宿題
長いような、あっという間だったような孫たちの夏休みが終わった。
「宿題はやった?」
Гうーん」
曖昧なうーんと言う返事から、まだ出来ていないものがあると判る。
無理も無い。
今の子供たちは大変だなあと思う。
私だって子供の時には先生の要求するような、模範的な生徒にはなれなかったし、子育て中も子供たちの宿題を手取り足取り教える理想の母親でもなかった。
勉強は好きだったが、画一的な夏休みの友とかは、押し付けがましくてつまらなかった。
読書感想文も私とは全くベクトルの異なる国語教師の好みに合った文章を書かないと文句ばかりつけるので、書くのが嫌になっていた。
学校や勉強が嫌いになるキッカケは、宿題がキチンと出来上がっていない時に、登校しなくてはいけないプレッシャーや、教師に宿題をやってないと責められたりと宿題が原因になっていることも多いと言う。
宿題をやってないことを苦に夏休み明けに自殺する子供もいる。
だいたいこの夏休みの暑さは尋常ではなかった。
ゆっくり休むために夏休みがあるのだから、ゆっくり休んで子供らしく遊べば良いと思う。
画一的な机上の宿題よりも、家の手伝いや、地域活動、ボランティア等を経験した方が人生の深みが出ると思う。
とは言っても、ボランティアや地域活動が高校入試等の評価の対象になるのも困る。
話は変わって、私の人生の宿題
今年私は還暦だ。
子供の頃の宿題はほとんどやって優等生の部類だった。
算数のドリル。
読書感想文。
工作。自由研究。
考えてみれば、課題を与えられている方が楽だと思う。
私が人生でやり残した課題。
やっておかないといけないこと。
やりたいこと。
レポートしたいこと。
研究したいこと。
論文にまとめたいこと。
読みたい本。
何か沢山人生の宿題が残っている!