お歳暮の発送の時に出会った出来事・・
梱包の「プチプチ」が足らないと酔っ払い猫Ｈさんが騒ぐので
あわててホームセンターに買いに行った。
ついでに自宅の猫の餌も買おうと売り場に行く。
カゴに猫缶とドライフードを入れて、ふと見ると・・
とっても格安のホームセンター限定のドライフードを発見・・
・・うーん、安い・・うちは４匹やしのお・・家計が助かる・・
袋を手に取ろうとした時、誰かがわしの手をひっぱたいた・・
・・ふへぇ・・？
驚いて見ると 見ず知らずの、笑顔のおばあちゃん・・
・・どうも言葉がしゃべれない様子やけど・・
一生懸命に「うー」「うー」と身振り手振りで何かを言っている
・・どうも・・その安い餌はアカンと言ってるような・・
おばあちゃんは 自分の選んだ猫缶やフードを見せてくれた。
カートには沢山の缶詰やフード、猫砂が入っている。
・・これは安いけどいいものだよ・・と笑顔で言っている様子。
そうかい・・と、おばあちゃんの言う通りに激安フードはやめた。
て、言うか、やめるしか無いわのお・・ (-_-;)
おばあちゃんは なじぇか？レジにもずっと付いてきて
一生懸命に 自分のカートの中身の説明をしてくれる。
わしが買った猫缶とおばあちゃんの買ったのが偶然同じで
それが嬉しい様子で、頭を撫でてくれようとする・・
・・・４２歳の見ず知らずの作業着姿のわしの頭を・・へへ・・
二番目に安いから買っている猫缶やのにのお、誉められた・・
・・でも他の買い物客は・・見て笑ってる・・恥ずかしいのお・・
お金を払いながらも しゃべり続けるおばあちゃんにあわせて
「うんうん」と何となく聞いていた。
レジの人は、お釣りを渡しながら、ボソッと
「よく、何言うてるか解るわねえ・・」と呟いた。
・・・うーん・・ 何となくは・・解る・・
うちの工場は爺さま天国やし Ｏ爺とかＵ爺とか耳遠いしの。
普段の慣れやろかのお・・？
さて、肝心のプチプチをまだ買って無い。
おばあちゃんとは バイバイして別れた・・
車にプチプチの大きなロールや荷物を積んでいると、
さっきのおばあちゃんの姿が見えた・・
自転車のうしろのカゴに あの大量の餌を積んでいる・・
ヨタヨタと自転車を押しながら楽しそうに花売り場を見てる。
何じゃか 数年前に死んだ うちのばあさんを思い出した・・
うちのばあさんは ケチじゃが 猫缶だけはこだわってた・・
最高級ではないが中の上くらいのを買ってた。
一時 ばあさんは一人で暮らしており家は猫天国やった。
わしらが遊びに行っても適当なおやつくらいやったが、
猫はとても大事にされていた・・
さっきのおばあちゃんは家族と暮らしてるのやろか・・
障害者だろうに、お金に余裕あるのやろうか・・？
あんなに一杯猫の餌を買って・・
飼い猫か、野良猫用もあるのちやうか・・？
猫だけが家族ちやうやろか？
・・何か・・妙に気になって・・寂しい気にもなる・・
・・まあお金持ちで、大家族かも知れんがのお・・(-_-;)
まだ見て無い あの映画にもおばあちゃんが出るらしい・・
動物を飼ってたり世話しているおばあちゃんは沢山おる・・
自転車で重い荷物運んでる姿が・・何か・・エライなと思う
わしは車で 贅沢なもんやろな・・と・・
その上、なんも考えずに安い餌ばかり買ってるような・・
分相応に高いから良いもんでも無いけど、もうちょっと
いろいろ研究くらいせな拾った猫らに失礼かも・・
自分の焼酎は いろいろ吟味するのに・・
猫らの健康はわしが考えんと・・
工場に戻る車の中で なんじゃかいろいろ考えてしまった・・
こんな出来事やけど 自分の出きる事はなんでも精一杯に
やろうとか、不況不況と恨めしがらないとか・・・
う～ん、そこまで考えて、・・なんやろ～ この出来事は・・
帰って爺さまらにこの出来事を話した
メタボＨ爺は大笑いしながら
「そのばあさん、よくお前に声かけたな～」と・・
・・まあ作業着姿は・・ちょっちガラ悪いかの・・
他の爺さまらは 「まずいんや、その餌・・」と・・
・・そうか・・
健康じゃなく、味か・・？
人それぞれ取りかたがあるけど・・ふ～現実に戻っていく・・
何か解らんけど 不思議な出来事でした
長い文で 何を伝えたかったか下手でごめんです・・
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おばあちゃんにはちょっと弱い性格です・・
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