墨東五区選抜学童軟式野球大会の出場が決定したニュースが届きました。
思い起こせば初めて出場した24年前、1984年(昭和59年)の8月、
第3回目の「夏の合宿=新潟県浦佐」の直前で「夢の島公園の少年野球場」
では、熱射病(当時は熱中症はありませんでした)で倒れる子供も出るほどの
猛暑となり、応援のお母さんたちは急遽「氷」確保の大変な状況でした。
残念ながら1回戦で惜敗でしたが、現在の3部コーチをしている「細谷成宣君」
がエースとしてがんばりました。先輩に負けず最後の夏を「楽しんで」ください。
今回は別の角度から審判や野球の雑学あれこれ(アラカルト)を紹介し、野球
を幅広く、角度を変えて楽しんでもらいたいと思います。
1. ニワトリ症候群
この言葉は、子供の間に広がっている孤食、欠食、個食、固食(又は粉食)の
4つの食習慣を総称する、と教育臨床学者の中井孝章教授が朝日新聞の記事で
紹介されたことから注目されるようになったと新語ウオッチャーのもり・ひろし
氏がWebで紹介しています。
つまりコケッココ(孤、欠、個、固)となる造語ですが、子供の食習慣の乱れは
健康上の問題だけでなく、生活習慣全般への影響も大きいことになります。
野球(だけでなくスポーツ全般)を始めるにあたり、子供にきちんとした食習慣
を身に着けることをまずお母さんにお願いしています。
今年の東京都議会の定例会の冒頭、石原都知事の所信表明でも「食育」の大切
さを学童に徹底させることを表明していました。学校給食の大切さとともに
家庭における食生活の乱れが将来のわが国への影響を憂慮された強い意思表明
と感じました。
今年は暑い夏が予想されています。しっかりとした食生活、とくに朝食をしっか
りとってお子さんを送り出してください。
2. ユニフォーム
昨年読売巨人軍のフアン底辺拡大にと、首都圏の地区野球連盟に参加してい
「ジャイアンツ」の名称が入っている学童野球チームに読売巨人軍「原監督」
「背番号88」にちなんでジャイアンツの少年版ホームグランド用のユニフォー
ム88組が提供されました。
子供用15着、指導者用5着、帽子からユニフォーム一式が届けられ6年生の
1部公式戦用として今年も引き継がれています。
子供が泥まみれになることがめったになくなった昨今、スポーツで泥だらけになってプレーすることの爽快さは何物にも変えられない爽快感があります。ただしお母さんにとって洗濯は子供の成長と、逞しさを感じる時でもある反面、大変な作業でもあります。
高校野球夏の甲子園での泥だらけのユニフォームは、子供たちにとって憧れでもありますが、プロ野球ではいつでもシミひとつないユニフォームが売り物です。ちなみにプロ野球ではどの球団でも毎日試合後、専属契約の洗濯屋さんが徹夜で作業をし、翌日の試合に間に合わせているそうです。
その洗濯代は1シーズン1億円といわれているそうです。1試合約80万円近くになる計算です。安いのかまたは高いのか?!!
?!!お母さんの洗濯の御礼も考えなくては!!?
3. .和製英語
野球用語には日本で作られた英語表現がたくさんあります。
野球規則にある「ボールデッド」ファールボールが捕球されない、ボールがベンチや場外に出た場合、試合が止まることを言います。審判は改めて試合再開を「プレー」の宣告で行います。
同じような言葉で「デッドボール」和製英語で、正規の打撃姿勢で投球をよけきれないで身体に当たったと判断した場合のことをいいますが、(文字で表すと難しいですが投球が身体に当たったこと=死球)アメリカでは「ヒット・バイ・ピッチ」(投球によりぶっつけられた)
さらに捕手用具の「レガース」、脛あてのことですが「レッグ=脚」から来たのではといわれているそうです。アメリカでは「シン(すね)ガード」
もうひとつ「フォアボール」四球。審判は今は4球目のボールも「ボール」とだけしか言いませんが、つい最近まで「フォアーボール」と宣告していました。この審判の宣告が転用されたといわれています。アメリカでは「ベース・オン・ボールズ」一塁に行きなさいということでしょうか。
この野球雑学は「日本野球機構」ホームページを参考にしています。
次回は「試合時間のスピードアップ=学童野球も近く採用されます」など野球
を取り巻くアレコレを報告いたします。
以上 第13話 完