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20代にしてウイスキーにハマってしまった筆者によるブログ。
Twitter:@Ruud_whisky

ワイルドターキー 8年

2016-02-13 10:27:00 | American

バーボンの王道というべき1本、ワイルドターキーの8年です。


以前は世界中で販売されていた8年(と13年)ですが、現在は日本市場限定。
海外版のラインナップを見たところ、現行はスタンダード、ライ共に
81プルーフ、101プルーフの2種がメインのようで、年数表記があるのは17年のマスターズキープのみ。
マッカランなんかも同様ですが、日本は年数表記重視の傾向にあるようですね。

8年熟成、101プルーフとプレミアムバーボン並のスペックでありながら、
700ml瓶1本2000円程度と、非常に安価に抑えられています。





赤褐色の、見るからに濃ゆい液色。
香りはいかにもバーボン!木材とバニラ、それをつなぐ接着剤。

口に含んでも、強烈な樽香とバニラ、それとナッツ。
酸味と喉の奥にグッとくる深い渋み、苦味。
接着剤のような薬品臭は不思議と薄まり、徐々に甘みがやってくる。
ぐーっと、余韻に至るまで強く後を引く甘み。
この後味は面白いですね。渋み、酸味、甘みが絡み合い、ゆっくりと減衰していきます。
アルコール度数は50度と高めですが、それを感じさせないまろやかさ。
複雑、繊細とは違いますが、骨太。飲みごたえがありますね。

ストレートでそのまろやかさを楽しむのが私は好みですが、
ロックで引き締めても美味しいですし、ソーダ割にすると
樽の香りがブワッと広がって面白いですね。

これまでレビューしたバーボン(JD,JBチョイス)にも言えることですが、
飲み進めても加水しても、キャラクターがブレないというか、
最初から最後まで「バーボン」であり続けるのが
スコッチと異なるポイントであり、面白さとも言えます。

反面、香りが開く等はあるものの、加水してガラッと変化することは望めず、
この変化を楽しみたい方にはあまりハマらないウイスキーかもしれません。

個人的にバーボンは飲み慣れていないこともあり、苦手としていましたが、
ターキーの8年は美味しくいただけました。
バーボンの入門編として、こちらもオススメしたい1本。


香りB- 風味B 厚みB+ 余韻B C/P A- 総合B+


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