Life likes whisky.

20代にしてウイスキーにハマってしまった筆者によるブログ。
Twitter:@Ruud_whisky

Ruud's Best Whisky 14-15 Season

2015-07-05 16:58:00 | Diary

個人的ベストウイスキーを選出するRBW14-15(即席命名)!
カテゴリは、以前ご紹介した実売ベースでの価格帯別にしてみました。

RBW「Daily」部門
・富士山麓 樽熟50°
次点…ハイニッカ、バランタインファイネスト

無難に行けば次点のどちらかなのですが、それじゃあ面白くないということで。笑
とはいえ、個性の薄い銘柄が多い中で、富士山麓の個性は際立っています。

グレーン主体ながら50度という高度数由来のパンチ力と割負けしない個性。
国産には珍しいバーボンを思わせる香味でありながら、ジャパニーズらしい潔さ。
ハイボールがベストではあるものの、飲み方を選ばない土台の確かさ。
キリンがウイスキーに本気を出せばもっと躍進できる可能性を持っていると思わせる銘柄。


RBW「Popular」部門
・ブラックニッカスペシャル
次点…ジョニーウォーカー赤ラベル

この価格帯は割と悩まず、順当に決まった印象。
派手さはないが穏やかで豊かな香り、骨太だが尖ってはいない香味。
グッと濃さを感じてから、柔らかに収束する余韻。
決して目立つ銘柄ではありませんが、実力の確かさを感じる1本。

対してジョニ赤は華やかな香りと飲み方を選ばない、確かな個性を感じる銘柄。
こちらもCPは大変優秀ですね。


RBW「Rich」部門
・シーバスリーガル 12年
次点…竹鶴12年、プレミアム角瓶
非常に悩ましかったのがこの価格帯!
評価上は圧倒的に竹鶴でしたが、終売して久しく入手困難であり、
この価格帯ではとても入手できないため、大きく下げました。
対してPopularと丁度跨がる価格、抜群の入手性を考えてプレ角は評価アップ。

間をとった結果(?)思い入れも強いシーバスに。
がっつりした銘柄が好きな方にはソフト過ぎるきらいはありますが、
華やかかつ豊かな香り、それを裏切らない華麗な飲み口の軽やかさ。
柔らかながらボトムもしっかりしており、長年人気銘柄なのも頷ける1本です。
是非初めてのウイスキーとして選んでほしい、との意味も込めて。


RBW「Premium」部門
・フロムザバレル
次点…富士御殿場蒸溜所20周年ピュアモルト

この価格帯(以上)は当ブログの弱いところであり、レビューも少なめでした。
ここは無難にFTBを選出。
ニッカの中でも屈指の実力派ウイスキーであり、ファンも多い銘柄です。
国産ブレンデッド最高クラスの度数を持ちながら、決して荒々しくなく、
香りから余韻まで、樽出しの名そのままに濃さを楽しめる。

9月からの値上げは残念ではありますが、それでもファンの減る銘柄ではないでしょう。

入手性は良くありませんが、キリンの御殿場ピュアモルトもなかなか素敵。
果実香が特筆もので、口に含んでからも豊かな風味がします。
ポットスチル+連続蒸留モルトのオールモルトタイプというのも面白いです。


RBW「Grand」部門
・ザ・ニッカ 12年
次点…響 12年

この2つしかレビューしてないもので、まあこうなります笑

両メーカー創業以来のスタイルというか、ウイスキー観が明確な2銘柄です。
日本人が好む、柔らかでシーンを問わないウイスキーを追求したサントリーに対し、
日本の地でスコッチに負けないウイスキーを追い求めてきたニッカが送り出した
骨太でややスモーキー、それでいて甘さのある豊かで複雑な味わいも素晴らしい。

個人的な好みと、今後響12年が終売見込みであることを踏まえ、ザ・ニッカとしました。

来年以降、この顔ぶれがどう変わってくるでしょうか!

また、新余市、新宮城峽はどの価格帯で出てくるのか、気になるところです。
竹鶴NAに合わせるなら2500円~3000円あたりですが、
ある程度長熟品も使えるため、5000円は軽く超えてきそうな気がします。
しかし山崎、白州の12年を超えてしまうも割高感を感じてしまうため、
8000円前後がいいところでしょうか。

ウイスキー ブログランキングへ


最新の画像もっと見る

post a comment