ギルティヒル_怨讐星域I_ノアズ・アーク 梶尾真治 早川書房
フレデリック・アジソンと同じ感想だ、20世紀の末でも発光ダイオードで細工が施してある指輪なんて、
子供のおもちゃなのだから作中におけるそれは陳腐な誕生日プレゼントだと。
だから、贈ったイアンや喜ぶナタリーではなく、
作者のセンスがどうなのーっと思わないでもなかったが、
イアンの願いが、
「あと一回でいいから、それ以上は何も望まないからナタリーにあわせてください」に変わり、
近づいてくる闇の中の小さな光にイアンが気づくシーンでは、正直やられた!っと(逆の評価に変わってしまった)。
でも、改めて考えるとやっぱり陳腐と評する方が妥当な気がする。
しかし、一瞬でもこれしかなかったんだと思わせられた以上、著作側の勝ちである
(陳腐だからこそ、純粋で切実で尊いと思わされてしまう)。
というわけで、IIIまで読んだ上での感想として、
男の子がポーチに立ち送った視線に少女が気づき始まった二人の物語に本物語の救いを求めてしまう、
この出会いが約束の地におけるラストを約束する(外力によっては到着地点など如何様にも変わってしまうとはいえ
始まりという大役を仰せつかった)初速度だったと。
"→♂♀←"「オススメ」のインデックス
怨讐星域I ノアズ・アーク (ハヤカワ文庫JA) | |
梶尾真治 | |
早川書房 |
フレデリック・アジソンと同じ感想だ、20世紀の末でも発光ダイオードで細工が施してある指輪なんて、
子供のおもちゃなのだから作中におけるそれは陳腐な誕生日プレゼントだと。
だから、贈ったイアンや喜ぶナタリーではなく、
作者のセンスがどうなのーっと思わないでもなかったが、
イアンの願いが、
「あと一回でいいから、それ以上は何も望まないからナタリーにあわせてください」に変わり、
近づいてくる闇の中の小さな光にイアンが気づくシーンでは、正直やられた!っと(逆の評価に変わってしまった)。
でも、改めて考えるとやっぱり陳腐と評する方が妥当な気がする。
しかし、一瞬でもこれしかなかったんだと思わせられた以上、著作側の勝ちである
(陳腐だからこそ、純粋で切実で尊いと思わされてしまう)。
というわけで、IIIまで読んだ上での感想として、
男の子がポーチに立ち送った視線に少女が気づき始まった二人の物語に本物語の救いを求めてしまう、
この出会いが約束の地におけるラストを約束する(外力によっては到着地点など如何様にも変わってしまうとはいえ
始まりという大役を仰せつかった)初速度だったと。
"→♂♀←"「オススメ」のインデックス
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます