→♂♀←_no.2_2009_暗黒整数

暗黒整数_S-Fマガジン 2009年 03月号　グレッグ・イーガン

ルミナスの続編。ルミナスで免疫が出来たのか、本作品が万人受けに仕立て上げられていたかは
わからないが、とっつきやすく、その分、面白さも伝わりやすい内容でした。
世界観の説明もストーリィの進展にあわせ織り込まれているので、前作を読まずして、本作を楽しめます。
より楽しむためには順番はともかく、ルミナスも読むべしでしょう。その方が
「でも結末は、（以下秘密）…」の文字を楽しむことが出来る！。

面白かった一部を紹介！
『ぼくはあやうく、<不備>の前に定冠詞をつけてしまうところだった。』
私のような英語苦手にとって、勉強になるところです。

『消極的じゃなく、消滅させる方法を見つけましょう』
新キャラクターのキャンベルや本作に親しみを感じる原因を端的に表している気がする。

『西暦三○○○年問題？』や『古いアナログテレビが店の隅にあるだろうからだ』
など、急速にアナログ放送を完全に終了することの弊害や新しいものにお金を突っ込む理由など考えたくなる。
（このことについては考えることの大切さだけにとどめさせてください）

あまり、ネタバレにならない箇所をチョイスしたつもりです。

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