つぶやき

ジャズギタリスト北川拓のつぶやき。

エスの顕在化

2005年03月28日 | Weblog
子供の頃は道端で拾った百円玉で買い食いをして、
忘れた頃・・・例えば一週間後にお腹が痛くなっても
「あの時悪いことをしたからばちが当たったに違いない」
「だからもう拾った百円で買い食いはしない・・・」なんて思っていた。(交番、交番!)
神か仏か知らないけれども誰かに監視されているような気がしていた。(未熟な自我か?)
”ばちが当たる”だなんて・・・誰に教わったんでしょうね。
しかしその後成長していく過程で経験的に”ばちが当たる”は嘘であるという
事を学んでいつの間にかそういう考え方をしなくなった。

いい大人になってもこの”ばちが当たる”みたいな考え方をする人もきっと
いると思うがこれは幼児性の抜けきらない結果である・・・と僕は考える。

心霊体験 其の弐

2005年03月16日 | Weblog
もう何年前でしょう・・・。
大学にも進学せず、バークリーへの留学も諸々の理由で断念し・・・。
自宅でモラトリアムを決め込んでいた19か20のある夏の日・・・。
とりあえず将来に対する不安を払拭するために日々練習に明け暮れているつもりだった。
しかし多感な時期。様々な誘惑に煩悩を断ち切れない僕はサボって友人と湘南に・・・。

毎日金縛りにあって眠れなかった。
練習をサボると特に執拗な金縛りにあった。

その日も金縛りに苦しんで、眠るのを半ば諦めようとベッドで半身を起こして窓を開けた。
するとそこには通常なら環七から一歩新宿方面に入った大久保道りが3階の窓から見える
筈がなんと夜の川原で灯篭流しをしていた。
そして浴衣かなんかを着た大勢のうちの一人がこちらを振り向いて手招きをしているではないか!
なにが起きているのかよく理解できないままいつの間にか寝てしまい昼前に起きてあれは現実か
それとも夢だったのか・・夢にしてはリアリティが感じられたので母親に「変な夢を見た」と
話してみたところ「それ三途の川じゃないの!?」と指摘された瞬間、背筋が凍りついた!!

心霊体験 其の壱

2005年03月08日 | Weblog
7、8年前大宮のアパートに住んでいた頃は大宮駅迄の往復に自転車を利用していた。
ある日の帰り道。夜中の1時頃。大通りを抜けて住宅街にさしかかった辺りで
僕の前を歩く若い(?)女性がいた。当然自転車の方が早いのでその女性を追い越した・・・
ところが気のせいか後ろから聞こえてくるハイヒールの足音との距離がなかなか広がらない
感じがしてペダルを強く漕いだらハイヒールの足音も少し早足になった気がしたので更に
スピードを上げると足音が走り出しちゃったもんだからもう僕はパニック!
前傾立ち漕ぎで一度も振り返らずに家に帰った。
奥さんが言うにはその時の僕は肩で息をして顔面蒼白だったらしい・・・。

オバケ

2005年03月04日 | Weblog
僕はオバケとか占いとか観念的なものは全く信じない。
テレビとかで心霊現象とか人の体験談を聞くと
その想像力の貧困さを面白がっている。
でも何故かそんな僕でもオバケは怖い。
この矛盾について自説を述べる事にしよう。