時のつれづれ(北多摩の爺さん)

下り坂を歩き始めたら
上り坂では見えなかったものが見えてきた。
焦らず、慌てず、少し我儘に人生は後半戦が面白い。

即位礼正殿の儀

2019年10月22日 | 時のつれづれ・神無月

多摩爺の「時のつれづれ(神無月の2)」
即位礼正殿の儀

令和元年10月22日、平成天皇の退位を受けて、
本年の5月1日に即位された今上天皇が、国の内外に向けて、自らの言葉で公に即位を宣言し、
お祝いを受ける儀式「即位礼正殿の儀」が行われた。

海外諸国からみれば、戴冠式や即位式のような儀式に当たるもので、
国の内外から賓客が招かれている。

また、当日は午後からオープンカーによる、天皇皇后両陛下のパレードが予定されていたが、
政府は先の台風19号で被災した地域へ配慮して、約3週間先の11月9日に延期することになった。
これは大英断ではなかろうか、国民皆が納得する賢明な判断だと思う。

さらに・・・ 下々には嬉しいことに、今日は今年限りの休日になった。
お蔭で朝からテレビで、その様子を見ることが出来、
儀式進行の一つひとつを確認することが出来るから喜ばしい。

まっ、どこのテレビ局も、これしか放映してないので、それしか見ることは出来ないのだが、
それはそれで、こういった日だからと思えば・・・ 特に違和感はない。

ふと気がつけば・・・ 自分より年長だった天皇陛下は、いつしか年下になっていて、
それなりに、感慨深いものを感じてしまう。
改めて年金生活者としての年齢を再確認するとともに、老いを痛感する日でもあった。

自身の年齢を思えば、令和という時代の全てを、自身の目で見ることは困難になるのだろうが、
平和で安穏な時代であってほしいと願うとともに、そうなることに期待する日でありたいし、
台風19号で被災した各地の復旧・復興が着実に進み、
被災した方々が、毎日そこにあった普通の日々の暮らしに一日でも早く戻れるよう、
節目の日、新たなスタートの日にあたって、強く強く願いたい。

そして・・・ 儀式が始まる直前には、昨夜来から降り続いていた雨が上がり、
厚い雲が切れ、晴れ間が覗き、虹がかかるという、天気予報を覆すハプニングが起こった。
海外の参列者からは、「エンペラーウェザー」などと歓声が上がったらしいが、
我が国風に表現するなら・・・ 「雨降って地固まる。」だろう。
新たな時代に、期待を寄せても良いんじゃなかろうか。


天皇陛下のおことば
 さきに、日本国憲法及び皇室典範特例法の定めるところにより皇位を継承いたしました。
 ここに「即位礼正殿の儀」を行い、即位を内外に宣明いたします。

 上皇陛下が三十年以上にわたる御在位の間、常に国民の幸せと世界の平和を願われ、
 いかなる時も国民と苦楽を共にされながら、
 その御心を御自身のお姿でお示しになってきたことに、改めて深く思いを致し、
 ここに、国民の幸せと世界の平和を常に願い、国民に寄り添いながら、憲法にのっとり、
 日本国及び日本国民統合の象徴としてのつとめを果たすことを誓います。

 国民の叡智(えいち)とたゆみない努力によって、我が国が一層の発展を遂げ、
 国際社会の友好と平和、人類の福祉と繁栄に寄与することを切に希望いたします。

内閣総理大臣の寿詞(よごと)
 謹んで申し上げます。
 天皇陛下におかれましては、本日ここにめでたく「即位礼正殿の儀」を挙行され、
 即位を内外に宣明されました。
 一同こぞって心からお慶(よろこ)び申し上げます。

 ただいま、天皇陛下から、上皇陛下の歩みに深く思いを致され、
 国民の幸せと世界の平和を常に願い、国民に寄り添いながら、日本国憲法にのっとり、
 象徴としての責務を果たされるとのお考えと、わが国が一層発展し、
 国際社会の友好と平和、人類の福祉と繁栄に寄与することを願われるお気持ちを伺い、
 深く感銘を受けるとともに、敬愛の念を今一度新たにいたしました。

 私たち国民一同は、天皇陛下を日本国および日本国民統合の象徴と仰ぎ、
 心を新たに、平和で、希望に満ちあふれ、
 誇りある日本の輝かしい未来、人々が美しく心を寄せ合う中で、
 文化が生まれ育つ時代を創り上げていくため、最善の努力を尽くしてまいります。

 ここに、令和の代(よ)の平安と天皇陛下の弥栄(いやさか)をお祈り申し上げ、
 お祝いの言葉といたします。

 令和元年十月二十二日
 内閣総理大臣 安倍晋三

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