けものの道

猫道、犬道、お仕事の道・・
鉄工所のおばさんの毎日

四天王寺

2011-05-08 23:29:01 | Weblog
今日は、午前中から三時まで工場で片付けなどして、それから四天王寺に、ジジと娘さんと三人で行ってました。
ジジの母親、自分の婆ちゃんの命日でのお参りです。
長いこと入院していて、最後のほうは認知障害だった婆ちゃんの・・です。

  

十数年前にジジと二人で工場を始めて、その三ヵ月後に、母親が四天王寺のお参り中に倒れ、脳溢血で亡くなり、
それからは叔父、妹、婆ちゃん、叔父と葬儀ばかり続いた・・大変な頃もありました。
仕事でもいろんなことが初めての事ばかりで、葬儀も介護も初めての事ばかりで、今思えばよくやってたもんです。
生まれて初めて参列した葬儀が母親で、初めての介護が祖母で、葬儀も介護も縁が無く生きてきて、
それがいきなり突然に、急に自分にで・・・そのうえ初めてづくしで、まわりに教えてもらえる人も無く・・でした。
逆に初めてやから、やってこれたのかも・・と、たまに思うこともあるです。

辛いことがある時ほど、いつもより仕事が忙しい時だったり・・。
おかげ?でなのか、その時は悲しんでる暇も無い、仕事で気を紛らわしていた・・これが現実やったかもです。
運転資金に用意したお金が葬儀代になり、働くとすぐ入院代がくるし、その分をより働くわけで、
まあ借金も増えたりしたけど・・生きていく中のいろんなことを、人より短時間で・・知ったかもです。

もう葬儀するような親族も、普通に考えればいないですが、その分は寂しくなってるのかも・・です。

   人がいない境内

何も行事ごとの無い、夕方の四天王寺は、いつもと違い人も少なかったです。
納骨やお参りに来てる家族や、犬の散歩の人がいる・・静かでした。

「ああ、四十九日なんだな」と、様子を見て分かる分だけ、自分が経験してきたんや・・と妙に納得したり・・。
お爺ちゃんが亡くなったのか? お婆ちゃんの手を引くチャラ男風の子に感心したり・・。
ここに来るたび、自分が歳とっていく・・そういう実感を持ちます。
・・普段はそんなに思わんのですが・・のお。

  

ふと見ると、亀の池に大きなサギが、ポツンとおりました。
まわりに亀を従え、舞台で歌を歌ってるような・・そんな風に見えたんですが、横で見てたジジが、
「サギの晴れ舞台やな、亀が見とるで。」と言うのを聞き、これぞわが親アホの血筋・・も実感しましたわ・・。
・・これは普段でも、よく感じることですが・・のお。

まあ・・のんびりお参りの日曜日でした。

  

境内や門などに、東北の震災への義援金のお願いの貼り紙がありました。
もうすぐ二カ月が経ち、幸いにも被害の無かった地域は平常通りで、自粛の自粛をなど、盛り上がりを呼び掛けてます。
そんな中で、このような貼り紙を見ると、幸いだった為に震災を忘れそうになるのの歯止めになるというか・・。
絶対に長引くだろう復興に向けても、震災直後の真摯な気持ちを持ち続けないと・・とも改めて思います。
もうすでに暑い日が続く中でも、普段から大事な節電やエコは続けて行かないと・・などもです。

NHKで震災の特番がやってて見たのですが、普段からの心構えの大事さを考えた番組でした。
まだ一万人以上の人が行方不明の現実の中、こちらは本当に何もない普段と変わらない日常です。
過度の自粛は不必要ですが、現実は認識して、行動をしていかないと・・・そう思ったりします。
自粛ではなく、それぞれの人の気持ちだから、あえて言うまでも・・のはずですが・・。

震災にあった方にはおよびませんが、自分も十数年の間いろいろあったので、気持ちを癒すのは時間がかかるのは、
それが分かるような気がするし、何よりもまだいろんなことが、これからとも思います。
それでも時間が経つとともに乗り越えていけることも経験してるので、とにかくまだこれからの復興への長い月日を
被災された方も何とか・・と思うのと、自粛ではなくなっても皆が忘れないように・・とも、本当に思います。

witH utmost Respect and All my support Always
 (心からの敬意を込めて皆さんを応援しています)

日本人じゃない人が言った言葉・・これですよね、これからの気持ちは・・です。


 
いつも見て頂き、↑のワンクリックも、ありがとうございます。

今回の地震についての色々な情報がまとめられてます → こちらから

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする