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和風イラスト【たまつづり】

イラストレーター諏訪間千晃のblogです

2017あけましておめでとうございます。

2017年01月01日 17時40分58秒 | 旅行記
前回のblog更新が去年の元旦でびびりました。諏訪間です。
なにかと余裕のない年末を過ごしたため、今年は年賀状は春に仕事でつくった貼り絵を使用して
滑り込みで印刷発注しました。年賀状印刷してもらうとなんて楽なんでしょうか…
もう余裕がない年は早めに印刷かける作戦で行こうと思います。
でも手作りもやれる時はやりたいな〜。






天神橋から初日の出。




その帰りに貫井神社で初詣。早朝だとやっぱり空いてていいですね〜。





おせちっぽいなにか。単にありあわせを重箱につめただけ。昨年のに比べるとかなり簡素化されている。





地元の和菓子屋さんの豆モチが入った雑煮。豆もちめちゃうま。




今年もよろしくお願いします。

新年あけましておめでとうございます。

2016年01月01日 22時59分32秒 | 旅行記
年賀状、今年もガリ版で刷りました。
昨年からの課題だった金色をガリ版でどうやってうまく刷るか。という事ですが、
試してみた結果↓(メモ的に…)

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・パール粉だと粒子が粗くてメッシュを通らないので、金属粉(今回は真鍮粉末)を使う
・金属粉はリンシードオイルと、ハンスメディウム(リンシードにダンマルを加えた調合油)で溶きます。量は適当。
(リンシードだけだとサラサラしすぎているので、樹脂が入っているといいみたいです)

これで細い線にも金色が通りました!
さらに笹の葉の部分などつぶし面は原紙を削らず、カッターで切り抜いてしまいます。
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昨年はこれがうまくいかず正月空けてもガリ版にまみれていたので今回は年内に年賀状が終わって余裕が♪


とりえあず初日の出も観てみました。近所のコンビニからですが。



年々簡素化されつつあったおせちですが、色々入れた煮物をつくればすぐ埋まるんじゃないか?という試みが功を奏して意外に
ちゃんと埋まりました。
カニは年末に食べたやつを残しておきました。


雑煮は玄米餅と地鶏を使いました。玄米餅のほうが喉につまりにくいから高齢の方にもオススメです。


いつも通り近所の貫井神社にお参り。
いつもより行列が長かったような。



神社の裏山から富士山。



ストーブで銀杏も焼いてみる。
アツアツを少しずつ食べられるので良い感じです。
お湯もたくさん沸くしガス代の節約にもなっているような。




ということで!
本年もよろしくお願いいたします。






東北旅行行ってきました【その3~釜石・新華園】

2015年08月10日 12時00分00秒 | 旅行記
→東北旅行行ってきました【その2~SL銀河・遠野】

【釜石へ】
鍋倉城跡の山の上からすごい勢いで遠野駅にもどりました。(といってももちろん暑いし歳なので走らないレベル)ここで気を抜いてコケたり忘れ物をしたり、道を間違えたりしたらもう終わりだねなどと話しながら慎重に駅までいきました。

駅のホームについて水を飲み、ホッとしたら反対車線にカッパの顔ハメが…しかしあと3分ほどで列車が来るので顔ハメはあきらめる事にしました。残念…しかしはじめての土地で特に走ったりすることもなくこんな時間ぴったりとは本当にうまくいっています。


釜石行きディーゼルカー到着。


今住んでいるあたりではディーゼルカーはもうないので架線がない列車は興味深いです。
エンジン音がバスと同じなのですが、ワンマン運行の時間帯は行き先によって運賃が表示されるパネルがあったりして、ますますバス気分です。賃は表示されていなかったので、ワンマン運行時間じゃなかったのかもしれない。


