多摩爺の「時のつれづれ(文月の43)」
夏はキンチョー
我が家では、ぶら下げ型の「虫コナーズ」を、物干し竿の端っこに吊ってるんだが、
先週末、家族で旅行に行ってた二人の孫(6歳女児と4歳男児)が、
「♪ 夏はキンチョー 夏はキンチョー この辺置けば 蚊、来ない。」と、
チョーご機嫌でハモりながら・・・ お土産を持ってやってきた。
幼い子どもたちには、ちょっと聞き取りづらいのだろうか?
「この辺置けば」のところが、「ほうへんおけば」になってたが、
二人とも楽しそうに口ずさんでるので、
「それ、違うよ。」なんて野暮な指摘はしないで、そのまま聞き流していた。
今の季節限定で、毎年流されてる・・・ 金鳥さんの「渦巻き型の蚊取り線香」のCMだが、
きれいな女優さんが口ずさむ今年のCMは、とっても穏やかで、耳障りが良く、
一度聞いただけで、直ぐに覚えてしまうんだから、
キャッチコピーとしては秀逸で・・・ 文句なしに的を射たCMだと思う。
ところで、「◯◯ちゃんと◯◯ちゃんのおうちは、蚊取り線香あるの?」って聞いたら、
「蚊取り線香って・・・ なによ?」だから、話しが噛み合わず、思わず笑ってしまった。
その後「でもね、蚊はいっぱい居るから、足とか噛まれて痒いのよ。」と言い、
蚊に噛まれた足の裏を見せてくれた。
可哀想に・・・ どうやら、寝ているときに噛まれたらしい。
幼女が寝ている深夜に、足の裏に忍びより、断りもなく噛んで血を吸うなんて、
きっとロリコンの成虫に違いないと思うが、
ホントにホントに、うちの孫になんてことをしてくれるんだである。
それはそうと・・・ CMは「渦巻き型の蚊取り線香」だったが、
いまどき「渦巻き型の蚊取り線香」を使ってる家は多いんだろうか?
私が子どものころは、この季節になると、陶器でできた豚の置物の中に、
「渦巻き型の蚊取り線香」をぶら下げて、窓際に置いてた記憶があるが、
いつしかそれが・・・ 電気を差し込む「ベープマット」に代わり、
いまでは、吊り下げ方の「虫コナーズ」なんだから、これも時代の変遷だろう。
殺虫剤ゆえに罪を問われることはないが、
金鳥さんとフマキラーさんが、問答無用で繰り広げる、殺生を目的とした新兵器の開発競争は、
アメリカ軍も驚くほど、手を変え、品を変え・・・ 驚くほどに進化し、
ことしもまた、この国の家庭では、否が応でも殺生の片棒を担ぐ季節がやってきている。
もしもの話しだが、亡くなったとき閻魔様の前で、
あなたは前世で、人の血を吸う前の、まだ罪を犯してない蚊を、
何万匹も殺生してきたといわれたら、堪ったもんじゃないが・・・ 大丈夫なんだろうか?
さて・・・ どうする。
金鳥さんと、フマキラーさんは、蚊の供養をしてるんだろうか?
両社の株主総会で、そういった質問があったとは聞かないし、話題にもならないので、
取り越し苦労かもしれないが・・・ ちょっと気になっている。
我が家は蚊取り線香を風流な陶器に入れて使っています。訪れる小中学生はこの蚊取り線香の匂いで、夏を感じるそうです。中には「バアバの家に行ったみたい」と喜びます。大好評で今年も金鳥1缶買いました! なおとも
幼少時の夏は常に蚊取り線香を炊いていましたが、喘息持ちの私は苦しくて苦しくてダメでした
自分の部屋を持つとキンチョールをヒト吹きして暫くおいて締め切って寝ましたね
マットタイプが出たときは人様が思う以上に本当に嬉しかったです。
今でも苦手ですねぇ
我が家は、すっかり虫コナーズになってしまいました。
直友さん家は、ずっと金鳥の夏、日本の夏ですね。
ちょっと羨ましいです。
ベープマットがでたときは、私もホントに驚き、これこれなんて思いましたが、
渦巻き型の蚊取り線香の巻き返しは、さすがだと思いました。
この先もずっと、日本の夏は、渦巻き型の蚊取り線香に頼るしかないのかもしれませんね。