時のつれづれ(北多摩の爺さん)

下り坂を歩き始めたら
上り坂では見えなかったものが見えてきた。
焦らず、慌てず、少し我儘に人生は後半戦が面白い。

なでしこの快進撃が終った。

2023年08月12日 | スポーツ観戦

多摩爺の「スポーツ観戦(その43)」
なでしこの快進撃が終った。(サッカー 女子ワールドカップ2023)

あと二試合見たかったが・・・ 残念ながら「なでしこ」の快進撃が終った。
それにしても、月日が経つのは本当に早いと思う。
あの歓喜から、もう12年が経っていたとは・・・ 歳を取るはずである。

2011年3月11日、東日本大震災によって、多くの国民がうつむいていたこの国に、
笑顔を取り戻し、元気にしてくれたのは、
FIFA女子ワールドカップを優勝した、若き乙女たち「なでしこジャパン」だった。

男子のサッカーと比べるのもなんだが・・・ 女子のサッカーは、キック力が劣ることもあって、
自陣で相手が近くに居るにも拘わらず、細かいパスで繋ぐ場面が度々あって、
それはある意味で、芸術的なパスワークでもあるが、
見ている側からしたら、ヒヤヒヤドキドキの場面が多く、なんとかならないものかと思ってしまう。

代表チームだから、期待するのは当然だが、ワールドカップを制してからは、
「なでしこ」のブームがしばらく続いたものの、監督が交代してから成績がパッとしなくなり、
特に東京オリンピックでは、「こりゃ無理だろ。」みたいな試合が続いてたので、
なんていったらいいんだろ・・・ 正直言って、応援したいなという気持ちが失せていた。

今大会もハッキリ言って・・・ あまり期待はしてなかったのだが、
「なでしこジャパン」は、ところがどっこいで、
2年前の東京オリンピック後に、監督が代わったことが、吉と出たかどうかは分からないが、
久々に見た第一感は・・・ 驚くほどにキレキレで、強いチームに変貌を遂げていた


グループリーグ初戦のザンビア戦と、二戦目のコスタリカは、相手が格下ということもあり、
後半の途中からは、安心して風呂に入れるぐらいの・・・ 余裕のよっちゃんだったが、
三戦目のスペイン戦と、決勝トーナメント一回戦のノルウェー戦からは見応え十分で、
体格差から相手にボールの主導権(保有)を握られていたものの、
堅い守りからカウンターで、次々と得点を重ねるんだから・・・ ホントに溜飲を下げてくれた。

しかし、準々決勝の対戦相手スウェーデン(FIFAランキング3位)は、
今大会優勝候補の筆頭にあげられていた・・・ アメリカを破ったてきただけに、
その勢いは本物で、後半の20分までは、歯が立たないのではと思うぐらいマジで強かった。

前半30分過ぎに、フリーキックからのこぼれ球を押し込まれて先制を許すと、
ハーフタイムになるまではピンチの連続で、されるがままのボロボロで、大量失点も覚悟していた。

そして後半に入ると直ぐに、ゴール前でハンドを犯しPKで2点目を奪われ、
もはや、ここまでかというところまで追い詰められたが、
ここから「なでしこ」の逆襲が始まるんだから、
今日の「なでしこ」は、エンジンの掛かりが遅かった・・・ いや、遅すぎた。

後半30分過ぎには「なでしこ」もPKをもらうが、クロスバーに当たって外れてしまうし、
このあとのフリーキックもバーに当たって阻まれるんだから、
今日は「なでしこ」の日ではないのか・・・ と、思っていた直後に1点返すんだから、
「おっ!やるじゃん。」と思ったものの、残り時間は5分に迫っていた。

そこにもってきて、スウェーデンのキーパーが、どこが痛いのか分からないが、
座り込んで時間を稼ぐんだから・・・ こういったプレーは、ハッキリ残念で仕方がない。
時間稼ぎするなら、味方でボールを回してキープをする。
それが正しい時間稼ぎだと思うが・・・ 見苦しい時間稼ぎは、申し訳ないが勘弁してほしい。