ワンマン運行の時間帯の乗り方が書いてあります。自分でボタンを押してドアを開けないといけない。釜石は終点なのでボタンを押さなくていいので安心です。


【いよいよ新華園へ!】
釜石に到着。ホテルにチェックイン後、新華園へ。
昼間は暑かったのですが、やはり東北。夕方になると風がきもちよく涼しいです。特に迷う事もなく無事到着。




龍の看板も設置後3年半くらい経っていますがかなりきれいです。背景の障子のような格子もオリエンタルでいい感じです。
龍 新華園

龍 新華園


実際見てみて、このイラストはこの大きさくらいが一番良さが出るのかもしれないと思いました。細かいところがはっきりと大きく見えるのがいいです。




夜間照明がつくとこんな感じ。










店主の西条さんにはじめてお会いしました。額に入れた「火龍」のイラストと「火龍」のTシャツをおみやげに持って行きました。笑顔が素敵なとても気さくな方で、西条さんも私達二人を見て「はじめて会った気がしない」と言ってくださり色々お話しました。震災当日津波が来たときの事も少しお聞きして、現地でそれを聞くだけでも怖さを感じたのにその場に居合わせた方々はどれだけ怖かっただろうかと思いました。




店内にも水墨画の龍が!赤、白、グレーを基調としたとてもモダンな店内です。この写真は夜の部閉店まぎわに撮ったので誰もいませんが、開店直後からどんどんお客さんが。どうもお忙しい時間帯にお邪魔してしまったようです…それでもその日はそれほど多くないと仰っていました。色々ネットの情報を見るとお昼も行列が出来るような事もあるらしく、かなりの人気店のようです。



こんなのもありますよ。と事前にメールでお知らせいただいていた「トリレモン」。これがすごく美味しいです。新華園に行く方には是非食べていただきたいです。釜石ラーメンのお店、と思っていたのですが他の料理もかなり充実していてびっくりしました。




餃子も野菜いためも美味しい!近くにあったらかなり通いそうです。



〆は当然釜石ラーメン。かなり麺が細くて白くて繊細なのが特徴的です。スープもやさしい味で、メンマも繊細な感じ。個人的にも好みなタイプのラーメンです。イラストが看板になってからずっと食べたいなぁと思っていました。この釜石ラーメンは西条さんのお父様が考案されたそうです。それにしてもずいぶんたくさん食べてしまいました。自腹のつもりだったのですがご馳走になってしまいました。ありがとうございました。





お店の前で。本当にお会いできて良かった!西条さんは龍の他にフクロウも好きだという事なので、機会があればフクロウの絵も描いてみたいと思います。




駅にもどると、銀河鉄道のイルミネーションが光っていました。


(つづく)

東北旅行行ってきました【その2~SL銀河・遠野】

2015年08月05日 00時43分00秒 | 旅行記
東北旅行行ってきました【その1~平泉・花巻】


【釜石へ】
2日めは花巻から釜石まで車で行き、そこからSLに乗って遠野に行き、また釜石に戻る計画です。ちょっと非合理ですが、SL銀河は土曜は朝10:30 発花巻→釜石間、日曜日は10:55 釜石→花巻への運行が基本だし、車で行くのならいずれどこかで引き返さないといけないので、この方法にしてみました。


そもそも釜石でSLに乗れるとは思ってもみなかったのですが、釜石に行く事が決まってからいろいろ調べてみたらどうもSLに乗れるらしいという事がわかり、指定席を一ヶ月前にJRのサイトから予約してみました。昨年から運行しているようで、当初はかなり指定席ゲットは難しく確実にとるのには小さめの駅に行って10時打ちをしてもらうしかない、というような情報があったのですが、今回はすんなりとネットで予約がとれました。
指定席は遠野までで840円(乗車券も840円)と別に値段も高くないのです。


朝食もホテル紅葉館のバイキングです。和食と洋食がありましたが、朝は和食メインで。しかし朝の7時からややとりすぎた気がします。大人なのに。



花巻から遠野付近は、大きな河がいくつもあって関東付近の山間とは景色が違うな~と感じました。和みます。基本堤防がないし、奥多摩のようにがけっぽくもありません。写真とれてませんが。


