仕事と介護と高齢と

今日も仕事・・・今年も残り少なく、焦ってます　(T_T)
不況の折、新規受注に手こずってるのもあり、いつもの事で、もう少しで１週間も休めるし・・。
ジジとジェロと、プーちゃんの４人で出てまして、Ｔちゃんは　さすがにお休みです。
高齢者ばかりの団地にいるＴちゃんは、無理やり役員にされてる為、本日は掃除の日で、
もう３回ほど逃げた（？）ので、人見知りながら・・頑張って参加しているはず・・ですが、
本日は、お馬さんのＧ１レースもあり・・ちと心配です・・どやろ？　(-_-;)

ジジも高齢やし、ウチは高齢者の爺さま職人ばかりなので、忙しいと体調も心配です。
爺さまらの数人は、自分の病気や家族の病気もあり、まあ・・お金も必要なわけで・・。
こんな零細工場で働いてるのですが、今後も高齢者は増加するのやし、どうなるのでしょにゃ・・。

　　　屋上のサザンカ

１９日の今日は何かの日やなと、朝から考えてたら、ウチの亡くなった祖母の誕生日でした。
・・・亡くなった人の誕生日でも・・覚えてるもんかのお・・　(+_+)

十数年前に札幌から帰ってきて、半年ぐらいで母親が脳溢血であっという間に亡くなり、
その後は、３０代の大半が祖母の病院通いと、仕事の日々でした。
今日のような日曜日は、毎週セッセと　娘さんも一緒に　病院へと通ってたですにゃ。

介護というほどの立派なものではなく、仕事もあり病院に預けっぱなしの、恥ずかしい内容で、
婆ちゃん本人も、一人で家にいるのが不安で、病院の方が安心だという結果ですが・・。
長期にわたる入院は、なかなか難しく・・系列の病院を、半年から一年ごとに転々と・・でした。

一番遠い時は、大阪なのに奈良の大和郡山まで移ったこともあり、通うのも大変でした。
年末年始で車も込む中、３１日も元旦も病院に娘さんと行くわけでして、もうドライブですにゃ　(+_+)
正月も病院で本人も辛いかな・・と、思うのですが、その頃はもう、認知障害・・でしたにゃ。
こちらが思うような感情も無くなってて、会いに行っても　誰かも分からんのですが、
それでも放っておくのは気持ちがモヤモヤする・・お見舞いという・・言い訳の誤魔化しやったかもですが・・。

行く時は必ず、婆ちゃんが好きな　カップのプリンと、紙パックのコーヒーを持っていきまして・・。
ひ孫である娘さんが、ア～ンと食べさすのが、唯一のお見舞いでの内容でしたが、
甘い物好きな婆ちゃんは、食べ終わると同時に　「もう一個～」と、大騒ぎでして　(+_+)
誰か分からなくなった頃は、わしらの顔を見ると「プリン～」　と呼ぶようになりましたにゃ・・。

ジジは、仕事もあるからと言い訳してまして、あまり病院に行きたがらず・・でした。
何度か行く度に、婆ちゃんの兄弟と間違われ、「息子を頼むで」とか「息子はいっこも顔出さん。」
などと言われ、自分の母親が変わっていくのが、辛かったんだろうなと思います。
わしが行くと、朝食に出るバナナを大事に取ってあり、息子に食べさしてやって下さい・・と頼むほど、
婆ちゃんは昔ながらの、長男大事の性格なので、その子であるジジは、複雑やったんやろとも思いますにゃ。

　　やもめになった工場のインコ

今のようなデイ・サービスも、まだ少ない頃で、高齢者の介護認定も　その頃始まったですにゃ。
最初の認定の頃は、まだ障害も時々でして、審査の時は・・大変でした　(+_+)
要介護の度合いが高いと、お金の負担やいろいろが　楽になるのですが・・・。
婆ちゃんは、「ボケてまへんで～」と、頑張って審査の人の質問に答え・・実際より低い査定で　(T_T)
健康な有難い結果のはずなのに、病院の方と泣き笑い状態・・・の、思い出もあります。

わしの血統の大元・・の、婆ちゃんですが、普段はおっとりしてるのに、怒るとものすごく怖く・・。
一度、夜に訪ねての帰り際、「今日は水戸黄門やから見てから寝えや～」と、言って帰ったんですが、
その日は特別番組で中止やったらしく、看護士さんらが説明しても納得せずに暴れたそうで・・　(+_+)
後日行くと、看護士さんの腕に婆ちゃんのつけた傷があり、謝りまくった事もあります。

その時が、認知症の急速な始まりの頃と、後になって思いますが・・。
病院のベットから落ちて、大腿部を骨折し、トイレも行けなくなり、紙オムツになった頃でして・・。
トイレは自立できてたのが自慢の婆ちゃんが、オムツになり・・それを忘れたいかのように・・
認知症・・が、一気に進んだのでは・・と、思います。
その時の病院は、転々として辿り着いた先のひとつでして・・
あとで聞くと、悪評判ばかりの病院で、ベットから落ちたのも　単純なミスが原因でしたが・・。
これが、わしやジジの病院嫌いの根源でも・・あるかもですにゃ。

桜の季節、駐車場にきれいに咲き並ぶ病院にいた時ですが・・・。
車椅子で婆ちゃんを駐車場に連れ出し、車で連れて来た「セル子さん」と再会させたことがあります。
その時、桜を見ながらセル子さんと遊び、ふと思い出したように、元の婆ちゃんに戻ってビックリ　(+_+)
この経験があるせいか、動物でのセラピーも、意味があると・・思えますにゃ。

　　ボクサー犬のセル子さん

一時期は、叔父の入院もあり、婆ちゃんの病院と、掛け持ちで回ってた時期もありますが・・。
今は皆亡くなり、こんな仕事での日曜日にと、なりましたにゃ・・。
自営であるから自由が利き、やってこれたんだと思います。

お客さんなどで、親の介護をしてる話を聞くと、仕事しながらの苦労は大変だと思います。
ウチの爺さまらは、すぐに「長く寝込まずにポックリと死にたい」と、言いますがにゃ・・。
・・そういう人間ほど・・そうはならんじょ・・・とも思いますで・・。
ジジも含め、爺さまら・・健康一番に考えなアカンけど・・・なかなか・・・　(-_-;)
大福の食いすぎや、酒の飲みすぎとか・・・わしもやが・・難しいもんやわのお。

幸か不幸か・・。
わしは子育ても、介護も、普通より早く経験していますがにゃ・・。
それを活かして、今後も役に立てていけたら・・と、婆ちゃんのこと思い出し、そう思いますにゃ。


今日は内容が暗いかにゃ・・　
明日はおたふく替え歌でパア～～と、やにゃ　（＾◇＾）