【ロックマンZX、ZXA】「ロックマン」の設定について解説

『ロックマンゼクス アドベント』を久しぶりにプレイし動画も上げているのですが、
最高難易度であるマニアモードでは3～4発の被弾でティウンするという、
怒涛の攻撃ラッシュの中、被弾可能回数がマリオ並というまさにマニアな腕を要求されます。

まあそこはさておいて、ゼクスシリーズのストーリーの肝となる要素、
『ライブメタル』と『ロックマン』について解説しておこうと思います。
またライブメタルに関係するものも少し。

・ライブメタルとは
強大な力を秘めた鉱石。意思を持っている。
「R.O.C.Kシステム｣により「適合者｣を「ロックマン｣へと変身させる機能を持つ。
様々なモデルがあり、そのうちのモデルX、H、P、L、F、そしてZは、
ガーディアン（治安を維持する傭兵みたいなもの）の初代リーダー（恐らくというか十中八九シエル）がライブメタル・モデルVに対抗するため作成したとされている。
それそれに過去のシリーズで登場した英雄などのデータが入っており、各ライブメタルの声、および性格も過去のものと一致している。

・適合者とは
ライブメタルにはそれぞれ適合者が設定されており、決まったものが決まったライブメタルのR.O.C.Kシステムを起動でき、変身できる仕組みになっている。
「R.O.C.Kシステム｣とは「Revirth Of Crystallized Knowlegd System｣の略。
実は適合者の設定を行ったのは三賢人のひとりである、
マスター・アルバートであり、計画の一部としてロックマン同士の戦いを仕組んでいた。

・ロックマンとは
適合者がライブメタルを使い変身した姿、
または適合者自身のことを指す場合もある。
R.O.C.K（ロック）システムによって変身するので「ロックマン｣。
女性でもロックマン。

 

・ロックオンとは

ライブメタルを使いロックマン形態になる行動、

または適合者がロックシステムを起動するための合言葉。



◆ライブメタル各種
ライブメタルにはどのようなものがあるのか、適合者は誰なのかなど、
ゼクスとアドベント、両方の作品でどういう立ち位置かを解説していきます。

◇ライブメタル・モデルX
搭載データ：エックス
適合者：ヴァン/エール
かつてのイレギュラーハンターとして活躍した英雄を模した青いライブメタル。
ロックオンすると「ロックマン・モデルX｣に変身できる。
ダブルロックオンと呼ばれる合体変身機能が備わっており、
他のライブメタルひとつと同時にロックオンできる。

・ゼクス
主人公の運び荷の中身であったが、事故により主人公（ヴァンかエール）がロックオンに成功する。
後に様々なライブメタルとダブルロックオンし、モデルVに迫っていく。
・アドベント
成長したヴァン（エール）が所持。今作ではモデルX単体では使うことはできないが、ラストでモデルX単体で変身するヴァン（エール）を見ることはできる。
モデルAと共鳴し、データの共有をするなど謎も残された。

◇ライブメタル・モデルZ
搭載データ：ゼロ
適合者：ジルウェ
かつての破壊神、ゼロを模した赤いライブメタル。
適合者が死亡し、適合者がいなくなるという展開を迎えたライブメタル。
ゼロよろしく、セイバーによる斬撃がメインのロックマン・モデルZへとロックオンする。
なお、ロックマン・モデルZのみメットが無く、バイザーのみである。

・ゼクス
序盤でイレギュラーの犠牲になったと思われた、主人公の先輩のジルウェが適合者としてロックオンする。
ジルウェの死亡後はライブメタル・モデルZを主人公に形見として渡し、
主人公はロックマン・モデルZXに変身できるようになる。
・アドベント
ヴァン（エール）の所持ライブメタルとして続投。モデルZXとして登場する。
ラストではロックマン四人を相手取り、ウロボロスとともに行方不明になる。

◇ライブメタル・モデルH
搭載データ：ハルピュイア
適合者：ヘリオス
かつての風の賢将を模した緑のライブメタル。
ロックオンするとロックマン・モデルHとなり、
二刀セイバーによる強力な近接戦闘能力と空中での機動力を得る。

・ゼクス
フォルスロイドに搭載されていたものを主人公が回収。
モデルXとダブルロックオンすることで、ロックマン・モデルHXとなる。
・アドベント
適合者が登場。ライブメタルとしての意識を封じられ、「高等な人類のみが生き残るべき」というヘリオスの野望達成のために利用される。

◇ライブメタル・モデルF
搭載データ：ファーブニル
適合者：アトラス
かつての炎の闘将を模したオレンジ色のライブメタル。
ロックオンするとロックマン・モデルFになる。
二丁の大型バスターによる強力な射撃だけでなく銃身そのもので重い打撃を繰り出すことも。

