『荒木珠奈展 うえののそこから‥はじまりはじまり』東京都美術館 2023.9.5
2023.7.22(sat.)―10.9(mon.)
東京都美術館で<連合書道展9.1~9.8>が開催され、関連の講演会もあるからと誘われ出かける。
書道展を早々と見終わって、後援会までかなり時間があるので、荒木珠奈展に寄ってみる。骸骨の並んだポスター、およそ好みでない作品が展示されているのかと躊躇したが、時間があるので寄ってみたら、とても素敵な作品群だった。どうしてあの骸骨がポスターやチラシの表紙になったのか。
チラシによると、<荒木珠奈は、へんてこなかわいらしさとぞくっとする感覚が混ざり合った世界観が魅力の作家。本展では詩情豊かな版画や立体作品をはじめ、メキシコの先住民やさまざまな国のルーツを持つ子どもたちと共同制作した作品など、初期から最新作まで90点以上を紹介>。
版画など小作品が多いが、立体、インスタレーションも展示されている。
≪浮雲暮らし≫、≪虹に入る≫、≪一番最初に、道なき道を歩いて行った人の―どこでも続く道があって―小松未季さんの詩≫など、タイトルが身近な言葉遣いなのに、とても詩的で、作新もシンプルなのに楽しい。
インスタレーションもチラシよりあかりの色や使い方など、ぐっと魅力的。
10月9日までなので、上野に行かれたらお勧めです。