小説『細雪』を読んでとても印象に残っているシーンがあります
四女・妙子が姉の雪子の足の爪を切るシーンがあります
次女・幸子の夫貞之助がその場面を垣間見て二人の間に漂う美しい姉妹愛を感じます
このシーンはとても印象的なシーンのようで、映画でも描かれていましたし先日のTVドラマでも描かれていました
小説のように抒情的なものとは大分違いますが、母(義)の爪を切ってきました
母(義)は足の爪を父(義)に切ってもらっていました
ずっとそうしてもらっていたので、自分で爪を切ることができなくなってしまったそうです
父(義)が入院後しばらくして、母(義)が言いにくそうに
「爪を切ってほしい」
と言うのですぐに切ってあげました
その後も時々思い出した時、こちらから声をかけています
でも、ずいぶん間が空いちゃうことがあって申し訳ないと思います
そんな時は、いつも通っている内科医院の看護師さんにお願いして切ってもらっているようです
爪を切りながら母(義)が言うには
「かりんとうさんは自分で切ってるの?私は60代からお父さんに切って貰ってたのよ」と
そっかー、でも私はできる限り自分でやるわ、と心の中でつぶやきました
遠い昔、母の爪を切りながら
私の爪の形と一緒!こんなとこ似るんだ
植物状態になった姪の爪を
泣きながら切っていて血が滲んで
可哀想な事をした事
夫の現役時代は私が‘足の爪’を切っていた
今では、考えられない良妻でした(笑)
最近、かりんとうさんのブログ
‘しみじみ~’とさせて頂いています
‘そうそう、同感!’もしょっちゅう
楽しみです!
ご家族の方の爪切り、たくさんなさったんですね
私は我が子以外の人の爪を切るのは初めてでした
母(義)の爪を切っているときは自分が“いい人”になれた気がします
亭主関白なご主人と良妻の奥様、姿が絵のように浮かびます
実は奥様がコントロールしているという・・・(笑)
いつもありがとうございます