先日、遠藤周作の【砂の城】を読みました。重たい気持になりましたが、考えさせられました。私は、いつも世の中は理不尽で汚いことばかりで、美しいことや尊いことを探そうとするのは、無意味なのかもしれないと諦めているところがあります。でも、本の中で描かれているように、「美しいことや尊いことは、海辺に作った砂の城のように作っては流されるものだけど、大きな流れのなかで、人類はいつかそこに到達するように少しづつ前進している」と。同じようなことを昔、教えて下さった神父さまがおられました。広島教区の野間重信神父さまです。
お祈りなどしても、役には立たないと言う私に、神父さまは、真摯な態度で「平和を祈っていのることが、あなたが生きてる間には実現されないかもしれない。しかし、祈ることで、また、祈る人が増えることで、必ず、より良い方向に進んでいくんだよ」と。いつも清貧で、お祈りを忘れることなどなかった神父さま。貧しい方のために、自分は質素に暮らして物資を送られた神父さま。人から酷いことを言われても、黙って常に微笑みを忘れなかった神父さま。私に、人に報いるのではなく、反対に、その人のために祈ることを教えてくれた神父さま。美しさや、尊さを教えて下さって、本当にありがとうございます。ご冥福をお祈りします。
お祈りなどしても、役には立たないと言う私に、神父さまは、真摯な態度で「平和を祈っていのることが、あなたが生きてる間には実現されないかもしれない。しかし、祈ることで、また、祈る人が増えることで、必ず、より良い方向に進んでいくんだよ」と。いつも清貧で、お祈りを忘れることなどなかった神父さま。貧しい方のために、自分は質素に暮らして物資を送られた神父さま。人から酷いことを言われても、黙って常に微笑みを忘れなかった神父さま。私に、人に報いるのではなく、反対に、その人のために祈ることを教えてくれた神父さま。美しさや、尊さを教えて下さって、本当にありがとうございます。ご冥福をお祈りします。
犬の散歩をしながら、近くの畑の風景をシャッターにおさめました。キャベツの残骸だけど、それでも美しいですね。一生懸命生きた証だから、美しく見えるのでしょうか。

我が家では、余った花材や、撤花した花材の元気なものは、花瓶に生けておくのですが、先日の梅の一種生け(梅と迎える正月)で用いていた梅の寿栄え(ずばえ)から元気な芽が出てきました。外に生えている梅ももうすぐ咲きそうですし、ますます春が近づいているんだなと思います。

2月になりました。立春の節分を迎えました。春を感じさせる日もありますが、寒い日もあります。
暖かい日の次に急に寒くなると、体に堪えますね。
さて、2月最初のお稽古は、木瓜(ぼけ)をつかったお生花でした。
私は小菊と共に二種生けを、彼女は新風体を生けました。
枝の出方、曲がり方が独特なので、簡単に枝を選ぶことはできません。また、花が咲いている位置が低いので、隠れないようにとか… 花材のもっている形をどう生かすか考させられます。
結局、横枝をあしらいとしていいことを教えてもらい、こんな形に落ち着きました。枝をうまく切り、折ることで、植物がもともとそのような形であったと見せかけることもできるのですね…驚きが多かった一日でした。
でも、とても楽しかった。 彼女は初めての新風体だと言っていましたが、シンプルながら、素敵な形だなぁ、と感心させられました。早く、こういう形ができるようになりたいです。

暖かい日の次に急に寒くなると、体に堪えますね。
さて、2月最初のお稽古は、木瓜(ぼけ)をつかったお生花でした。
私は小菊と共に二種生けを、彼女は新風体を生けました。
枝の出方、曲がり方が独特なので、簡単に枝を選ぶことはできません。また、花が咲いている位置が低いので、隠れないようにとか… 花材のもっている形をどう生かすか考させられます。
結局、横枝をあしらいとしていいことを教えてもらい、こんな形に落ち着きました。枝をうまく切り、折ることで、植物がもともとそのような形であったと見せかけることもできるのですね…驚きが多かった一日でした。
でも、とても楽しかった。 彼女は初めての新風体だと言っていましたが、シンプルながら、素敵な形だなぁ、と感心させられました。早く、こういう形ができるようになりたいです。


これ、菜の花(かその類)だと思うのですが、幹線道路のすぐ近くで、寒い中頑張っていました。
先日、菜の花を使ったいけばなを生けたので、なんとなく、菜の花に親近感が沸いた日でした。
先日、菜の花を使ったいけばなを生けたので、なんとなく、菜の花に親近感が沸いた日でした。

今日のお稽古は、カラー、バラ、ゴット、ブルースター、菜の花の自由花でした。
カラー白く巻いた感じなのがが、カラーというお花です。カラーは名前を覚えるように言われました。
左が、私の作品、右が、彼女の作品です。彼女は30分かそこらで生けていましたが、上手です…私も精進せねば。

カラー白く巻いた感じなのがが、カラーというお花です。カラーは名前を覚えるように言われました。
左が、私の作品、右が、彼女の作品です。彼女は30分かそこらで生けていましたが、上手です…私も精進せねば。


今日のお稽古は、ゼンマイ、ハラン、アイリス、アナナス、カスミソウの自由花でした。
斜めの形を意識して生けました。うまく空間が作れず、苦労しましたが、左からの風を感じさせる作品ができたのではないかと思います。
斜めの形を意識して生けました。うまく空間が作れず、苦労しましたが、左からの風を感じさせる作品ができたのではないかと思います。