結局、アディショナルタイムが10分と表示され、
その大半は、日本がボールを支配したが、
決め手を欠き・・・ 「なでしこ」の快進撃は、ここで終ってしまう。

結果だけ見れば、大変残念だったと言うことになるが、
俄ファンが見た今大会の「なでしこ」は、東京オリンピックのときとは・・・ なにもかもが違い、
ワクワクさせてくれる、期待が膨らむチームになっていた。

キック力とスピードは男子に叶わないが、女子には女子なりの戦い方を見せつけてくれるし、
体格差と高さだけは如何ともし難いが・・・ 主力メンバーが若返っているようだし、
パリオリンピックに期待しても良いんじゃなかろうか。

スポーツとはいえ勝負事だけに、そこには必ず、勝者がいて・・・ 敗者もいる。
負けたことにフォーカスすれば、課題はあるのだろうが、
真冬のニュージーランドに、爽やかな風を運んだ「なでしこ」たちに拍手と喝采を送りたい。
お疲れさま、そして感動をありがとう。

閑話休題
せっかく感動する試合を観戦した後に・・・ こんなことを言うのもなんだが、
私は基本的にサッカーは、ワールドカップかオリンピックしか見ないし、
世界的なレベルのクラブチームが来日して、親善試合をしても・・・ 全くもって興味がない。

なぜなら、何億も稼いでいると云われる、名プレーヤーであっても、
わざと反則したり、痛くもないのに転げ回って反則をもらおうとしたりする姿には、
スポーツマンシップの欠片も感じないし、
それを否定しない解説者や、行儀の悪いサポーターなどを見ると・・・ 呆れてものが言えない。

特にブラジルの超有名な選手は・・・ ハッキリ言って、頭が悪いにも程があると思ってるし、
お隣の大陸が得意なカンフーサッカーなど、持ったくもって論外である。
サッカーは戦争だなんてほざいていた、外国出身の元選手もいたが、
冗談じゃない・・・ サッカーはスポーツである。

たぶん私はサッカーよりも、ラグビーとの相性が良いんだと思うが、
それでも、この国の代表チーム(サムライブルー、なでしこジャパン)を応援するのは、
他国の選手と比べて、そのようなラフプレーが少ないからだろう。

そこで一つ提案だが、審判が客観的に見て、不可抗力と認められない反則は、
全てイエローカードにしたらどうだろうか?
さらに審判を欺くシミュレーションは、一発レッドで良いと思うが・・・ 如何なものだろうか?

反則と遅延プレーは、スポーツマンシップに欠けるし、理解できるものではないが、
それを含めてサッカーだと云われる、解説者や専門家の方もいらっしゃるので、
本件についてコメントをいただいても、議論するつもりはないが、
スポーツはやっぱり、フェアプレーでなければ面白くないと思うが・・・ 拘りすぎなんだろうか?

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2023年 7月20日(水)~8月20日(日)
サッカー 女子ワールドカップ2023 オーストラリア・ニュージーランド共催


決勝トーナメント

8月11日(金)16時30分 ニュージーランド オークランド イーデンパーク
決勝トーナメント 準々決勝
日本(11位) -1・-1)2 スウェーデン(3位)

8月 5日(土)17時00分 ニュージーランド ウェリントン リージョナルスタジアム
決勝トーナメント 一回戦
日本(11位) 3-1・-0)1 ノルウェー(12位)


予選リーグ グループC

ランキング    ESP JPN CRI ZMB 勝点 勝 分 負 得  失  差  順位
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 6 スペイン   ・  0-4 3-0 5-0  4 2 0 1  8  4  +4  2
11 日本    4-0  ・  2-0 5-0  6 3 0 0 11  0 +11  1
36 コスタリカ 0-3 0-2  ・  1-3  0 0 0 3  1  8  -7  4
77 ザンビア  0-5 0-5 3-1  ・   2 1 0 2  3 11  -8  3

※ 日本とスペインが予選を突破し、決勝トーナメント(ベスト16)に進出


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2 コメント

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Unknown (forever-green)
2023-08-12 16:18:47
こんにちは♪ フォローさせて頂きました。またフォローありがとうございます。
とても上手な文章に感心しております。またお伺いします。
返信する
Unknown (多摩爺)
2023-08-12 16:35:52
forever-greenさん、こんにちは

文章が上手だなんて滅相もありません。
そのような文章が書けるよう、努力せねばと思いました。
今後とも宜しくお願い致します。
返信する

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