【ついにSL銀河とご対面】
釜石に到着しました。なんだかかわいい駅です。SL銀河のデザインがほどこされているようです。
かなりわくわくしてきました。


改札できっぷにスタンプを押してもらうと、記念品のブックマーカーをいただきました。お得感。



おおお~これが蒸気機関車!すでにモクモクと煙が出ていて、暑いのにさらに熱を発していて、なんだか生き物っぽいです。


鉄オタになって写真をとりまくります。暑いです。


車輪付近がやっぱりカッコイイ!


客車は金属板やペイントで銀河の装飾になっています。落ち着いたデザインでSLに合っていると思います。




車内はちょっとレトロな内装に仕立ててあり、かわいいです。ちゃんとエアコン効いてます。




【ついに発車】

定刻になりSL銀河発車。う~ん、なんだか、動きがやっぱり電車とは違います。一定のリズムがあるというか。がんばって蒸気機関車が引いている感じがします。そして遅い。だいたい30km/h~40km/hで走っているようです。その遅さがいいです。景色がちゃんと見えます。「観光」という事を考えたらこの速度ってとても良いんじゃないかなと思いました。

やっぱり先頭車両がいちばんわくわくします。実は蒸気機関車にくっついている車両はディーゼル車で、単体でも走れるそうですが、登坂道などちょっとパワー不足になってしまうところがあるのでこのディーゼル車でアシストしているという事です。だからエアコンも入れられるんですね。

先頭車両動画




走り出すと遠くでいろいろな人が手を振っているのがみえます。出発駅だけじゃなく、途中色々なところで。なんだか嬉しい。バイクで併走しながら手を振っていた方も。SLは昨年夏から往復路で週2日の運行ですが、観光客が時間を合わせて見ている場合もあるかもしれませんが、地元の方も毎週たのしみに見ている人がたくさんいるのですね。



【SLの車内を探検】

宮沢賢治の縁の品などの展示が車両ごとにあります。









指定席に座っていなくてもゆっくりできるところがたくさん。



懐かしの開けにくい窓。


そんなこんなで、2時間ちかくあったのに、あっという間に遠野についてしまいました。


遠野では1時間くらい停車して、点検や整備を行うそうです。見ている間に蒸気機関車だけ前に切り離されていき、下から水を抜いたりしていました。
なかなか手間のかかるものですね。



遠野の駅からちょっと歩いたところで、昼ご飯を食べます。行こうと思っていたお店は日曜なのに閉まっていて残念…なんだか街全体が閑散としているような…
一軒だけあいていたこのお店【伊藤家】はなかなかアタリで、ご当地料理ひっつみ汁&山女が美味しかった。お店も広くて和風なつくりもきれいです。他がみんな閉まっているので
ここに人が集まってお昼を食べていた印象。



遠野はなぜかジンギンスカンが名物らしいので、ダンナはジンギスカン丼を食べていました。

ジンギスカンって北海道じゃないの?と思っていたのですが北海道と関係なくラム肉料理をここで広めた人物がいて、そこからかなり流行ったそうです。
詳細はこのあたりに書いてあります。
→なんで「遠野名物」なの?
北海道同様現在では羊肉はオーストラリア産だそうです。そうですか…

【来内川からSLを見る】
そこから少し歩き、SL銀河が橋の上を走っていくのを見ようという事になりました。

小さい川。

いかにもカッパが出そうな感じです。時間がなくてカッパ淵にはいけませんでしたが、とりあえずこれでカッパ気分は味わえました。

カッパの看板発見。やっぱりカッパの川でした。


ほぼ発車時刻ぴったりに橋のところに着きました。なんかうまく行き過ぎじゃないでしょうか。ほどなく遠野駅のほうから汽笛が聞こえ、SL銀河が走ってきました。

う~んすごい迫力。



(2カメ体制)


