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たた&にせ猫さんの備忘録

―演劇、映画、展覧会、本などなど、思うままに―

『川端龍子の描き出した世界―生誕140年を迎えて―』 大田区龍子記念館

2025年07月06日 | 日記

   『川端龍子の描き出した世界―生誕140年を迎えて―』 大田区龍子記念館 2025.6.21

      2025年3月29日(土)~6月22日(日)

  ずいぶん前に終わった展覧会だが、備忘録なので一応書いておく。次の企画展は『時局と画家 川端龍子の1930~40年代』7月12日(土)~9月21日(日)開催とのこと。

  仕事をしていた時のお仲間から、龍子記念館に行きたいとの提案があり、以前高橋龍太郎コレクションとのコラボ展があった時に、龍子記念館に行ったことがあったので、一応当日のスケジュール担当に。

  梅雨時なので雨を心配していたら、大変な天気で、熱中症になってしまいそうなので、タクシー移動。アプリでGOは便利だった。 

  まずは、<龍子公園のご案内>ツアーに参加。夏のせいもあって草木が鬱蒼としている。外から見るアトリエは、大作を描かれただけあって、床が広く美しい。アトリエは自然光が入るように工夫されている。予約すると、画室内に入って見ることもできたらしい。入り口に、記念館で滞在制作を行った谷保玲奈氏の作品が展示されていた。

  さて今回の企画展では17作品が展示。静かで落ち着いた空間。以前拝見した『爆弾散華』『草の実』、『香炉峰』の他に、今回は宗教的な作品展示が多い印象。金のみで描かれた作品はすごく日本画らしい。

  作者経歴を見ると、若くして結婚して子供を成し、官展を離れて、清龍社を起こし、会場芸術を提案し企画展を開催。エネルギッシュな画業。戦争画を描かれたが、子供の戦死にも遭遇しておられる。鎮魂、宗教画へも繋がったのか。

  池上本門寺近くの「今半」でランチをいただき、未完のまま残された龍の天井画が池上本門寺にあるということなので、帰路寄る。

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『日本国宝展―日本の国宝OSAKAに煌く』大阪市立美術館

2025年06月19日 | 日記

     『日本国宝展―日本の国宝OSAKAに煌く』大阪市立美術館 2025.6.15

       2025.4.26(土)→6.15(日)

  6月16日月曜日に万博に行くことにして、朝9時入場チケットを購入。前泊なので、以前から一度行ってみたいと思っていた大阪市立美術館に寄ることにした。

  今回は万博に合わせて、京都、大阪、奈良の美術館でそれぞれ『国宝展』が開催されている。どちらも会期が6月15日まで。最終日なので混雑しそうだと思いながらも、行くことに。時間予約のチケットを購入。

  当日12時半の予約だが、ホテルに荷物を置いてから行くと、12時45分過ぎになっていた。すぐ入場できるかと思ったら、12時半の行列が2列、時間予約あり、予約なしの行列が交互入場になっていた。予約なしの方は長蛇の列。

  予約ありだったので、1時10分過ぎぐらいに入場できた。会場は混んではいたが、見ることができない、というほどではない。

  国宝展はⅠ 日本の国宝―美の歴史をたどる 1-日本美術の巨匠たち、2-いにしえ文化きらきらし 3-祈りのかたち 4-優雅なる日本の美 5-和と漢 6-サムライ・アート

  Ⅱは大阪ゆかりの国宝―大阪の歴史と文化、さらに日本の美を未来へと特別展示 皇居三の丸尚蔵館収蔵品に見る万博の時代で構成されている。

  東京でも大規模な国宝展が催行されているし、美術展巡りが好きなので、結構見た作品もあったが、素晴らしい展示内容。

  光琳の燕子花図屏風、野々村仁清の色絵雉香炉、根津美術館、石川県立美術館から出張してきている。婦女遊楽所屏風(松浦屏風)は美人揃い。藤ノ木古墳出土の鞍金具、唐衣など衣類の保存が素晴らしい。

  薬師寺の水煙?と思ったら、水煙だった。普賢菩薩像や十二天像など奈良や鳥取など各地から集められた仏様。

  日本の書では伝小野道風の古今和歌集(本阿弥切)が素晴らしい。いつの日か本阿弥切の臨書できるかな。

  ついに、伝源頼朝像に遭遇。なぜか東京の国宝展等でも何度か展示があったのに、展示期間が合わず、お目にかかっていなかった。(原跡)王羲之筆の喪乱帖は期間外だったが、三の丸尚蔵館在ということなので、いつか見に行こう。

