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高橋克彦さんの【火怨】

2008年12月08日 | Weblog
奇想天外なミステリー歴史?小説を書く

高橋克彦さんの

【火怨】を読みました!

時代は750年頃。

蝦夷が、十倍もの朝廷軍を相手に、
22年間の戦い続け、蝦夷の地を守り抜いた話しです。

主人公は阿弖流為!まっすぐで、心が綺麗で、命を大切にする蝦夷のリーダー☆

そして軍師の母礼!
誰も思い付かない奇策を次々生みだします。

そのほか、武と義に長けた蝦夷の武将が沢山登場!


対する朝廷軍は、
最初は蝦夷の人を
獣としか思わない愚かな人たちの集まり。

そんな彼らは、ことごとく、蝦夷に負け続けます。

そこで登場するのが、歴史の教科書にも登場する、
坂上田村麻呂!!

何した人か知らなかったので、
田村麻呂の登場にちょっとびっくり!
彼は素敵な武士です。

そんなかんじで、
蝦夷を守る阿弖流夷
  VS
朝廷軍の田村麻呂の

敵ながらも、友情が潜む戦いがはじまるのです!


この結末は
涙なしでは読めませんでした。

武士とはこういうものなんだと思いました。

最近の私は、
武士をカッコイイと思ってばかりですが…

蝦夷の武士と田村麻呂たちは、
戦国時代の武士より
純粋さがあって、美しいです☆


このお話が、どこまでが本当で、どこからが作りものなのかはわかりませんが、

悲しくもありますが、美しく、素敵なお話でした。


高橋克彦さんは、
なかなか先が読めないお話を書きます!
(特に竜の棺とか)

是非機会があったら、読んでみてください♪




〓tami〓yoshimura〓

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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
質素で美しい日本 (京都の竹の子)
2008-12-09 19:25:39
こんばんは。
昔は現代のような文明がなかった分、
人間がいきいきしていたんでしょうね!

現代日本が失ったものを、その時代に
求めるとしたら、どういったことを
学ぶべきなんでしょうね・・・
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