実は車両に乗ってしまうとSL部分が動いているのはよく見えないので、こうやって待ち構えて見たほうが動いているところはよく見えます。でもすぐ通り過ぎちゃうから一回しか見えません。難しい。それにしてもSLはほんとうに魅力的でした。また機会があれば乗りたい。

【遠野市立博物館見学、そして南部神社へ】
その後遠野市立博物館へ。


水木しげるの「遠野物語」を映像化したものが見られました。漫画も買って読みたいです。


入り口付近には昨日観た「しし踊り」に似た銅像が。でもちょっと違うのです。どうも岩手県内に色々な形態のしし踊りがあって、衣装や踊り方もすこしずつ違うようです。機会があったら色々なしし踊りを見比べてみたいですね。



そして、遠野市立博物館のすぐ隣にあった南部神社に寄ってみることにしました。



神社だからこのくらいの階段は当たり前です。


境内が見えました。ここまでなら全然余裕。


しかしその先によくみると「本丸館跡→」とか「展望台→」とか書いてあるのです。
そう、これは南部氏鍋倉城跡だったのです。お城跡となればそれなりの登山は覚悟しなくてはいけません。そう簡単に登ってこられたらすぐやられちゃいますから。でもここまで来たのに引き返すわけにはいきません。登ります。

高尾山?


本丸館跡で風に吹かれる。でもものすごく暑い。


展望台はふるさと創生事業で建設。
ちなみに他に誰もいないです。
暑いです。



(つづく)

東北旅行行ってきました【その1~平泉・花巻】

2015年07月29日 18時36分41秒 | 旅行記
2011年、震災後に釜石の中華料理屋「新華園」にイラストを提供させていただいた事はこちらのblogでもご紹介しましたが、

岩手県釜石市、中国料理店「新華園」の看板イラストを提供させていただきました

よーやく、よーやく足を運ぶ事ができました。今回の東北旅行のメインの目的はこちらのお店に行く事でしたが、ひとまず一日目から…

【世界遺産平泉に到着】
朝7時くらいに出発。いつものように途中で「ガスのリモコンのスイッチ切ったっけ?」という事が心配になり一旦もどって20分ほどロスしたりしながらも東北道をひた走り(ダンナが)那須高原SAでソフトクリームを食べるという誘惑も振り切り、なんとかだいたい予定通りの時間に平泉中尊寺に到着。

平泉

とりあえず腹ごしらえ。店の名前は「義家」ちなみに「よしつね」というお店もありました。
平泉


世界遺産で弁慶になる
平泉



見どころのメインはこちらの金色堂だと思いますが、この館内は撮影禁止。
平泉


金色堂についてはこちらをご覧ください。↓
http://www.chusonji.or.jp/guide/precincts/konjikido.html


建物の束まで金箔が貼ってあります。極楽を表現しているものだそうです。元々は野ざらしの状態で金箔を貼ったお堂だったようですが、やっぱり無理があったようで、50年ほどかけて木造の覆堂をまわりにつくりその中に金色堂があったそうです。(現在はもっとしっかりしたお堂の中に金色堂を移設)

金色堂に入る前に宝物館で棺や枕、衣類などが展示されていたので、遺体は一体どこに…と思ったら、金色堂内に清衡、基衡、秀衡、泰衡が実際に埋葬されているそうです。棺や衣類などは新しいものにしたのでしょうか。よくミイラなどが博物館に展示されていて微妙な気持ちになっていたので、それは良かったと思いました。

【花巻に移動】
次は宿泊先の花巻に移動。ホテル紅葉館。
http://www.hanamakionsen.co.jp/koyokan/


微妙に雨が降り出して「荷物を駐車場から降ろすのが大変かなぁ」と思ったら、ホテルの前にスタッフが待っていて、玄関前で荷物を受け取ってもらって駐車場所まで誘導していただいた。さらに荷物を部屋まで運んでくれました。すばらしい。古いんだけど部屋も広くてきれいで、温泉もイイ感じ。年に一回くらいしか旅行しませんが、久々にサービスレベルの高い宿でした。さすが温泉郷花巻です。


