妻が亡くなってから隆也は人が変わってしまい、静也は明るかった頃の隆也のことを覚えていない。
なので特に親子っぽい情は感じられない。


隆也の考えはこの巻ではまだ分からない。
ほんのちょっと息子と顏を会わせた後、またすぐどこかへ行ってしまう。
そして、なぜ妹の瑠璃葉からそんなにまでして逃げたいのか。
面倒な人、というだけでそんなに逃げ回らなくてもと思うので、きっとまだ書かれていない何かがあるのだろう。


おそらく3巻出るであろう。
また1年後かな?

☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…

ご訪問ありがとうございました(人´∀`*)

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