ずんだシェイク

多摩爺の「大人のおやつ（その３３）」
ずんだシェイク　ずんだ茶寮（宮城県松島町・松島寺町小路店）

松島の海岸通りで見つけた、銘菓「萩の月」で有名な「菓匠三全（かしょうさんぜん）」の直営店、
女房と義妹が、お土産に「萩の月」を買って宅配で送ってもらうというので、
ついて入ったら・・・　ずんだ茶寮という、ちょっと小洒落たイートインコーナーがあった。

イートインコーナーに気がついた女房から、
「そこで座って、なんか飲んで待ってて・・・　。」と言われたもんだから、
素直に指示に従い、当店の名物「ずんだシェイク」をいただいた。

「ずんだ」って・・・　なんだろうと思って、店員さんに聞いてみたら、
なんと、枝豆だというから、知らないって恥ずかしい。

「この地方特有の名称というか、愛称というか、呼び方がなのかと思ってました。」と、
トンチンカンな受け答えをしたら・・・　「枝豆は枝豆なんですけど、
ペースト状にすり潰したものを、ずんだと言います。」と、丁寧に教えていただいた。

いやぁぁ・・・　申し訳ない。
お調子者がいい加減なこと言って、ホントに申し訳ない。
ホントに知らなかっただけだけで、別に絡んだわけじゃないのでご容赦願いたい。
心ではそう思いながらも「そうなんですか、ありがとう。」とだけしか言えず、ホントに申し訳ない。

で・・・　一口飲んでみたら、「やっぱり枝豆だ。」と分かるんだから、聞くまでもなかったが、
飲む前からそれなりの香りがあって、味を確認するまでもなかった。
シェイクだからなめらかな口当たりなんだが、ずんだ（枝豆）のツブツブ感が少し残っていて、
味はけっこう濃い口だが、癖が強くなく・・・　メッチャ美味い。

お値段は３３６円だから・・・　まっ、そんなもんだろう。
消費税の軽減税率の関係から、テイクアウト（店外）なら３３０円だが、
イートインコーナー（店内）だと３３６円となり、６円ほど高くなるが、気にせず席に座ったら、
店外に長椅子があって、そこで「ずんだシェイク」を飲んでるカップルが見えた。

いやぁぁ・・・　最近の若い者は賢いね。
年寄りはなにも考えずに、イートインコーナーに座って飲んでるのに、
たかが６円の損得に拘るつもりはないものの、あの若者たちは賢いと思う。

大げさに言えば・・・　先人曰く「１円を笑うものは１円に泣く。」だろう。
年齢差は、おそらく３倍ぐらい離れていると思うが、
経済観念という視点で捉えれば・・・　若者の見事な一本勝ちである。

ずんだ（枝豆）とバニラがコラボした、宮城発のご当地ドリンク「ずんだシェイク」で、
火照った喉ちんこを冷やしていたら、
「萩の月」を買って宅配の手配を終えた女房がやって来た。

つかつかと私の目の前に来て、「ずんだシェイク」を取って飲むと、
まだ半分以上残っていたのに、
残りを一気に飲んで・・・　「さっ、行こか。」の声と同時に歩き出していた。

あまりにスピーディーで、隙のない女房の行動に、呆気にとられてしまったが、
なんか物足りないのと、ちょっとだけ悔しかったものの、
２年前のいまごろはコロナ鬱で・・・　大変だったことを振り返れば、
この程度の狼藉ならば、許すしかないだろう。

なにか、気をつけることがあったとすれば、
レギュラーサイズじゃなくて、ラージサイズにしとけば、
女房に飲み干されることは、きっとなかっただろう。
あぁ・・・　残念

マクドナルドでもどこでも良いが、もし次回このような機会があれば、
私はきっと、ラージサイズを注文することになるだろう。
そうでなくちゃ・・・　学ぶことを忘れた、ただの爺さんになってしまうから、
どうでも良いが、一つのボケ防止にしなくちゃと、固く誓ったのであった。


「ずんだシェイク」のレギュラーサイズを注文したが、
後から考えれば、１.５倍で１００円高いラージサイズすれば、きっと満足していただろう。

大きなテーブルのイートインコーナーだが、店外の長椅子で飲めば６円安いので・・・　お薦めかも？