夕食は和洋中バイキング。
花巻


花巻

花巻

花巻



大人だからとりすぎないように注意しました。カニ足は一本、ホタテも一個にしときました。
花巻

【しし踊りに感動】
食事し終わった頃にホテルのロビーでしし踊りを観られるという事なので観てみる事にしました。ホテルでは日替わりで出演があったりなかったりのようで、必ず観られるというわけではないようなのでラッキーでした。たしか昨年紅白で観た気がします。で、実際観てみるとテレビで観たよりかなり良い。

花巻

食事の後で携帯しかカメラをもっていなかったのでたいした写真とれてませんが、この「鹿」がとにかくかわいい。装束も面もカッコいい。

面だけ見るとちょっと怖いように見えるのですが、動きを見ているとだんだん中におじさんが入っている事を忘れてみてしまいます。子鹿を演じている間はとてもかわいらしい子鹿にしかみえないし、鹿の足音のようなリズムも耳に残るような感じです。

鹿の面が角度によって色々な表情をつくっているように見えて、能のようです。帰ってからyoutubeなどでまた観てみましたが、映像で観るのとはちょっと印象も違う気がしました。
機会があったら実際に観てみる事をおすすめしたいです!


(つづく)
→東北旅行行ってきました【その2~SL銀河・遠野】

四国に行ってきました3

2007年11月20日 15時27分50秒 | 旅行記
四国旅行記やっと最終章(^_^;)
旅行後2週間も経つと記憶もかなり薄れてきてしまうのですが、実は帰宅まもなくでmixiに書いてあったものを転記して少し直しているだけなので、それなりに臨場感は、、、。(^_^;)

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四国旅行最終日は文句なしの晴天。
この日は源平合戦の舞台にもなった屋島と、高松の栗林公園に行きました。
まずは屋島のふもとにあるうどん屋、「わら屋」で腹ごしらえ。屋島のふもとには「四国村」と銘打ったわらぶき屋根の建物を集めたところがありまして、このわら屋も、昔風のわらぶきの建物でかなり素敵です。庭には水車も、、、!タイミング的にすいていて、すぐに入れました。

わら屋の敷地内の水車



うどんももちもちとした食感で、今までに食べた事のない感じ。ウマーー!
一日目にうどんの有名店「宮武」も行き、1時間以上並んだのですが、個人的にはわりと普通、、、、?という感想だったので、うどんだけでも好みがわかれるもんだなと思いました。つうかもしかすると並んで食べるというのが自分はダメなのかもしれん。。。。



屋島の山上にはバスで行きました。上っていくうちに、どどーんと四国らしい景色が、、、!




晴れててよかった、、、!
山の上は徒歩でわりと短時間でまわれるコースがあります。
まずは源氏の兵士が血のついた槍や刀を洗ったという「血の池」




晴天がむしろ奇妙な不気味さをかもしだし、、、、
と思ったら、橋の上に妙に愛想のいいねこが、、。しかもおさわり自由。ウホッ(違)
3歳くらいの小さな子供もねこに夢中になっていて、親に「もう行くよ!」と
言われてギャーと泣きながらつれていかれ、3分後に「にゃんにゃん!にゃんにゃん!」といいながらまた一人でもどってきて、またつれていかれる、、、という事を3回くらい繰り返していました。