  日本刀いろいろ。本当にきれいですごみがある。大阪ゆかりの国宝では太閤さんの短刀も。

  するすると見て回っただけだが2時間ほどかかっていた。会場を出ると、入場時よりも行列が伸びている。確かに『国宝展』、国宝だらけでした。

  奈良でも国宝展をやっていて、最初はそちらも行ってみようかと思っていたが、足が疲れ、明日万博で歩くだろうしと、断念。

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『大阪・関西万博』体験記 2025.6.16

2025年06月19日 | 日記

     『大阪・関西万博』2025.6.16

  1月に区の検診で引っかかり、各種検査を受け、3月には3泊4日入院手術。退院後、放射線治療を受けないことに決まったのが5月初め。にせ猫さんも人間ドッグを受け、5月半ばにしてやっと互いに一段落。

  気分転換も兼ねて万博に行ってみようと。チケットを買うにしてもいろいろ大変そうなので、JTBに5月末に行って、チケットとホテルの手配。JTBはそれだけで、後のパビリオンの予約等は自分でスマホ操作をするしかないということになり、にせ猫さん奮闘するも、予約抽選でとれたのは1つだけ。

  交通手段、電車で行ってバスがあるらしいと検索すると、パスもみんなあらかじめの予約で、今更取れない。

  等々あって、パビリオンの当日予約も大変そうだし、人気パビリオンに並ぶのも大変なので、人気パビリオンはスルーして、予約なしで並ばずに入れるところを楽しむことに決定。交通手段はホテルからタクシーにしようと、ホテルに連絡。許可証のあるタクシー会社でないと西ゲートの駐車場まで行けないことが判明。無事、ホテルでタクシーを呼んでもらえることが分かってホッとする。

  さて当日。9時予約のチケットだったので、9時前に着くようタクシーに乗り、9時少し前に着。すでに人がどんどん集まって、入場ゲート前に行列。すぐに入れそうもないので、お手洗いにいっておこうとうろうろしていると、並んだのが9時10分過ぎになり、来た時よりさらに人が増えている。25分ぐらい待って入場。空港のように手荷物を検査機械に通すので、時間がかかっている。

  10時入場の人は別グループで並んでおられたので、9時入場の方がなんだかんだ言っても待ちが幾らか短い気が。

  さて入場したけれど、予約は1つしかないし、並ぶ気はないので、西ゲート近くのコモンズB、C、Dを回ることに。コモンズBは24か国、コモンズC は10か国、コモンズDは25か国、最後に行ったコモンズAは26か国参加。

  アフリカや南アメリカ、島の国々など、行ったことのない、これからも行けそうにない国々の展示を楽しみ、写真を撮ったり、販売していたアクセサリーを購入したり、楽しかったです。国々のすばらしい民芸品や文化、そして産業発展とン十年前に学校で習った地理から、更新されていなかった頭に新しい刺激を一杯もらった感じ。午後になると、コモンズの前にも少し列ができていた。

  1970年の大阪万博。今回の万博と同様、最初は入場者が少ない。退職して時間のある父親は開始早々毎日通っていて、「客がいない。客がいない。」と言っていたのに、最後は長蛇の列。確かアメリカ館は月の石で2時間待ち。私も一応1回行ったけれど、今も昔も並ぶのが嫌なので、並ぶのはスルー。月の石は少し並んでみた気がするけれど、記憶が曖昧。

  今回は体験型のパビリオンが多くその分予約制にしているのだろうけれど、絶対これというのでなければ、楽しみ方はいろいろかなと。

  梅雨時で雨を心配していたら、晴れて暑い。自販機は結構あるので、水分補給。ソフトクリームはすぐとろけるけれどおいしい。座るところは結構あるが、日差しを避けるとすると、大屋根リンクの下、風が通り、日陰になっているので、のんびり休むには良いかも。

