風来坊の忘備録

晴歩・雨読 日々の雑感 不定期便

さみしい写楽

2022-02-16 17:16:49 | 日記

 このところ病院通いが続いている 

予約のきかない病院では待たされること甚だしい 永い時には3時間も

幸い、文庫本一冊あれば 退屈せずに済む と、言っても限度があるが

 

 がさばる本を避けて 書棚からひっぱりだしたのがコレ。

いつか『写楽』本を出したいと思う程 私がひかれている浮世絵師だ

まして著者が「宇江佐真理」とくれば未読のまま書棚に眠っていたのが

不思議なほど 好きな作家の興味尽きないテーマ待合室で一気読みする

 

 謎の絵師写楽その正体は諸説紛々 私自身も一家言あるのがここは作者に

敬意を表し余分な茶々入れず蔦屋重三郎による「写楽売出プロジェクト」との

宇佐江説に 身を任せて 読み進める

 

 寛政の改革の余波で景気が冷え込む不況の中 思ったほどには売れなかった

それはコロナに蹂躙される現代の如くでもある 〝寂しい”もそんな所からか

 

約10ケ月に 百数十点の浮世絵を発表し、忽然と姿を消した写楽には私なりの

思いもあるのだが それとは異なる宇江佐女子の新説にも半分ほどは頷けるのだ

が。。。。。

           

 

 

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