子供がいなくなったあとすきなだけおさわりするヒトたち↓




その場になんともミスマッチな感じに癒されてしまいました。てかどんだけ無防備なんですかこのぬこは。





その後高松に戻り、栗林公園へ。
http://www.pref.kagawa.jp/ritsurin/




庭園内に山があって(というか山のへりの一部が庭園になっている)、その山から滝が流れているのですが、この滝がなんと江戸時代につくられた人工の滝だという、、。最初見た時は、この滝は天然のもので、滝から流れる池を元に庭園をつくったのかなと思ったら違いました。今は電動ポンプで水を汲み上げているそうですが、昔は人が桶で水を大量に運んでそれを流していたらしい。。。この滝は藩主の目を楽しませるためにつくられたとか、、。昔の殿様ってほんとセレブですね。


この中の掬月亭という茶室で抹茶をいただきました。この中からの眺めがまたすごい。開け放った障子や襖から見える景色が薄暗い室内の額縁に飾られた絵画のように連続して見えて来て、どこから見ても絵になる。例の人工の滝ももちろん見えます。
今は殿様じゃなくてもこういう景色が楽しめるからいいですね。。。。。(^_^;)



こういうところで月を手に掬っていたんですかねぇ。。(掬月亭の由来)










閉園ぎりぎりまで堪能し、後ろ髪をひかれつつ空港行きのバスへ。
気がつくと正門しまっていました。(^_^;)(ちょうど園の職員の方が出るところで一緒に出た)

最後に空港でうどん屋「かな泉」に入る。
搭乗時間が迫っていたため、焦りつつずぞぞぞぞーーーとすごい勢いで食べました(^_^;)。


ここのうどんもしっかりとしたコシがありつつも適度なもっちり感があり、おいしかった!てんぷらもいい感じ。ぎりぎりで美味しいうどんをまた食べる事が出来て、充実感に満たされて高松空港を後にしました。

四国に行ってきました2

2007年11月15日 18時53分12秒 | 旅行記


三日目は鳴門に渦潮を見に行きました。
予報では雨、、、という事で、微妙かも、、、。と思っていたんですが、なんとか曇りの状態がキープされていたので、高松から高速バスに乗り、鳴門へ。

鳴門ICを降りたら、コンビニが一軒あるだけで他になにもない、、、。
路線バスかなにかが通っていて、港まで行けるかも、、、と思ったけど、それもない。タクシーが一台こちらの様子をうかがっていたのだけど、ちょっと景色の写真を撮っている間に消えうせました。Σ(゜д゜;)

タクシーはすぐ来ると思っていたのですが、全然来ない!!Σ(゜д゜;)シ、シマッタ。。。
仕方ないので少し歩き、電話ボックスでタクシーを呼び、観潮船の港まで行きました。すぐ着くかなと思ったら意外と遠い、、、、。どうも私たちが地図で見ていたのは、「鳴門北IC」で、そこからだと徒歩でもなんとか行ける距離だったのですが、実際降りたのは「鳴門IC北口」だったらしく、タクシー代もだいたい3000円くらいの距離。高松からの高速バスだと、そこしか経由しないらしい。。つーか「鳴門北IC」「鳴門IC北口」って、、、紛らわしいにも程がある。ヽ(`Д´)ノ

そもそも高速バスに単独で乗って、渦潮を見に行こうなんて人はどうやらあまりいないらしい。普通は団体で観光バスで来るとか、自家用車で来るとからしい。
そもそも、現地の人にとっては別にうずしおってそんなにありがたいもんじゃないらしい。。私は死ぬまでには一度見たいとずっと思っていたのですが、、。

んで潮が一番強い時間の船に乗ろうと、一番最後の便の大型船に乗る事にしたら、何故か観光船のスタッフが話しかけてきて、「帰りどうするの、前の船に乗ってたら路線バスあったけど、この時間だともうないよ」と言ってくるわけです。
「いやータクシーで高速バスの乗り場まで帰るし、高速バスはもっと遅い時間まであるから大丈夫っす」と言っていたのですが、いざ観潮船に乗る段になって気付いた。。。


乗船定員415名の大型船にこの便乗るのは
私と同行の友達二人だけだと、、、、Σ(゜д゜;)


