宮坂香帆著『薔薇色ノ約束』10巻のあらすじ・ネタバレ感想。
烈は、大人達の裏切りと狂気に翻弄された子供時代を過ごし……。
烈は、大人達の裏切りと狂気に翻弄された子供時代を過ごし……。
『薔薇色ノ約束』10巻
著者：宮坂香帆
カバーデザイン：益子典子（mameco）
発行：株式会社小学館
2022年9月26日発売
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『薔薇色ノ約束』10巻登場人物
『薔薇色ノ約束』10巻あらすじ・ネタバレ感想
『薔薇色ノ約束』10巻登場人物
●不知火彩葉（しらぬい・いろは）
めでたく烈と結婚
新婚旅行でラブラブ満喫のはずが……
新婚旅行でラブラブ満喫のはずが……
●不知火 烈（しらぬい・れつ）
不知火公爵家の御曹司
彩葉にめちゃ甘な夫
彩葉にめちゃ甘な夫
●不知火茅乃（しらぬい・かやの）
存命だった頃の烈の母
●不知火 豪（しらぬい・ごう）
若い頃の烈の父・不知火公爵
死神と噂される
死神と噂される
●恭四郎（きょうしろう）
茅乃の実家から不知火家に移った庭師
●若い頃の正岡
●鷺沼燈弥（さぎぬま・とうや）
中等部の生徒で烈と友達になるが……
●燈弥の父親
不知火豪の買収を恨んでいる
●烈をいじめる悪ガキ３人
『薔薇色ノ約束』10巻あらすじ
【その前に】９巻あらすじ
烈は彩葉に、母・茅乃がまだ生きていた頃の自分の過去について語る。
烈にとっては優しい母だったが、茅乃は微笑みの裏に恐ろしさを秘めていた。
茅乃は夫の浮気を疑い、自分への愛を確かめる為なら手段を選ばなかった。
自ら暴漢を雇い烈を襲わせるなど我が子をダシに使うこともあった。
烈にとっては優しい母だったが、茅乃は微笑みの裏に恐ろしさを秘めていた。
茅乃は夫の浮気を疑い、自分への愛を確かめる為なら手段を選ばなかった。
自ら暴漢を雇い烈を襲わせるなど我が子をダシに使うこともあった。
幼い烈は違和感を抱きながらも、壊れていく母親に気づかないふりをしていた。
学校では不知火の子として常にいじめられていた。
ある日、烈はいじめっ子達に図書室に閉じ込められそうにる。
そんな烈を、中等部の生徒・鷺沼燈弥が助けてくれた。
それから烈は燈弥と友だち付き合いを始めるのだが、父・豪から燈弥とは一切関わらないよう忠告される。
学校では不知火の子として常にいじめられていた。
ある日、烈はいじめっ子達に図書室に閉じ込められそうにる。
そんな烈を、中等部の生徒・鷺沼燈弥が助けてくれた。
それから烈は燈弥と友だち付き合いを始めるのだが、父・豪から燈弥とは一切関わらないよう忠告される。
泣いている烈に茅乃が渡した魔法のお守り。
それは甘い香りがして……。
それは甘い香りがして……。
『薔薇色ノ約束』10巻ネタバレ感想
もともと豪は茅乃を口説いて妻にしたはずだったのだが女癖が悪かったらしい。
事実、烈の弟・類は何人かいる愛人のひとりが生んだ子だ。
茅乃の実家からついてきた庭師の恭四郎もどこまで本当のことを茅乃に報告していたのか怪しいものだ。
恭四郎は茅乃の自作自演にも付き合っている為、あえて茅乃の望み通りの答え「女と会っていた」を告げていたのではないか？
「旦那様は女と会っていませんでしたよ」と言ったところで彼女の疑いは晴れない、むしろ余計に心が乱れてしまうと考えたのではないか？
いや、反対に茅乃の心を壊すことが狙いだったのかもしれない。
茅乃の死後、恭四郎は姿をくらませた為、真実は分からない。
事実、烈の弟・類は何人かいる愛人のひとりが生んだ子だ。
茅乃の実家からついてきた庭師の恭四郎もどこまで本当のことを茅乃に報告していたのか怪しいものだ。
恭四郎は茅乃の自作自演にも付き合っている為、あえて茅乃の望み通りの答え「女と会っていた」を告げていたのではないか？
「旦那様は女と会っていませんでしたよ」と言ったところで彼女の疑いは晴れない、むしろ余計に心が乱れてしまうと考えたのではないか？
いや、反対に茅乃の心を壊すことが狙いだったのかもしれない。
茅乃の死後、恭四郎は姿をくらませた為、真実は分からない。
子供の烈は優しくて、ちょっと臆病で、いじめられてもやり返したりしない。
今の烈とは大違いだ。
父も母も人をいたぶることに容赦がなく、幼い烈はそれをまのあたりにしてショックを受ける。
燈弥に指摘され、母の温室の花が全て毒花だと知った烈。
今の烈とは大違いだ。
父も母も人をいたぶることに容赦がなく、幼い烈はそれをまのあたりにしてショックを受ける。
燈弥に指摘され、母の温室の花が全て毒花だと知った烈。
４巻で烈は、母親の温室を彩葉に託す。
10巻を読んで、烈は毒花の温室を託したのかとちょっと複雑な気持ちになった。
温室は荒れ果てていたので全部植え替えるから問題ないのか。
10巻を読んで、烈は毒花の温室を託したのかとちょっと複雑な気持ちになった。
温室は荒れ果てていたので全部植え替えるから問題ないのか。
茅乃は自分で毒を作っていた。
しかも、それを烈に渡す。
…いじめるヤツはこれを一たらしして飲ませろ…てことかな、怖っ！
結局、誘拐された烈は茅乃がくれた毒を使って相手を殺しかける。
それで烈は初めて豪に褒められ激しく傷つくが、私は豪の言葉は「独りでよく頑張った」という意味だと思いたい。
しかも、それを烈に渡す。
…いじめるヤツはこれを一たらしして飲ませろ…てことかな、怖っ！
結局、誘拐された烈は茅乃がくれた毒を使って相手を殺しかける。
それで烈は初めて豪に褒められ激しく傷つくが、私は豪の言葉は「独りでよく頑張った」という意味だと思いたい。
本当に不知火豪とは、噂通りの死神なのだろうか？
子供の烈が優しい子に育っていたことや、政岡がとにかく忠誠を尽くしているところを見ると、世間で言われるほど酷い人間には思えないのだが……。
愛人の子の類も不知火家で育っているし。
酷い人間なら愛人の子なんか放置だろう。
子供の烈が優しい子に育っていたことや、政岡がとにかく忠誠を尽くしているところを見ると、世間で言われるほど酷い人間には思えないのだが……。
愛人の子の類も不知火家で育っているし。
酷い人間なら愛人の子なんか放置だろう。
10巻１冊使ってもまだまだ不知火家のことは全て語られていないと思う。
茅乃の死因が自殺か他殺かも不明だ。
いやはや、彩葉、とんでもなく面倒なお家に嫁入りしたものだ。
茅乃の死因が自殺か他殺かも不明だ。
いやはや、彩葉、とんでもなく面倒なお家に嫁入りしたものだ。
【つづきは】11巻のあらすじネタバレ感想
☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆
ありがとうございました(人´∀`*)
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