 なぜか予約が取れていたはずのパビリオン、行こうとしたら予約が消えていた。なぜ?まあいいと、早めに帰ることに。すでに14000歩ぐらい歩いている。膝痛が心配。

  お土産を購入しようと、西ゲートのオフィシャルストアに寄ると、長蛇の列。ぐるぐると歩き、やっとストアに入ると大変な混雑で、ゆっくり選ぶどころではなく、籠に詰めて会計しようとしたら、もう一度外を歩いて会計にたどり着くという算段。30分以上かかった。

  帰りもタクシー。3時半だと、並ぶことなく乗車できた。ちなみにタクシー代、難波から行きは8360円、帰りは8980円でした。

  万博初体験のにせ猫さんも楽しかったと言ってくれて、良かったです。

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『相国寺 金閣・銀閣 鳳凰が見つめた美の歴史』東京藝術大学大学美術館

2025年05月20日 | 日記

     『相国寺 金閣・銀閣 鳳凰が見つめた美の歴史』東京藝術大学大学美術館 2025.4.30

       2025年3月29日(土) ➤5月25日(日)

  二か所回る予定なので、まずは西洋美術館の開館前に並び、開館と共に当日券を購入し、

芸大美術館に移り、入場の列に並び、入場後当日券を購入。若干人は多いが、混んでいるほどでもない感じで、一安心。

  第一章は創建相国寺 夢窓疎石像、墨跡を拝見。足利義満像、伝趙孟頫の無学祖元像や永楽帝勅書なるものもありました。

  第二章は中世相国寺の文化圏―雪舟が見た風景 山水図、花鳥図いろいろ。雪舟の山水図。友人は最近雪舟に関心アップで、今回も雪舟作品を楽しみにしていたが、実物を見て大満足。

  第三章は『隔蓂記』の時代―復興の世の文化 後水尾天皇関係いろいろ、三十祖像、瀟湘八景図など。

  第四章は新奇歓迎!古画礼賛!若冲が生きた時代 若冲の虎が出てきました。鹿苑寺大書院障壁画も。

  第5章は未来へと育む相国寺の文化 雪舟の毘沙門天、池大雅、円山応挙も。

  充実のラインナップで、見どころ満載、日本画を堪能。

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『蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児』東京国立博物館 平成館

2025年05月20日 | 日記

     『蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児』東京国立博物館 平成館 2025.4.26

       2025.4.22TUE ➤6.15SUN  

  知人から美術館巡りを誘われている。今回は東京藝術大学大学美術館の『相国寺展』と国立西洋美術館の『西洋絵画、どこから見るか?』を見たいと。浜松から来るので、せっかくだから2か所回りたいよう。5月の連休明けが良いのではという希望もあったが、こちらの都合もあり、連休入り後の5月30日に日程を入れてもらったので、混んでいたら悪いと気になって、歯科受診のついでに、上野に下見に。

  西洋美術館のチケット売り場の並びをチェックし、ついで、芸大美術館のチケット売り場を見に行き―こちらは、外に並んで、15人ずつぐらい中に入れ、中に入ってからチケット購入という手順を知る。まあどちらも大丈夫そう。という訳で、せっかく上野に来たので、何か美術展をと、国立博物館に寄る。

  NHKの大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」とのコラボ企画。大河ドラマは見ていないし、浮世絵の展示はあまり好きでないが、30日に2か所行くので、今回はこれかなと。

  浮世絵の展示があまり好きでないのは、サイズの小さい作品が多く、さらに表現が細やかで、着物の柄など緻密で、ストーリーのある作品では丁寧に見るとなかなかおもしろいのだが、じっくり見ていると他の方の迷惑かなと気になる。浮世絵って本来手に取って楽しむものだったのではと。

  今回展示では出版物もたくさん展示されていたが、小さなサイズの本に小さな字がびっしり印刷されており、版画技術の高さとともに、江戸時代の人はよっぽど目が良かったのかと思ってしまう。

  平賀源内のコーナーではエレキテルが展示されていて、箱が結構きれい。浮世絵コーナーでは江戸三美人、微妙に描き分けられていて、こっちの人の方が美人かなと楽しんだり。

  遊郭、歌舞伎などがテーマにされていて、江戸の最大のエンタメだったのだろが、どうも遊郭物は華やかだけでない実態が頭をよぎり、好きになれない。

  作品展示は258点、大河ドラマとのコラボということで、吉原の大門や蔦重のお店が再現されていて、立体ビデオを見るサービスもあり、充実している。

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