時のつれづれ(北多摩の爺さん)

下り坂を歩き始めたら
上り坂では見えなかったものが見えてきた。
焦らず、慌てず、少し我儘に人生は後半戦が面白い。

どうしよう、断捨離できない。

2023年01月14日 | 時のつれづれ・睦月 

多摩爺の「時のつれづれ(睦月の33)」
どうしよう、断捨離できない。


週末、保育園へ孫(5歳女児と3歳男児)のお迎えに行ったら、上の孫が勢いよく走ってきて、
「おばあちゃん、プレゼントあげるね。」と言って、紙で作ったバラの花束を持ってきた。
「うわぁぁ・・・ ありがとう。」と言った女房に、
「ずっと見てたんですけど、だれも教えてないのに、◯◯ちゃん上手なんですよ。
 このまま感性を伸ばしてあげたいですね。」と、保育士さんが優しく声をかけてくれた。

帰りの車の中で「今日はおばあちゃんのお迎えって、ママが言ってたから作ったんだよ。」と言い、
「おばあちゃん、だいすきだからプレゼントしたかったんだ。」と話す孫娘、
そこで「おじいちゃんのは?」と私が聞くと、
「きょうはつかれたから、こんど作ってあげるよ。」と・・・ つれない返事

まっ、それはそれで構わないんだが、
ここ1~2年で、孫からもらったものが増えすぎて、
その扱いというか、整理が・・・ 悩みの種になってきている。

壁に貼られたり、棚の上に飾られたりしているが、
女房は嬉しそうに「だいじな作品だから・・・ 」と、丁寧にホコリを払ってるものの、
いつまでも、そのままにしておくわけにいかなくなってきている。

それにしても・・・ 孫が作った物や、書いたものを、
作品」だと評した女房の感性に、私は大拍手を送りたいと思っている。

孫が書いた絵も、作った物も、上手い下手などが問題ではなく、全てが成長の証なのである。
そう捉えれば・・・ 遊び半分の工作じゃなくて、成長する過程での作品といった方が正しい。
私には思いつかなかった言葉を、女房は平然と言ったんだから、ホントに素晴らしい。
そのひと言で・・・ 座布団10枚ではなかろうか?

丸に目と口を描いただけの顔に、四角の服と、三角のスカートに、
手足を細い線で描いただけだったお人形さんの絵も・・・ 最近では鼻が描かれているし、
少し前までは、描かれてなかった首や手もあるし、靴もちゃんと履いていて、
さらには、服やスカートに・・・ ちょっとした模様まで描くようになってきた。

バランス的には、まだまだ未熟さはあるものの、
本人なりの気づきが、随所に増えているし、描き加えられるようになっている。

ぐちゃぐちゃだった塗り絵も、線からはみ出さないようになってきたし、
色の選び方も、随分と変わってきており、
本能に任せた、突拍子もない色から・・・ 皆が認める普通の色になってきている。

ハサミとテープを使って、形ある物をいろいろ作ったりしてるが、
今回のバラの花束は秀逸で、花びらを工夫したり、持つところにリボンを付けたりして、
これをもらった女房が、うるっときたことも・・・ 分らんではない。

また驚くのは、粘土を使ってハンバーカーや、ポテトを作っていたが、
ポテトの入れ物に「M」の文字があったのには、ホントにビックリさせてくれるし、
プチプチのイクラの軍艦巻きや、黒ずみのあるバナナまで作るんだから、
ここ最近の観察力の鋭さには・・・ 驚きを隠せない。

つい最近のことだが、暖かくなってきたら、家の中の物を整理して、
断捨離しなきゃいけないねと、女房と話していたが、
孫の作品だけは・・・ どうしても、断捨離できなくて悩んでしまう。

壁と棚には、まだまだ余裕はあるが、
作品が増えれば増えるほど、ホコリが溜まってしまい、これはこれで気になってしまう。

なんでも溜め込んでしまう、68歳の爺さんと、
思い入れが強すぎて捨てられない、66歳の婆さんの・・・ 切ない悩みは、
いったい、いつまで続くのだろうか?

さて、どうしよう?
取りあえず、収納ケースだけは買ってこようと思うが、
妙案があったら・・・ 教えていただきたい。


女房が孫からもらったバラの花束、紙で包んでるし、リボンもあって、
見えないところの茎には、葉っぱもついてるし、・・・ これ貰ったら、うるっとくるのも納得かな?

