あこの気まぐれ気まま日記

~小さな幸せを見つける日々~

筋腫な日々 ~家族への説明の巻~

2009-11-18 | 病気
今日は入院前に行われた主治医の先生による家族への説明の事を書きます。

4回目の注射の最後に「主治医の先生から家族への説明がありますので日程を決めて欲しい」と看護師さんに言われました。

日程調整1回目・・・病院から決められた日程はこちらで都合がつかず・・・・

日程調整2回目・・・こちらでお願いした日は手術が長引いてダメになってしまい・・・・

日程調整3回目・・・3度目の正直でやっと叶いました
しかも・・・診察がお休みの日曜日に・・・・・。
先生ワザワザこれだけの為に来てくれたんかなぁ?と恐縮していると
先生の方から「先日はこちらの都合でダメになっちゃってごめんなさいね」と優しく言われてしまいました

アタシの主治医の先生は男性なんですが、物腰がソフト過ぎるくらいソフトで・・・・
同室で入院してた人いわく「まるで仏様の様」な感じなんですww
実際アタシ自身、何度先生に励ましていただいたことか・・・・

アタシは何度も先生とお会いしてるので気になりませんでしたが
先生と初めて会った家族はキョトンとしていました
今でも、その時の家族の顔を思い出すとチョット笑えますwww

ソフトな物腰で話す先生の説明は本当に分かりやすく
しかも、聞けば聞くほど安心して行くものでした


説明用紙に絵を描きならが説明して下さったんですが

アタシの筋腫の位置と大きさ&メスを入れる位置デス

子宮の壁は筋肉で出来ていて、大体1㎝くらいなんだそうです。
その1㎝の壁の中に6㎝くらいの筋腫が出来ました。
大きい人だと10㎝とか15㎝とか・・・・・
なんだか想像すると恐ろしいですよね

絵で見て分かる様に子宮のテッペンに筋腫が出来ています。
今はまだ何ともないんですが、これが更に大きくなると・・・・
内部が圧迫されて、妊娠した場合の赤ちゃんの発育に影響を与えちゃうんデス
それを避けるために
元気な赤ちゃんを無事に産むために
この筋腫を取るんです


筋腫を取り除いた後の形成の仕方デス

筋腫を取ったあとは、ポッカリ穴が開いてしまいます。
そこで、子宮を元の大きさに戻していきます

溶ける糸で縫って絞って穴をふさぎます。
アタシの場合はそれを2回やって、最後に普通に表面を縫って終了です。
イッペンにやらずに、細かく分けてやる事で綺麗に仕上がるんだそうですw
絵で見ると簡単そうですが、実際すごく細かい作業・・・・・。
それを考えると今の医療の技術はすごいですよね


出血&癒着回避の説明

子宮の血流量はメチャメチャ多いらしいのです。
そこにメスを入れるということは・・・・・・ドパッっと
昔は輸血は当たり前だったみたいです。

ところが

先生の話だとアタシが4回受けてきたホルモン注射に血流量を減らす作用があるんだとか
更に、血管収縮剤をメスを入れるところに直接注射することで大幅に術中の出血を減らす事ができるそうです
ちなみに、アタシの出血予想量は100ml~200mlなので、輸血は必要ないそうです
出来れば輸血は避けたいと思っていたので
思わず笑みが出てしまいました

次に心配だったのは癒着です。
内臓が空気に触れると癒着の可能性が出てくるのだとか・・・・。
その癒着が原因で核摘手術を受けたのに最終的には全摘になってしまった例があると言う話も聞きました
先生は何て言うだろうとドキドキしていたんですが
出血の時同様、ホルモン注射が癒着の回避に一役かってくれるんだそうです
そして更に強い味方が・・・・
その名も「タココンブ」

ほぉ~「タココンブ」ですかぁ~って・・・・・

えぇっ

最初、聞き間違いかと思いましたが・・・・・。
間違っていませんでした・・・・・。

・・・・・・・・・ww

先生も物腰柔らかに「ふざけた名前でしょ~」とw
どうやら、この反応したのはアタシだけではないみたいです
しかしこの「タココンブ」とても素晴らしい代物なのです
「タココンブ」を傷口にペタッっと貼ると癒着が起きないそうです
ただ、人様の血液から造られているそうで
ごくわずかな例として感染拒絶反応が起きる可能性もあるとの事。
先生が使ってきた中では、まだそういう話は出てきてないそうで
「ほぼ100%大丈夫と思っていいでしょう」と言われました
( *´ノェ`)その割には、同意書にサインが必要だったりするんですケドね・・・・

そんな訳で、アタシの手術の心配はこの説明会でサッと拭い去られたのです

この説明会ではアタシが全然心配してないお話がでました


エコノミー症候群
狭い所に何時間もジッと同じ態勢してるとなるもんだと思っていたんですが
意外と手術後にジッと寝ててもなるのだとか・・・・。
あまりの意外な話にショックを受けました
でも、術後に足を動かしたり、動かせなくても空気圧のマッサージ器みたいのを足に付けるので心配ないそうです
「一応、冊子をお渡しするので読んでみて下さい」と本を頂きましたw

そして最後に先生が言われた言葉が、入院生活そして今もアタシの心の支えになってます

何て言われたかと言うと・・・・・・

「幸い嬉しい事に、今まで僕が手術した皆さんは100%の確率で妊娠していますよ」

これほど嬉しく、心強い言葉はありませんでした
そして、この先生に一生ついて行こうと決めた瞬間でもあります。

この説明会で本当に心が晴れ晴れとなりましたw
でも、手術の痛さに対する恐怖が無くなった訳ではありません。
痛さに対する恐怖はオペ室に入って、麻酔がかかって、意識がなくなるまで
ずぅううぅうぅうぅうううううっとありました・・・・・・・。

誰だって痛いの嫌ですもんね
こればっかりは、しょうがないですよね



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