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富士山麓の風景、花の写真。エッセイ。

御先祖様の墓前にて

2021-05-31 21:36:31 | 日記・エッセイ・コラム

御先祖様の墓前にて

先日、生家の墓前にお墓参りをしました。

お墓は、寺院では無くて、戦国時代からの墓碑が並ぶ一族親戚の屋敷墓です。

 そこで、お母様のお墓参りに来ていた、私の父の従弟の娘さんと再会しました。

彼女とはとても懐かしい思い出があります。

昭和51年春、私が大学四年生の時に、

東京の短大の受験に高校の後輩の彼女が私の下宿先に泊まって、受験をしました。

彼女のお母さんが私の母親に相談して、私は、既に地元の高校に就職が決まっていたので

重大な任務とも考えないで気軽にOKしたのだと思います。

もう四十年以上前の話ですが、たった一晩お世話しただけなのに、とても良く覚えていてくれて、

「大変お世話になりました。」と何度も何度も御礼を言ってくれました。

東京の短大も合格したそうですが、京都の短大に進学したそうです。

 

 彼女の両親はとても働き者で、笑顔の素敵な方達でした。

 下宿で、私は自炊していましたので、食事を作って食べて貰おうと思っていたら、

お母さんはお稲荷さんやぼた餅等を沢山作って受験生の彼女に持たせ上京させました。

とても美味しくて、ずっと記憶に残っています。

 弥生さんは今春、88才で亡くなったそうです。

ご冥福をお祈りいたします。

 

御先祖様の墓前では、色々な方々に遭遇します。

 

昭和53年お盆

 夫の御先祖様の墓前では、お盆の炎天下、

生後2ヶ月の乳呑み児を抱いているにもかかわらず、此方が名乗ると、

ここで会ったが100年目と言わんばかりに、名乗りもしない、此方は全く存じ上げない年配の女性に30分以上ずっと愚痴を聞かされました。

一体何があったと言うのでしょうか?

きっとお墓に眠る誰かと御縁の有る方だと思いますが、恨み辛みを抱えて生きるよりも

墓参の時にこそ、無になって、以降は心穏やかに過ごしたいものです。

 

今日31日は、母と義母

二人の母親の月命日です。

全く同じ7月31日に亡くなりました。

供養を欠かさないようにと言う御先祖様の意向を感じます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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