第2便です。
今は11時15分前(朝)です。今日はたまりにたまった手紙を皆に書きまくり、これまたたまった洗濯物を処理し、本屋へ行って来学期の本をそろえ、部屋を大掃除し、買い物に行き、Aunt Sallieの家へトランクを運びに行く・・・といった予定です。休む間もありません。
ところで12月10日付けの手紙と、おせんべいとセーターの包み、昨日とどきました。少し前にお兄ちゃんからの手紙ももらいましたが、どう考えても酔っ払いながら書いたのでは?といった文面でありました。ただでさえ汚い自我もうメチャクチャにかかれていて、Jenniferに見せたらあきれ返っていました。でも、また随分サービスしたようですね。この前Page家で8ミリを観たところによると、とてもかわいい奥さんと素適なご主人だったみたい。私は26日にお会いできると思います。何か軍用機で届けたとか言っていましたけど、まだ受け取っていません。大学は完全に閉まってしまうし、どうなるのかしら、とちょっと心配。
おとといAunt Sallieから電話があり、クリスマスのプランを話しました。4、5件の家から食事に招待されているそうで、もちろん私もお供します。もしかしたらWilliamsburgにもいけるとのこと!Isn't is exciting?! WilliamsburgはPuritan時代の州自治の中心地だったところで、とても古~い町なので、一度は行ってみたいと思っていたのです。それから、Mrs.Klousからいただいたプレゼントは、薄紫色のパンタロンの上下と、アイボリー色のワンピース。両方とも地味で実を言えば私の趣味ではないけれど、サイズはぴったり合うし・・・それにしてもMrs.Klousはずいぶん寛大な方ね。感謝感激しています。Mrs.Klousのような方(まったく苦労知らずといった感じ)をみていると、現在のインフレなんかウソみたい。
ところでJenniferのことですが、彼女は私が思うに、すごーく神経過敏なのです。 自分でもworry-wartだと言っていますが、他のアメリカの女の子みたいに羽目をはずして騒ぐことをしない子です。すぐ真面目に物事を考える性質なのです。 私とはとてもウマが合うのだけど、去年のルームメイトとはうまくいかなかったそうです。私には理解できないけれど、彼女はなんとなく隣りのStephanieに反感を持っているみたい。 Stephanieが彼女をちょっとからかっただけでも、まともに受け取って向きになっています。 Jenniferは私に、自分はStephanieより精神的にmatureだと言います。 私から見れば、Stephanieのほうが感情を押さえると言う面ではJenniferより大人と言う気がしてならないのですが、Jenniferの言うのにも一理あります。 Stephanieは実によく勉強をするの。ボーイフレンドも作らなければ、Classics(古典)の勉強のみに全身全霊を注ぎ込んでいる感じ。 2つのクラブのchairmanをしているし、頭はいいのですが、やはり疑問を感じます。Jenniferは彼女のような生き方を頭から軽蔑しているようです。
この前の朝、StephanieがJenniferに「元気?」ときいてJenniferが「昨晩はずっと咳がでてよく眠れなかったわ」と答えると、Stephanieが「あなたは小さなことに気を使いすぎるんじゃないの?」と言ったので、Jenniferは頭にきて私のところへ来て、Stephanieは自分の健康のことを「小さなこと」だと言った、と怒っていました。 私は、Stephanieはそんな意味で言ったのではないでしょう、と彼女をなだめたのですが、彼女はわからないのです。二人の間では神経を使います。それから、Jenniferは大きな試験前になるとおそろしくヒステリカルになるのです。ことに今回は部屋の引越しなどがあって、彼女は風邪を引き込んでしまい、彼女の言に寄れば「立つこともできないほど」疲れきってしまったそうで、2、3日infermaryにいたのですが、「慰めてくれる人が欲しい」といって、私の部屋に戻ってきました。私は勉強は終わらないし、イライラしていたのですが、放りり出すわけにも行かず、一日彼女のそばにいてあげました。StephanieやDonnaは、それを知って、私の健康の方を心配してくれて、なぜJenniferはinfermaryにとどまっていないのか、と半分頭にきていました。
Jenniferは実際衰弱?しちゃって(彼女は5つのexamsをとっていました)、とても試験は全部受けられないと言うので、私が頼まれてDean Hudsonのところへ事情を話しに行きました。Dean Hudsonはとてもよく理解してくれて、我々はしばらくおしゃべりを楽しみました。 彼女は私の英語を誉めてくれました。 私のペーパーも見たけれど、書く力は十分あるって!♪それから彼女はJenniferに向けて手紙をタイプしてくれました。 電動タイプだけど、すごーく速く打つので、感心して眺めていたら、タイプを終えてDean Hudsonが言うには、私は他の女の子たちと違って、彼女がタイプしている間フラフラ部屋中を歩き回ったり話しかけたりせず、黙ってじっと立っているので感心した、というのです。 妙なところで名を挙げちゃった?日本の常識から考えたら、あたりまえのことだけど・・・日米のマナーの違いなのかな?
2段ベッドの上に根子路がって手紙を書いていたら、"Kumi, I'm leaving!"と言ってStephanieが顔を出しました。彼女の家はTexasで、飛行機で帰るそうです。LynneとDonnaとKarenとChrisとで校門まで見送りに行きました。こうして一人一人寮を去っていき、淋しくなります。もう寮の廊下はトランクでいっぱい。私のホールのはずれに住んでいるJulia(ローデシアからの留学生)はこの学期をもって卒業するそうで、来る日曜日に故国へ帰っちゃうそうですし、私の部屋の隣り(Stephanieと反対隣り)に住んでいるWendyは来学期からフランスに留学だそうです。
さて今は1時半。これからお手洗いに行って(?)Pittman Plazaへショッピング。帰ってくるのは4時半か5時頃になりそうです。夜は部屋の片付け。なんだか気が抜けちゃって、何も手につきません。今回もこちらのことばかりで埋まっちゃったみたい。あまりにも変化が多いので、あまり深く考えると言うことをつい忘れてしまいます。次にはまたじっくり手紙を書きます。
Love