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Carry me back to Old Virginny

1974~1975年にわたるアメリカ・バージニア州R-MWCへの留学記(手紙)です。

新しいアルバイト

1975-01-18 | RMWCの日々

今日は土曜日であります。一日中詩を読んで暮らしました。

今学期のコースは19th Century British Literature to 1932と、Modern American Poetry,それにバドミントンです。その他、日本語の時間がぐっと増えて、8時間手伝わされちゃうの。Dr.Anthonyが、私の日本語の手伝いに対して単位を下さると言うので(Independent Studyとして)、これ以上時間を使いたくないから、Artのコースはやめることにしました。デザインなんて、もともとあまり興味なかったので・・・

それからDr.Anthonyがこの前話してくださったのですが、日本語の初級クラスに、仕事で今年(2年間くらい)日本へ行くという男の人(Jim)がいるのですが、彼の奥さんと子供2人も日本語を習いたいそうです。日中学校へ来ることは不可能なので、夕方3人で習いに来るんですって。それは授業とは関係ないので、私も謝礼金をもらえるそうです。週に10ドルくらいの予定だそうです。Dr.Anthonyは、帰りの旅費の足しにしなさいと言います。もっとも4月頃までですから、全部でも3~4万円にしかならないけど、でもないよりはましですから引き受けました。これで4時間取られてしまいます。

この前の火曜日だったか、私とJenniferとStephanieとKarenとで、大学の近くのイタリア料理店に外食しに行きました。この日はStephanieがちょっと異常で、我々の部屋にやってきて1時間以上もヒステリカルにしゃべっていきました。Jenniferと私は、彼女がノイローゼになるのではないかと心配しています。私も最近は(始めのうちは感心していたのですが)彼女の勉強振りはちょっと度が過ぎる気がしてきました。クリスマス休暇もほとんどレポートを書くのに費やしたそうです。ギリシャ語とラテン語なんて、大変だとは思うけど、彼女の場合はなにか物に取り付かれているみたい。健康も害しているみたいです。どうしてそんなに勉強するのか聞いたら、意外にも「departmentのためだ」と言うのです。Classic Departmentの部長としての誇りが彼女を追い立てているみたいです。自分のためならともかく、人のために勉強するなんて、ばかばかしい、と言ってやったら、でも自分はギリシャ語やラテン語を勉強するのが好きなのだというの。理解に苦しみます。Phi Beta Kappaを狙っているか?と聞いたら、もうほとんど確実に手に入れかけてるのだそうです。そう言った時の彼女の嬉しそうな顔!!それこそ青春をそれにかけている感じ。

ところで、私はまだ成績の報告をしていませんでしたが、LiteratureのコースはA、CivilizationのコースはBをとりました。かなりオマケつきかもしれないけれど、I'm satisfied. ハイ。

今夜は、New York Theatre Companyの公演 "Berlin to Broadway"が講堂であったので、見に行きました。 現代的ミュージカルでとてもおもしろかったです。 ルームメイトのJenniferはベビーシッターのアルバイトで夜中まで帰ってきません。ひさしぶりに1人部屋の気分を味わってホッとしています。