
実は,
職場で「空手クラブ」の顧問をしています。
小学校のクラブ活動で
「空手」というのは
とても珍しいと思います。
空手好きの私と,
全空連三段の健康推進教員(保健室の先生の助手みたいな役どころ)の
コラボによって,
この4月に創部しました。
私はいわば道場主。
「全空連三段」が師範として形の指導を。
最強タッグ(?)で
1学期の4回で,
部員全員が「平安初段」をできるようになりました。
ただし,
夏休みをはさんで3ヶ月のブランク。
「まあ,
2学期になってから,
もう一度確認すれば・・・・・・」
と,安易に考えていました。
ところが,
その先生が9月末で突然の退職!!
本人も空手クラブに未練を残していましたが,
残された私も,
「さぁ,困ったぞ・・・・・・。」
「でも,小屋には空手家が3人もいるから」
と,
本当の危機の訪れに
まだ気づかずにいました。
昨日の夕方,
「【すけ】,ちょっと平安初段やってみて!」
(形を始める【すけ】)
「(・・・・ん?)
それ,なに?
平安初段? 本当に?
クラブでやってたのと
全然違うじゃん!!」
そう,
クラブの師範は「松濤館流」と言っていました。
我が小屋の子ども達は「糸東流」。
そういえば,
歓迎会で空手話に盛り上がった時,
「糸東流の形ってきれいですよね♪」とも言ってたような・・・・・・
「平安初段」はあきらめました。
あれは全く別物です。
流派が違うと,
こんなにも違うとは・・・・・・。
子ども達の
「師範」との思い出と一緒に,
「初段」は封印します。
そんなわけで,
2学期第1回目の今日は,
キックミットを抱えて出勤しました。
「みんなも困っていると思うけど,
私も,とっても困ってます。
だから,
私が教えられる『組手系の技』をやりましょう。」
とあいさつ。
初回の今日は,
正しい構え方から。
きざみ突き,逆突き,ワンツー,
そして回し蹴りと,きざみ突きからの回し蹴り。
そこで45分間終了。
意外にも,
「今日は面白かった!」
と大好評でした。
ちょっと安心しつつ,
(そこらで友だちを殴り倒さないように,
精神面も教えていかないとなぁ・・・・・・。)
と,
ちょっと不安に。
とにもかくにも,
空手クラブ再出発。
次回からは
組手技でストレス発散しつつ,
「糸東流の平安二段」に挑戦します。