貸し切り、、、、Σ(゜д゜;)



でもそんなの関係ない~♪(私たちには)
おそらく普段はこの最終便は欠航することが多いのだろう。
船出すだけで赤字に違いない(^_^;)

というわけで、二階席のデッキを縦横無尽に歩き回り、貸し切りを楽しみました。ひゃっほーい♪
嵐の船出、、、、?!に見えますが
この日は雨はあまり降りませんでした。セーフ。



というわけでぐるぐるを映像でお楽しみください。
※QuickTimeプラグインが必要です。

うずしおムービー




時間や日によっては見られない場合もあるといううずしおですが、ちゃんと見ることが出来ました。大型船なので、しっかりと上からぐるぐるしているところが見られたし。小型船だと視点が低いので回ってるんだかなんだかわからない、、、という情報を事前にキャッチしていたので、大型船を選んだのです。

うずしおは以前は大きいうずが同じ場所をずっとぐるぐる回っているんだと思っていたのですが、そうではなく、波のぶつかりあったところにうずが出来てきて、急にぐるぐるしだし、30秒くらいで出来ては消え、という感じなのです。地元の人は上の橋から見たりするらしい。。。うーん、、、それも見てみたかったなぁ。
ぐるぐる素敵。

四国に行ってきました1

2007年11月10日 16時05分02秒 | 旅行記




4日から7日まで四国に行ってきました。
かなり久々の旅行です。

本命は金毘羅さんの
「金毘羅宮 書院の美」展
http://www.asahi.com/konpira/


この展示、8月に芸大でも見たのですが、半分くらいがレプリカ、、、。
しかもインクジェットのものも多数。悲しい。。。
なんとなく消化不良な気持ちが残ったので、本拠地見に行ってしまえ!という事で行ってきました。
まずは一日目、書院展には行かずに他の建物等を見学。こちら方面にいる、かなり久々に会う友人にも会う事が出来ました。
色々な建物を見ていると、金毘羅さんの事が色々わかってきました。ここは主に運送関係の神様なんだなぁということとか。階段にまつわる色々な話とか。
現地に来るとこういう事というのは自然にわかるものです。



↑こちらは書院の中の庭園。絵のほうはもちろん撮影不可でしたが、こちらはOKでした。(多分、、、)

で、二日目、、
実際の金毘羅さんの書院の中にふすまとしてはまっている状態で見てきたわけですが、、、、。やっぱり違う!!
レプリカではない本物も芸大のほうにはもちろんありましたが、同じものでも場所でこんなに違うものなんだろうかと思いました。
襖絵はやっぱりふすまとしてはまってないとその価値がわからないものだなぁと、、。
金箔は絢爛豪華なものではなく、こういう場所だととても自然な色合いで見えるのです。そして描いてあるものをぼんやりと浮き上がらせる効果も。あかりは蛍光灯ですが、下から照らしているため、昔灯籠で照らしていたのと同じような状態だろうという事がわかります。これが天井からピカっとやっていたら多分台無しでした。
雨がじゃんじゃん降る日でとっても暗かったのですが、この暗さがいい。こんなに暗い状態で美しいと思える芸術というのは他の国ではないんじゃないでしょうか。

さらに、雨で平日という事もあり、とーーーってもすいていたので、畳に座り込んでゆっくり見ることも出来ました。そうするとまた見え方が変わる。はっと気付くと、部屋全体が景色そのものになっていて、高いところから滝が流れる絵があり、それが書院の外にある池の流れにつながり、またその流れが部屋にもどる絵がある。
さらに、その流れは3つの部屋に通じている。
外は本物の水の流れの音、雨の音、野鳥の声。

これはもう~~ほんとに美術館の展示では絶対にわかりっこない事でした。そもそも、ふすまの配置自体が本物とは違ったんです。
例え解説で書いてあったとしても、ピンと来なかったと思います。

三日目四日目の話はまたこんど。。。