takubonpapa blog

 日常の出来事や感じたこと、Mac、バイク、キャンプ、さだまさし等について書いてます。

子育てについて考える

2008-01-20 23:15:05 | 子育て
 今日は地域の青少年健全育成合同研修会というのがあり、消防で動員されたこともあって行ってきました。講師は福島県青少年健全育成県民会議「大人への応援講座」講師の井原さんという方でした。
 話の内容は子どもをニートやワーキングプアにしないための子育てについてでした。昔と違って特に正社員の事務職採用が激減して、雇用環境は高度な知識や技能を持つ正規雇用の専門職と、非正規雇用で単純作業のライン職に二極化して中間層がいなくなっている状況があるから親は過保護・過干渉をやめ子どもを自立させることが大事だと強調していました。働くことの意義や自分の仕事について子どもに話すこと、こどもから話を聞くことも大事だと言ってました。

 しかしこのような研修会に参加してくる親や家庭は大抵意識が高いから、過保護にだけ注意すれば温室育ちによる引きこもりにはならないのではないかと思いました。

 むしろ貧しい家庭や親が関わってくれない家庭に生まれた子どものほうが重大で最初からハンデを背負っており、昔と違ってそれが個人の努力では乗り越えることができないほどの壁となっているという実態があると思うんだなぁ。つまり有効求人倍率が1を下回っている状況の中で構造的に作られた格差や貧困をどう解消するかという視点がほしかったような気もしました。

 それから雇用環境の問題についても企業が正社員をリストラして派遣や請負に切り替えていることや、組合や中高年の労働者が自分たちの既得権や賃金水準を守るために若者に面倒な仕事を押しつけたり正採用の道を狭めてはいないかとも思いました。多少収入が下がってもワークシェアすることによってみんなでもっと幸せで楽に生きられて、若者の正規雇用が拡大すれば結婚して子どもを産み育てることができて少子化に歯止めがかかると思うのですが甘いかな?。しかしまぁもうちょっと我慢していれば団塊の世代が退職して雇用環境は改善するのかも?。
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