お花の記録

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使徒ヨハネ野間重信神父様の思い出

2012-12-09 20:58:00 | 日記
神父様に始めてお会いしたのは、2006.4月のことでした。私は、その頃、とても悩んでいました。神父様は、そんな私を何度も助けてくれました。言葉は少ないですが、それは、言葉の重みを知っているからであり、その言葉自体は、とても温かく、そして親身な深いものでした。
神父様は、もちろん、神学も知り尽くしておられましたが、哲学も知り尽くしておられました。西田や和辻哲郎、ハイデガー…。その深い哲学的な言葉になんどもハッとさせられました。
御病気になられて、寝たきりになり苦しんでおられた時も、周囲への感謝を忘れず、看護師さんも、これだけの病床にありながら、こんなに穏やかで感謝を忘れない人は珍しいと…。
ある時、病床におられた神父さまに、主人が、神様とは、どんな方ですか?とたずねたら、全てをなさる方、愛の方だと…。こんなにつらいのに…恨み言を言って、当たり前な状況なのに…。
穏やかな笑顔で言われたのが忘れられません。どんなに辛い時も、マリア様のように素直に、神様を受け入れ続けた神父さまを、心から尊敬しています。そして、天国で憩われことを祈ります。

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