お骨を抱いて、バスに乗り、また葬儀場へ。ここで、さらに「三日目」の法要と、
「初七日」の法要をいっぺんにやってしまうのだ。「三日目」の法要は、遠州地方独特なんですよ、
と係の人から聞いた。ネットで調べると、「省略されることが多い」とあった。この地方では、
「三日目」は当たり前にどこでもやる。「三日目」に出る人々は、親族など特に故人と親しい人に限られる。
火葬場まで行く人と同じとなることが多い。そして、特徴的なのは「三日目の香典」までもってくることである。
火葬場まで付き合う葬儀に出る場合は、二つの香典を持っていくのが、この地方の風習だ。
女房の父が亡くなった時、私の両親は「三日目」の香典を持ってきたが、渡す場所もタイミングもなく戸惑っていた。
坊さんから、三日目と初七日の意味を教えていただく、三日目は「開蓮忌」といい、蓮の花がちょうど開く
タイミングなんです、この頃はのどが渇くから、飲み物をたくさん用意してください、なんて話を伺う。
初七日は「初願忌」といって、ここでやっと入り口に到達して、始めてお願いします、と声をかける日なんです、
なんて話も聞く。三日目のお経があって、初七日のお経があって、滞りなく葬儀告別式は終了した。
終了後は通夜の時と同様に「法話」があった。今度は「一休さん」の話だった。昨日同様、あまりピンと来なかった。
坊さんが、ちょっと来なさい、というので控え室に行き、お礼を伝えると、これからのことで打ち合わせをするから、
5月6日に寺に来るように、と言われた。この先、七七日、初盆、一周忌など、続くのだなあとちょっと憂鬱になる。
坊さんは帰っていき、最後の「精進落し」だ。ここでもまた、食べる。火葬場で食べてから、2時間も経ってない。
慣れた人の中では、火葬場では食べない人もいる。精進落しもほんとうは七七日過ぎてから、が本当らしい。
葬儀当日に初七日までやってしまうんだから、精進落しも当日というわけだ。
食べて、だれきったところで、お開き。参列者には、ここまでお付き合いしてくれたお礼か、三日目のお礼か、
この地方では、わりと大き目の引き出物を渡す。我が家でも綿毛布かなにかにした。また、籠盛にあった、
食べ物(缶詰など)も参列者の人数分に取り分けて渡す。
参列者が帰っていき、一安心だが、喪主の家ではまだすることがある。自宅で祭壇を作らなければならない。
これも、葬儀会社が全部してくれる。
私の家族を乗せ、お骨やら香典やらで満杯になった義弟の車を見送ってから、私は自転車で実家に向かった。
「初七日」の法要をいっぺんにやってしまうのだ。「三日目」の法要は、遠州地方独特なんですよ、
と係の人から聞いた。ネットで調べると、「省略されることが多い」とあった。この地方では、
「三日目」は当たり前にどこでもやる。「三日目」に出る人々は、親族など特に故人と親しい人に限られる。
火葬場まで行く人と同じとなることが多い。そして、特徴的なのは「三日目の香典」までもってくることである。
火葬場まで付き合う葬儀に出る場合は、二つの香典を持っていくのが、この地方の風習だ。
女房の父が亡くなった時、私の両親は「三日目」の香典を持ってきたが、渡す場所もタイミングもなく戸惑っていた。
坊さんから、三日目と初七日の意味を教えていただく、三日目は「開蓮忌」といい、蓮の花がちょうど開く
タイミングなんです、この頃はのどが渇くから、飲み物をたくさん用意してください、なんて話を伺う。
初七日は「初願忌」といって、ここでやっと入り口に到達して、始めてお願いします、と声をかける日なんです、
なんて話も聞く。三日目のお経があって、初七日のお経があって、滞りなく葬儀告別式は終了した。
終了後は通夜の時と同様に「法話」があった。今度は「一休さん」の話だった。昨日同様、あまりピンと来なかった。
坊さんが、ちょっと来なさい、というので控え室に行き、お礼を伝えると、これからのことで打ち合わせをするから、
5月6日に寺に来るように、と言われた。この先、七七日、初盆、一周忌など、続くのだなあとちょっと憂鬱になる。
坊さんは帰っていき、最後の「精進落し」だ。ここでもまた、食べる。火葬場で食べてから、2時間も経ってない。
慣れた人の中では、火葬場では食べない人もいる。精進落しもほんとうは七七日過ぎてから、が本当らしい。
葬儀当日に初七日までやってしまうんだから、精進落しも当日というわけだ。
食べて、だれきったところで、お開き。参列者には、ここまでお付き合いしてくれたお礼か、三日目のお礼か、
この地方では、わりと大き目の引き出物を渡す。我が家でも綿毛布かなにかにした。また、籠盛にあった、
食べ物(缶詰など)も参列者の人数分に取り分けて渡す。
参列者が帰っていき、一安心だが、喪主の家ではまだすることがある。自宅で祭壇を作らなければならない。
これも、葬儀会社が全部してくれる。
私の家族を乗せ、お骨やら香典やらで満杯になった義弟の車を見送ってから、私は自転車で実家に向かった。
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