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12 コメント

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Unknown (1948219suisen)
2023-01-14 05:56:17
ほんと、子供の成長って驚異ですよね。

わが子の時は、それを感じる心のゆとりもありませんでしたが、孫になると素直に感じられます。

しばらくそのままおいておかれたらいかがですか?

私達も、もうそんなに長く生きているわけではありませんから断捨離は、その後、残った人にして貰えばと思います。

多摩爺さんご夫婦に似て優しいお孫さんに乾杯!
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Unknown (多摩爺)
2023-01-14 06:31:55
水仙さん、おはようございます。

そうですね。
まだスペースに余裕があるので、しばらくは増えるに任せようと思います。
贅沢な悩みを愚痴ってしまい、恥ずかしい限りです。
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Unknown (donmac-life)
2023-01-14 07:58:58
おはようございます。
うちも息子たちの作品?をダンボール箱に入れて保管してましたが、この前、孫たちにも見せてあげようと引っ張り出したら、息子から「何これ、もう捨ててよ」と言われただけでした。😅
でも孫ちゃんたちからのプレゼントは捨てられないですよねぇ。特にこんな素敵なバラとか…
増えてきたら保管しないものだけを一枚づつ写真に撮ってデジタルアルバムにしておけばいつでも成長の過程を見れて良いかもですね。😄
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Unknown (多摩爺)
2023-01-14 09:20:27
donmac-lifeさん、おはようございます。

そうですね。
写真という手がありました。
どうしても形ある物に拘っていたようで、恥ずかしい限りです。
アイデアを提供していただき、ありがとうございました。
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Unknown (yyinsectbird52127)
2023-01-14 14:48:27
多摩爺さま、こんにちは✨
ステキな真っ赤なバラに感激です!😊

子どもは無心に作品を作りますね!
10歳になると上手く作ろう、描こうという気持ちが出てくるようです。
本で読みましたし、自分の子育てでも感じました。
それまでは心のこもった作品をとっておかれたら、と思いました。🎁
写真に撮っておき、作品を処分するともママ友からは良く聞きました。
美術館講座で懸命に作った大作?の一部は今でも壁にあり、見つけてまんざらでもなさそうです。😆
作りたい、描きたいと涌き出る創作意欲こそ、芸術🎈
と考えます。
お孫さんたちとの愛溢れるブログに、うれしくなりました。
やぐちゆみこ
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Unknown (多摩爺)
2023-01-14 15:27:43
やぐちゆみこさん、こんにちは

あと数年もしたら、クソジジイ、クソババアと呼ばれるのでしょうが、
それも織り込み済みで、孫の成長を見守り、楽しませてもらえれば、それだけで爺さん婆さんは大満足です。
当面の悩みは、いつまで孫をだっこすることができるのか?
孫の成長曲線と、私の老化曲線が、いつ交差するのか、その日がもっと先であることを願っています。
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Unknown (たか(たかたかのトレッキング))
2023-01-14 17:59:55
孫が私の誕生日に書いてくれた私の似顔絵(似てませんが(*^-^*))は捨てられないものですね。

私自身の物は何故か手元に無く、どうしたのだろうと寂しい気持ちが有りますので
子供たちが小学生の時に描いた絵や作文等は十数年前、本人に渡しました。
それを手渡された時の娘たち、遠い昔を懐かしむ様でした。
孫たちがくれた絵もその内、渡そうかな!と考えております。
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Unknown (多摩爺)
2023-01-14 18:45:57
たかさん、こんばんは。

今日、大きめの収納ボックスを買ってきましたので、壁と棚のスペースがなくなったら収納ボックスで保存しようと思います。
仰るとおり、孫たちが大きくなってから、お返しするというのもありですね。
それまで元気で頑張らなきゃと思えば、励みになります。
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Unknown (グライセン)
2023-01-15 07:59:43
はじめまして・・・
物を買ってきて収納する断捨離、整理は賛成できません。大事なのは後に残った者の整理、片付けに想いを馳せるべきです。物は目の前から消えても心の中にしっかりとあるはずです。データーに残して保存はどうですか。私は70代の夫婦ですがそうして身辺整理を一先ず終えています。出過ぎたことでしたら謝ります。参考までに。
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Unknown (多摩爺)
2023-01-15 08:30:16
グライセンさん、おはようございます。

コメントを頂戴し、ありがとうございました。
さまざまな方法があることを、学ばせていただきました。
貴重なアドバイスとして、参考にさせていただきます。
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