つぶやき

ジャズギタリスト北川拓のつぶやき。

東電、東電、東電。

2012年08月28日 | Weblog
『火力発電の燃料費等が大幅に増加しており、』などと電気料金の値上げの根拠を説明する東京電力。
しかしこの燃料費の増大も東電の自作自演だった。

東電の100%子会社である”TEPCOトレーディング”と三菱商事が50%づつ出資して2006年に設立した“セルト社”。
この"セルト社"は火力発電の燃料である液化天然ガスを輸入販売する会社である。
わざわざ自ら設立したこのセルト社を通じて液化天然ガスの値段を9倍にもかさ上げして仕入れることでセルト社(=東電)
が高収益をあげ、そのコストは国民に負担させる事で2重に大もうけするという、にわかには信じ難い悪行を行っている。

福島原発事故で国民に多大な損害をもたらし、いまだ国民生活を脅かしつづけている東京電力がこの所行にいたっては
『市中引き回しの上~』とまで言いたい心情になります。この悪の連鎖をどこかで止めないといけません。

ジョセフ・E・スティグリッツ

2012年08月21日 | Weblog
1979年にジョン・ベーツ・クラーク賞、2001年にノーベル経済学賞を受賞したコロンビア大学教授、現在における最も活動的且つ影響力のある経済学者の一人であるジョセフ・E・スティグリッツ氏は近著『世界の99%を貧困にする経済』で『最上層には増税を、底辺層には減税を』と富裕層増税を提唱。『不況が赤字を生み出したのであって、逆ではない』として緊縮財政の推進は経済を悪化させるだけ、と批判しています。税金を追加徴収する場合の簡単な法則はお金のあるとこへ行け』というものだと指摘。お金は最上層に集中しているのだから税率を少し上げただけでも多額の歳入をもたらすと述べています。さらに投機による収入や配当への低い税率、法人税制などの抜け穴や特別優遇を排除することを提案。

なんだか偉そーな人が、新説でもなんでも無く、いちいち当たり前の事を言っているにすぎないが、こういう立場の人が発言した事が重要で、その影響は少し期待したい。

ちなみに野田政権はすべて逆の方向へ、財政破綻へまっしぐら。笑えない。が、笑うしか無い。