農民市場で買って来た農家の庭の梅に、金魚草を活けて見ました。
睦月(むつき)知友や親戚みんなが仲睦まじく過ごす月から、
如月(きさらぎ)着物を着たうえにさらに着るなどとなんと寒々しい月の呼び名だろう。
如月小春さんと言う美人で、話と文が上手で、素晴らしい劇作家で、演出もなさった魅力的な天才がいらっしゃったが、早世なさった。残念!
天が二物どころかいくつもの才能を如月小春さんに与えられた。
女は、やはり平凡が一番と言うことかしら?
二月(如月)には春を待つ気持ちが強く現れた文学が多い。
富士は雪三里裾野や春の景 宗因
病牀の匂袋や浅き春 正岡子規
春浅し相見て癒えし同病者 石田波郷
立春が待たれます。