ジャックダニエルの進化系(?)ジェントルマン・ジャックをいただきます。
今年で150周年を迎えるアメリカで最も有名なウイスキーブランド、ジャックダニエル。
最大の特徴とも言えるのがテネシーウイスキー特有のチャコール・メローイング。
その工程を2度行うことにより、さらに雑味を取り除いたジャックダニエルです。
ジェントルマンのような穏やかな、それでいて奥深い味わいになのでしょうか。
カラメルのような甘い香りと、バーボンライクなガッツリしたオーク、やや若いバナナ。
使い込んだ革財布のような独特の芳香もありますね。
2度のチャコールメローイングの効果は口当たりの良さに発揮されています。
しっかりとしたボディながらも、サラリと抜けていく柔らかさ。
苦味、渋みが薄れ、甘みをくっきりと浮かび上がらせる。
反面、やや良い意味での雑味というか、荒さはスポイルされ、
飲み応えとしてはオリジナルのほうが上でしょうか。
余韻にかけても穏やかで、柔らかな甘みと木樽の深い香りがゆったりと減衰していく。
バーボンを含め、アメリカンウイスキーは荒々しさ、パワフルさが目立つ中、
かなりスムースにできており、バーボンが苦手という方でも比較的イケる銘柄。
一方でバーボンの荒さが好きな方にはやや物足りなく感じられるかもです。
オリジナルとの価格差は1.5倍程。
やや割高ではありますが、思っていた以上に味わいが異なり、面白い。
JDファンであれば、是非いち試してみていただきたい1本。
香りB+ 風味B+ 厚みB 余韻B+ C/P C- 総合B-
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