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〖帝国の恋嫁〗5巻あらすじ・感想!神獣(?)が現れ悪役妃の恋心暴走

〖帝国の恋嫁〗5巻あらすじ・ネタバレ感想。
悪役妃の元に神獣(?)が現れていよいよ運命が動き出しそう。
リリエルの恋心暴走で処刑回避どころかむしろ近づいている?

〖帝国の恋嫁〗5巻 

『帝国の恋嫁』5巻 あらすじ・ネタバレ感想 tataraworks
■著者:可歌まと
■カバーデザイン:Aya Sekine
■発行:株式会社白泉社
■発売日:2024年6月5日



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〖帝国の恋嫁〗5巻登場人物

〖帝国の恋嫁〗5巻あらすじ・ネタバレ感想




〖帝国の恋嫁〗5巻登場人物 

リリエル・クローディン・ライヒア
 ライヒア王国の王女
 ネット小説の世界に転生した
 ルディウスに嫁ぐが離婚したい
ルディウス
 フィヴルム帝国の皇太子
 小説では“運命の乙女”と結ばれる
 なぜかリリエルを気に入ってしまう

●レガスト・オルセン公子
 4話~登場するルディウスの従兄弟
 オルセン公の嫡子
 原作では“運命の乙女”に横恋慕する
●ジェイン・ローエン伯爵夫人
 9話~登場
 ルディウスの友達で若く美しい未亡人
 原作には存在しなかった
●シャール・メイズバード
 13話~登場する原作の主要登場人物
 侯爵家の次男でルディウスの友達
 英国騎士団内青龍騎士団副団長

●リリエルの侍女達
●ルディウスの近侍・セオドア

●運命の乙女
 小説ではルディウスと結ばれる設定
 いまだ登場していない

●コロ
 17話~登場した神獣(?)
 白い球体のような犬っぽい生き物

●コルト・バロンド宰相
 リリエルが苦手な人物
 小言が長い



〖帝国の恋嫁〗5巻あらすじ 

前世で読んでいたネット小説『フィヴルム帝国物語』の世界に悪役妃として転生したリリエルは、いつも処刑台に送られる悪夢を見ていました。
でも、夫であるフィヴルム帝国の皇太子ルディウスからお守りの金色の指輪を渡されてから夢見が良くなったようです。


ある晩、リリエルはお守りの指輪に白い光が宿る夢を見ます。
翌日、リリエルは城内で見たこともない白くて丸い生き物を見かけます。
犬のようにも見えるその生き物はひょっとしたら神獣ではないか。
そう思ったリリエルはルディウスからその生き物を飼う許可を得て「コロ」と名付けます。


コロは、城中を好き勝手に動き回って暴れたり人を噛みそうになったりと全く落ち着きがありません。
ところが、コロはなぜかルディウスの前にだけ姿を現さず……。
【収録】17話~21話



〖帝国の恋嫁〗5巻ネタバレ感想 

参照:『帝国の恋嫁』5巻84ページ tataraworks
(参照:『帝国の恋嫁』5巻84ページ)

これまでリリエルは、処刑される未来を変えるにはルディウスとの離婚一択しかないと思っていました。
ところが、17話で白い獣のコロが現れてから運命が大きく転換。
リリエルは抑え込んでいたルディウスへの恋心があふれてしまい、無意識に彼に口づけてしまいます。
その後、蒼白となったリリエルの言い訳が「魔が差した」ですからね。
やらかし男のようで笑っちゃいました。


もちろんルディウスにとってこのアクシデントは大きなチャンス。
とは言え、今まで離婚したがっている妻に合わせて亀の歩みのごとく関係を進めようとしていたのに、ここで勢い任せになってしまっては彼女が心を閉ざすかもしれません。
そうなってはまた面倒です。
悩んだルディウスは、
「――――
地下祭壇での
件は
なかったことに
しましょうか」
 
(112ページから引用)
と切り出してしまいます。
言うたらアカンやつです。
リリエルだってなかったことにしようと思っていましたが、相手に先に言われちゃうとね~。


ところで、コロは本当に神獣なのでしょうか?
神獣と言うとユニコーンのような美しくて気高い生き物だったり、龍のように雄々しく力があるものを想像しますが、リリエルの前に現れたコロは白くてモフモフした球体です。
廊下を転がりながら移動したり、暴れん坊だったり、シャールなどはしょっちゅう噛まれそうになっています。
これのどこが神獣?
むしろ、リリエルが処刑台に送られるよう悪の道に引きずり込もうとしている悪魔の使いのように見えます。


神獣は本来“運命の乙女”の道標となるべき存在。
それがなぜリリエルの前に現れたのか?
考えられるのは、

1.“運命の乙女”は現れない
2.リリエルが“運命の乙女”になる

という事でしょうか?
リリエルが生存をかけて運命に抗った結果、もうストーリーは改変できていて神獣はリリエルに寄り添うことになったのかもしれません。
しかし、3つ目のパターンも考えられます。

3.“運命の乙女”が無事に現れ帝国の危機を救うストーリーをまっとうする為に、悪役妃が処刑されるよう物語を正しい軌道に乗せようとしている

リリエルはどうにか悪役妃にならないようギリギリ悪の道へ迷い込むことを回避してきました。
それでは正しく物語が進行しません。
リリエルとルディウスが円満であることやリリエルが周囲の人達から嫌われていない現状では、“運命の乙女”が帝国に舞い降りる理由が薄れます。
神獣がリリエルの生活に介入して導くことで“運命の乙女”が現れやすい状況を作り出そうとしているのだとしたら、さすがにリリエルもお手上げでしょうね。
処刑台へまっしぐらです。


まあでも、3のパターンはないかな。
コロはリリエルに懐いていますから。


コロは城内で傍若無人です。
あらゆる所に現れ、いろんな人達がその姿を目撃しています。
しかし、なぜかルディウスのことを避けています。
リリエルはルディウスにコロを見せたいと思って準備するのですが、その時が来るとコロは姿を消します。
ひとりだけコロと会えないルディウス。
コロが徹底してルディウスを避けるのは“運命の乙女”が関係しているのでしょうか?


リリエルが自分へ恋情を抱いていることを確信したルディウスは、リリエルに賭けを持ちかけます。
ルディウスが好きなのはリリエルです。
それに“運命の乙女”なんて本当に現れるかどうか分かりません。
でも、リリエルの“運命の乙女”が現れたらルディウスは彼女と恋に落ちる、という主張はむげにできません。
百歩譲って賭けを持ちかけたのです。


離婚一択から共に生きる未来も選択肢に加わりました。
もしも“運命の乙女”が現れたらリリエルは引き下がるのでしょうか?
だってルディウスと両想いという幸せな状況に身を置いてしまったらもう諦めるなんて無理でしょう。
ヤキモチで“運命の乙女”に嫌がらせを働きやっぱり悪役妃と見なされ処刑台送りになるかもしれません。


嫌だな~。
“運命の乙女”来ないでほしいな~。
このままリリエルとルディウスにイチャイチャしててほしいな~。
そう思います。
残念ながら“運命の乙女”の聖なる力無くして帝国の危機は救えませんから、いずれやって来るのでしょう。
コロが本当に神獣だったらリリエルにそれに等しい力を与えてくれてもよさそうです。
今後のコロさんに期待ですわ。
『帝国の恋嫁』5巻 あらすじ・ネタバレ感想 tataraworks

☆。・:*:☆。・:*:☆。・:*:☆。

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