けものの道

猫道、犬道、お仕事の道・・
鉄工所のおばさんの毎日

工事での思い出2

2010-11-05 18:37:06 | 思い出の人
今日も、プーちゃんらの現場作業は順調に行ったようです。
三人とも、「2台目やからチョロいもんや~。」と、ご機嫌です。
3台目の作業予定日はまだ未定ですが、もう・・大丈夫やにゃ・・。

トラックの荷台の鉄板張りに、たいそうな・・ですが・・。
昔、わしとジェロとその頃の爺さまらと、4人で遠方に同じ作業に行き、
その日に帰れず宿泊にもなったり、エライ目あった思い出が・・。
そのせいか・・どうも、慎重すぎるのか・・かもです。

  プーちゃん撮影

その時は、今は70歳になってるS爺と、68歳になってるY爺の二人。
二人はもう辞めてますが、強烈な個性の爺さまらでしたのにゃ・・。
S爺はイロイロ仕事での伝説を、Y爺は酒での伝説がありますが・・。
このエライ目にあったトラックの板張りの時は、二人の個性爆裂でした。

この時のトラックの荷台は、もう無残に木材が腐ってまして・・。
鉄板を張るにも、梁が無い状態で、アングルでの補強梁からの作業でした。
構内のみ使用の場合は、車両重量等の問題も無く、車検も不必要との事で、
とにかく3トンの物を載せれるだけの荷台の改造が必要・・でしたのにゃ。

バシバシと熔接で、梁や鉄板を取り付ける予定だったんですが・・。
イケイケのS爺がやりすぎて、残ってる部分の木材が燃え出したり・・。
「心配すな、大丈夫じゃ」と、熔接するイケイケのS爺・・。
・・わしは燃え広がらないようにと、ずっと水掛けババアでした・・。

途中からは、持って行った溶接機が故障したりで・・中断・・ (T_T)
遠方なので、一度帰って翌日の朝早く来るよりも、溶接機をリースして
朝一番届けるからと言う・・ジジの無情の決断の電話があり・・。
急遽ご好意で、その客先の宿泊施設に泊まることに、なったんですにゃ。

  屋上のバラ

工事の作業着のまま、やっと小さい居酒屋を見つけての晩御飯。
お勧めの刺身盛り合わせと、定食と、もちろん酒・・。
ここからは、酒飲み妖怪Y爺の一人舞台のようになり・・。
小さいけど盛り合わせの刺身が生き造りで、口がパクパクと・・。
それを見て「可哀そうや~」と、泣き出すし・・ (-_-;)

いつもよりは、そない飲んでないのに、酔ったY爺は宿泊施設でも・・。
二段ベットが二つある部屋で、作業着のまま寝る・・のですがのお。
部屋に落ち着くと急に「お母ちゃんの声が聞きたい!」と、騒ぎ出し、
奥さんに携帯電話で、「大好きや~」と電話をして・・。
わしらにも代わる代わる挨拶をさせたり、大騒ぎでしたのにゃ (-_-;)

わしも話しましたが、電話の向こうの奥様の、無言の怒りが伝わってきて、
恐縮するやら、怖いがな・・でしたにゃ・・。

そのうち、酒が飲めないから酔ってないはずのS爺までも、
「わしも寂しいなったから、お母ちゃんに電話する~。」と、電話をかけ、
わしらにも代わる代わる挨拶をさせたり、夜中に迷惑な・・爺さまらです。
まあ・・歳取っても仲良し夫婦・・も、エエもんですがにゃ・・。
わしとジェロは、こんな形でそれぞれの奥様と、初めて喋りましたのにゃ。

  

翌朝、コンビニのパンとおにぎりでの朝ご飯・・。
着替えもないし、顔は洗ったままの状態で・・紫外線バリバリ吸収。
わしだけ女やいうのを、すっかり無視の状態で、かえって気は楽ですがにゃ。

リースの溶接機が届き、又皆で、鉄板張りの続きです。
木材が燃えるのもお構い無しに、ガンガン熔接するS爺と、補助のY爺。
わしとジェロは ずっと水掛けババアとジジイ・・でしたが・・。
それでも無事に終了して、夜九時過ぎにやっと工場に帰りましたわ。

あとで聞くと、Y爺は家に帰ると、怒り狂った奥様が待っており、
「恥ずかしい事するなあ~。」と、玄関に1時間ほど座らされてお説教。
怒られて大変やった・・と、言ってましたが・・そりゃのお (-_-;)

こんな事もあったので、わしは慎重すぎるのかも知れんですが・・。
でも、よく考えれば今回は熔接ではなく、リベットでの鉄板張りなので、
あの時のような炎上作業でもないので、心配いらんかったですがにゃ。

工事は結構アクシデントもあるので、慎重ぐらいで丁度いいかもと。
いろんなことがあって 覚えてもいくわけですがにゃ。
ウチの場合、ちょっとアホ事件が多いのも、難点ですにゃ (-_-;)

今後の3台目も、プーちゃんら無事終わって欲しいですにゃ。


工事でのあほな思い出は 
まだまだナンボでもあります (T_T)
コメント (6)
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