夢見るタンポポおばさん

富士山麓の風景、花の写真。エッセイ。

夢に向かって前進中

2013-06-10 21:45:35 | 日記・エッセイ・コラム

2鷹の羽ススキ、ホトトギス、藤袴


いよいよ外国旅行の出発が近づいて来た!

行き先は、パラオ!

南十字星が見える島。

南の島は時間の流れが違う。

(パラオは日本と時差が無い。これが、今回の旅行の行き先を決定した一番の理由です。)

自然に身を任せて、ゆったりと過ごす至福の時。

連泊なので、移動無しで終日自由行動。

他人様に迷惑を掛ける心配もかなり減少する。

澄んだ空気や、満天の星空。

最高のリハビリ旅行になると思う。

ミルキーウェイの泥んこエステと、

最後の夜にディナークルーズも予約してくれました。

半日だけ、ビーチにも行きます!

ケビンの思いやりでしょう!!

手配も全部彼がやってくれました。

三十六年待った新婚旅行ですからね……

           旅行に行く日は、私の希望で父の日が入るように選びました。

今の私にとっては、夫のケビンが私の父親のようなものですが、私にも13才の時に若干46才で死別した父親がいました。

亡き父は、海軍の水兵でした。

軍艦に乗って、色々な場所に行ったようです。

戦死した戦友。苦楽を共にした戦友。

青春時代を犠牲にした戦争。

健康を害し、結果父の寿命を縮めた戦争。

戦争の勇ましい話や、手柄話は聞いたことがありませんが、星座の観察や、平和の大切さ、食べ物の好き嫌いをしてはいけないなど大切な事を沢山教えて貰いました。

船が遭難した時に助かる人の話はとても印象深くて、子供心に焼き付いています。

それはガツガツしてはいけないと言うのです!

仲間の船に救助されてホッとするとみんなお腹が空いているので、軍医がいっぺんに食べては駄目だと言っても、食べたい物をガツガツと食べてしまうのだそうです。

そうすると敵の砲撃を逃れて泳いで、泳いで、泳ぎ回ってせっかく助かったのに、胃腸を壊して命を落としてしまうのだそうです。

最初は重湯。次にお粥。柔らかいうどんや、汁物。そうやって、赤ちゃんの離乳食のように胃腸を慣らせて行かないと、助からない。

本当に空腹を我慢して助かった父の言葉には、重みがありました。

     『川の水は上から下に流れる。』

この言葉には、川上の者が汚したら、川下の人は汚れた水を飲まないといけないと言う教えがあると思います。

旧家の長男として生を受けた当主としての自覚の言葉だと思います。

人の上に立つ人は清く正しく、勤勉。誠実であれ。

時代が逆戻りしてはいけないという事も良く言っていました。

川の水が逆流する時は、津波の時。即ち一大事。

父の口癖

『川の水は上から下に流れる』

時代を先取りしていて、なかなか先見の明があります。

父親と戦友たち、戦争で亡くなった方々の供養も心の中でしたいと思っています。


ショック療法

2013-06-09 22:23:02 | 日記・エッセイ・コラム

9ホタルフ゛クロ

沢山咲いてお客様のホタルのお越しをお待ちしております。

20130609アカバンサスの花

白鳥の親子みたい。良く見ると目が見えませんか?

首を長くして、何が見えるのかしら?

                            ショック療法

     なんて

なんて物騒な題名の記事でしょう。

最後の旅と言うテレビ番組をチラッと見ました。

余命幾ばくも無いような老人が、たっての願いで、車椅子で皆に支えられて九州の故郷の町に最後の旅に出掛けます。

涙や涎を出し、兄弟や、幼なじみ達と別れの挨拶をしながら、抱擁しあいます。

見ているこちらも切なくなって、胸が詰まりました。

   これで終わりならば、普通の番組です。

    それから一年後。

先ほどの白い坊主頭のヨボヨボの老人は、フサフサのロマンスグレーの紳士に大変身して、北海道の街を旅行しています。

抱擁しているのは、素敵な女性たち!!

障害者の旅行を推進しているサポーターです。

老人の別人のような輝く笑顔。

はっきりとした言葉使い。

活き活きとした眼。

車椅子には乗っていましたが、もう去年の寂しい彼ではありませんでした!

正にショック療法!!

ケビンと私はたまたまこの番組を一緒に見て、外国旅行に行くことを即決。

番組は旅行に行くことを躊躇している私たちに、亡き両親や舅が見せてくれたような気がしています。

「いつかお前も行けるよ。」「いつ??」

「お父さんさえ生きていれば..」

        何かにつけて、いつも損な役回りの私たち夫婦。

私の亡き両親もあの世でさぞかし心配していることだろうと思います。

障害者の私と一緒の海外旅行は、ケビンにとっては、リゾートと言うよりは、修行みたいなものです。

お金を使って、疲れに行くようなものです…

でも、行きます!

ショック療法!!

来年の新しい自分の笑顔の為に

活き活きとした眼の為に


夢に向かって

2013-06-07 20:20:38 | 日記・エッセイ・コラム

1

ズッキーニの花は星形。

アリスの不思議の国に咲いている花のようです。

05

5

06

6

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麓に雨が降ると、富士山は積雪します。

7

紫露草は紫陽花の太刀持ち。露払い。

     夢に向かって

  夢は見るものでは無い。叶えるものだ!

そう言われても、先立つものがある。

能力。体力。気力。財力。協力者。

時代や運。

  海外旅行は、今時の若者ならば、日常茶飯事。

越えられない高いハードルでは無い。

しかし僅か半世紀前迄、庶民にとって海外旅行は夢のまた夢だった。

アップダウンクイズと言うクイズ番組で、司会者が毎週『夢のハワイへご招待!!』と叫んでいました。

私が初めて夢のハワイへ旅行したのは、48才の時です。

行ってみたいなと夢見た時から40年以上経っていましたよ。

(営業の仕事の成績が良くて、研修旅行に連れて行って貰えました。)

ハワイの青空の下、蛇年産まれの自分が脱皮して、大きくなっているように感じました。


とも

2013-06-06 21:25:11 | 日記・エッセイ・コラム

004

今日は私の幼なじみの誕生日です。

お誕生日おめでとうございます!


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               六月に咲く花

                             満天の紫の星。

                                   蛍のお宿。

                                            青い眼をしたお人形さんのドレス。

009

     とも      

                                      かわかみまさと詩集

                                                                      宇宙語んんんより

つらいときも

うれしいときも

いくつになってもかたりあえる

けなしながらはげましゆるす

  どうしてそんなになやんでいるの?

  なやみのたねはつきないもの

ああでもないこうでもないと

ことばのかげであおざめてもしようがない

いっかくせんきんをねらって

おまじないばかりしたらひがくれるよ

 

なにもかんがえないことは

もっともらしいかんがえでいいふせることより

ふかくかんがえていることなのよ

うまくいえそうでいえない

ことばのさけめをみつめていきればいい

そのうち

あなたもわたしもじゅうぶんいかされて

そらをながれるくものように

どこへともなくきえてしまうのさ

ほんとうのことばにくようされながら

                   詩人かわかみまさとさんは、新富士病院の院長先生です。

辛い時も

嬉しい時も

幾つになっても語り合える

けなしながら、励まし許す。

漢字で書くと幼なじみでは無くて、学生時代の友人になりますね!

とも

ともだちは、幼なじみにぴったりです!