・ゼクス
フォルスロイドから救出後、主人公に力を貸し、モデルXとダブルロックオンすることで
ロックマン・モデルFXに変身できる。
・アドベント
適合者が登場。意識を封じられ、「戦争こそが人類を進化させる」というアトラスの野望のために利用される。

◇ライブメタル・モデルL
搭載データ：レヴィアタン
適合者：テティス
かつての氷の妖将を模した水色のライブメタル。現存するライブメタルで唯一の女性である。
ロックオンするとロックマン・モデルLへ変身できる。
水中での戦闘に特化し、氷を自在に操ることで敵を翻弄する。

・ゼクス
フォルスロイドから救助された後に主人公へ力を貸し、
ダブルロックオンでロックマン・モデルLXへ変身できるようになる。
・アドベント
適合者が登場。意識を封じられ「海を汚す人類を減らす」というテティスの野望のために利用される。

◇ライブメタル・モデルP
搭載データ：ファントム
適合者：シャルナク
かつての闇の影将を模した紫のライブメタル。自爆はしない。
ロックオンすると、素早い動きと隠密行動に特化したロックマン・モデルPへと変身できる。

・ゼクス
フォルスロイドから救助後は主人公に力を貸し、ダブルロックオンすることでロックマン・モデルPXへと変身できるようになる。
・アドベント
適合者が登場。意識を封じられ、シャルナクの謎の目的のために利用される。

◇ライブメタル・モデルA
搭載データ：アクセル？
適合者：グレイ/アッシュ
かつてのもうひとりの英雄を模した紺色のライブメタル。
ロックオンすると、様々な相手をコピーしその姿に変身できるシステム、
トランスオンを使うことがきるロックマン・モデルAに変身できる。

・ゼクス
未登場
・アドベント
主人公のメイン変身として登場。様々なロックマンやフォルスロイドをコピーし力を手に入れていく。
ロックマンに勝つ（ライブメタルのデータをコピーする）ごとに
プロテクトが解かれてゆき、ライブメタルと適合者の秘密が明らかになっていく。
他のライブメタルは平和のために作られたものだが、
モデルAはマスター・アルバートが、自身の身にトラブルが起きた時のために計画のバックアップのため作ったものである。

「モデルA（アルバート）」と名付けられてはいるが、姿や能力は『ロックマンX』の「アクセル」に酷似している。

◇ライブメタル・モデルV
搭載データ：バイル
適合者：セルパン
かつての復讐の科学者を模した狂気のライブメタル。
とてつもない大きさで、イレギュラーの発生原因。かつてバイルと一体化していた衛星兵器「ラグナロク」の欠片。
ロックオンすると、怨念に因われた強大な力を得る、ロックマン・モデルVに変身する。

・ゼクス
主人公を動かした原因。セルパンカンパニー社長のセルパンが適合者であり、
ラスボスとして登場する。
・アドベント
世界中に散らばっていることが判明。
クライマックスでは、元の衛星兵器の姿にすべてが一体化する。すべて集めきれず数が足りないのかドーナツ状（自分の尾を食う蛇、ウロボロス）になっている。
また、前作から登場しているロックマン、プロメテとパンドラもモデルVによってロックオンしていることが判明。
マスターアルバートもモデルVの力で究極のロックマンへと変身する。

◇ライブメタル・モデルO
搭載データ：オメガ
適合者：不明
かつての変わり果てたメシアを模した赤黒いライブメタル。
ロックオンするとロックマン・モデルOとなるはずだが、現時点では適合者がいない。
モデルXとダブルロックオンすることで運用が可能。
その姿はゼロのオリジナルボディである「オメガ」そのもの。
すべての属性攻撃が使え、画面全域に広がるチャージ攻撃の数々、ライブメタルゲージ無限と、現時点で最強のモデルである。

・ゼクス
隠しエリアに出現するオメガを倒すと入手できる。
クリア後のおまけ的な要素だが、本編中でも敵ボスからこのライブメタルに関するセリフが聞ける。
ダブルロックオンすると、ロックマン・モデルOXへと変身できる。
・アドベント
未登場




以上、これがライブメタルたちです。
ゲーム開発当時はいわゆる、「魔法少女ものにおける相棒のマスコット｣的な立ち位置でイメージされて作られていったそうです。
結局は世界を左右するレベルの遺産だったわけですが。

基本的に過去シリーズで登場した重要人物がライブメタルの元ネタとなっています。

ゼクスは好きなシリーズなので、もっとシリーズを続けて欲しいです。
過去のシリーズにもまだまだライブメタル化しそうなキャラがいるので、
是非続編を作って欲しいです。