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たこーすけの、ちょろっと感想

クダン・ミラちゃんのファンブログ。

「エンドレスエイト」=「長門の長回し」

2009年07月04日 04時12分09秒 | 涼宮ハルヒの憂鬱
あるいは副題、「ヤマカンから武本監督へ引き継がれたもの」。


かつて「らき☆すた」第4話の感想記事の中で、私は引用いたしました。
ちなみに「らき☆すた」第4話とは、ヤマカンの「らき☆すた」監督ラストの回です。第5話から武本さんが監督になりました。

こなたの台詞、

>やはりあの「長門の長回し」は手抜きなのだろうか…
>最近の○○○ンは大した事ないなー。
>あー、早速叩かれてるよー。あーあ…

があった回。それが「らき☆すた」第4話です。
その感想記事の中で私は、「涼宮ハルヒの公式」のP.85より次の対談記事を引用いたしました。
もちろん当時は、「笹の葉」アニメ化前でしたので、一部白文字にしたのですが、今ならばその必要はないでしょう。

(以下「涼宮ハルヒの公式」のP.85より引用)

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---- 第9話は2分17秒+1分間、長門が本を読み続けるシーンもありましたね。

山本:
僕の中では長門は「待つ女」なんです。
長門はいつもキョンをずーっと待っている。いろんな意味で(笑)。
「憂鬱」で入学してからキョンとハルヒが文芸部室に入ってくるまで、ずっとそこで待っていた。
さらに言うなら、長門は3年も前からスタンバってたんですよ。
あまりに健気でしょう?
だったら「みんな、3分ぐらい、その気持ちを味わおうよ!長門ファンよ!君たちならこの想いが共有できるだろ!」って思いながらコンテを切りました。
だから、単なる実験じゃないんです(笑)。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「涼宮ハルヒの憂鬱」第1期、放送順第9話「サムデイ イン ザ レイン」のスタッフクレジットは、

脚本:谷川流さん
絵コンテ:山本寛さん
演出:北之原孝将さん

でありました。
あの「長回し」が誰によるものなのか、これだけではちょっとよくわかりませんが、当時コメント欄でひふみーさんが教えて下さったことによると、

>あの「長門の長回し」シーンは、
>谷川氏の脚本ではたった1行、
>「長門が部室で読書をしている」とだけあるのを
>山本氏が“敢えてあそこまで引き伸ばした”との事だそうで。
>(谷川氏脚本掲載のザ・スニーカーより)

だそうですので、ヤマカンによるものなのでしょう。


「エンドレスエイト」。
おそらく日本中の原作既読者、誰一人として予想しなかったことと思います(ネタとしてではなく、真剣な予想として)。
まさかの4回目突入(まず間違いなく)。予想の斜め上。

中には、「くどいよ!もういいよ!」という方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、いま、私たちに突きつけられているのは、

「みんな、4回ぐらい、その気持ちを味わおうよ!長門ファンよ!君たちならこの想いが共有できるだろ!」

なのではないでしょうか。
武本監督が私たちに突きつけているのは、「長門の想い」。その共有なのではないでしょうか。

キョンを始めとした登場人物たちは、記憶をリセットされています。
長門有希、彼女ただ一人が記憶を持ったままです。15499回の。
そして私たち視聴者も。たった3回ですが、記憶を持っています。
長門の3/15499、あるいは4/15500に過ぎませんが、彼女がどんな気持ちで過ごしてきたのか、過ごしているのか、私たちも少しは共有できているのだと思います。

「みんな、4回ぐらい、その気持ちを味わおうよ!長門ファンよ!君たちならこの想いが共有できるだろ!」

私には、武本監督がそのように言っているように感じられます。
かつてヤマカンが、そして今、武本さんが。

「エンドレスエイト」は、「長門の長回し」と同義である。私はそう感じています。

それはともあれ、確実に言えることは、原作既読者の方へは言わずもがななので未読者の方へ。
私たちは、もうすでに、「消失」に片足を突っ込んでいます。
この「エンドレスエイト」が何回繰り返されようが、いえ、繰り返されれば繰り返したその分だけ、私たちは第2期「消失」に入って行っています。
京アニは、本気だ。
もう何度も思ったことですが、京アニは、今回も、本気だ。
期待して良い。そう思いました。

以上です。寝る。ではー。



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1 コメント

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【悲報】まだ半分 (15498回目)
2017-11-27 00:27:06
でしたね(笑)
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