あるいは副題、「ヤマカンから武本監督へ引き継がれたもの」。
かつて「らき☆すた」第4話の感想記事の中で、私は引用いたしました。
ちなみに「らき☆すた」第4話とは、ヤマカンの「らき☆すた」監督ラストの回です。第5話から武本さんが監督になりました。
こなたの台詞、
>やはりあの「長門の長回し」は手抜きなのだろうか…
>最近の○○○ンは大した事ないなー。
>あー、早速叩かれてるよー。あーあ…
があった回。それが「らき☆すた」第4話です。
その感想記事の中で私は、「涼宮ハルヒの公式」のP.85より次の対談記事を引用いたしました。
もちろん当時は、「笹の葉」アニメ化前でしたので、一部白文字にしたのですが、今ならばその必要はないでしょう。
(以下「涼宮ハルヒの公式」のP.85より引用)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
---- 第9話は2分17秒+1分間、長門が本を読み続けるシーンもありましたね。
山本:
僕の中では長門は「待つ女」なんです。
長門はいつもキョンをずーっと待っている。いろんな意味で(笑)。
「憂鬱」で入学してからキョンとハルヒが文芸部室に入ってくるまで、ずっとそこで待っていた。
さらに言うなら、長門は3年も前からスタンバってたんですよ。
あまりに健気でしょう?
だったら「みんな、3分ぐらい、その気持ちを味わおうよ!長門ファンよ!君たちならこの想いが共有できるだろ!」って思いながらコンテを切りました。
だから、単なる実験じゃないんです(笑)。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「涼宮ハルヒの憂鬱」第1期、放送順第9話「サムデイ イン ザ レイン」のスタッフクレジットは、
脚本:谷川流さん
絵コンテ:山本寛さん
演出:北之原孝将さん
でありました。
あの「長回し」が誰によるものなのか、これだけではちょっとよくわかりませんが、当時コメント欄でひふみーさんが教えて下さったことによると、
>あの「長門の長回し」シーンは、
>谷川氏の脚本ではたった1行、
>「長門が部室で読書をしている」とだけあるのを
>山本氏が“敢えてあそこまで引き伸ばした”との事だそうで。
>(谷川氏脚本掲載のザ・スニーカーより)
だそうですので、ヤマカンによるものなのでしょう。
「エンドレスエイト」。
おそらく日本中の原作既読者、誰一人として予想しなかったことと思います(ネタとしてではなく、真剣な予想として)。
まさかの4回目突入(まず間違いなく)。予想の斜め上。
中には、「くどいよ!もういいよ!」という方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、いま、私たちに突きつけられているのは、
「みんな、4回ぐらい、その気持ちを味わおうよ!長門ファンよ!君たちならこの想いが共有できるだろ!」
なのではないでしょうか。
武本監督が私たちに突きつけているのは、「長門の想い」。その共有なのではないでしょうか。
キョンを始めとした登場人物たちは、記憶をリセットされています。
長門有希、彼女ただ一人が記憶を持ったままです。15499回の。
そして私たち視聴者も。たった3回ですが、記憶を持っています。
長門の3/15499、あるいは4/15500に過ぎませんが、彼女がどんな気持ちで過ごしてきたのか、過ごしているのか、私たちも少しは共有できているのだと思います。
「みんな、4回ぐらい、その気持ちを味わおうよ!長門ファンよ!君たちならこの想いが共有できるだろ!」
私には、武本監督がそのように言っているように感じられます。
かつてヤマカンが、そして今、武本さんが。
「エンドレスエイト」は、「長門の長回し」と同義である。私はそう感じています。
それはともあれ、確実に言えることは、原作既読者の方へは言わずもがななので未読者の方へ。
私たちは、もうすでに、「消失」に片足を突っ込んでいます。
この「エンドレスエイト」が何回繰り返されようが、いえ、繰り返されれば繰り返したその分だけ、私たちは第2期「消失」に入って行っています。
京アニは、本気だ。
もう何度も思ったことですが、京アニは、今回も、本気だ。
期待して良い。そう思いました。
以上です。寝る。ではー。
かつて「らき☆すた」第4話の感想記事の中で、私は引用いたしました。
ちなみに「らき☆すた」第4話とは、ヤマカンの「らき☆すた」監督ラストの回です。第5話から武本さんが監督になりました。
こなたの台詞、
>やはりあの「長門の長回し」は手抜きなのだろうか…
>最近の○○○ンは大した事ないなー。
>あー、早速叩かれてるよー。あーあ…
があった回。それが「らき☆すた」第4話です。
その感想記事の中で私は、「涼宮ハルヒの公式」のP.85より次の対談記事を引用いたしました。
もちろん当時は、「笹の葉」アニメ化前でしたので、一部白文字にしたのですが、今ならばその必要はないでしょう。
(以下「涼宮ハルヒの公式」のP.85より引用)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
---- 第9話は2分17秒+1分間、長門が本を読み続けるシーンもありましたね。
山本:
僕の中では長門は「待つ女」なんです。
長門はいつもキョンをずーっと待っている。いろんな意味で(笑)。
「憂鬱」で入学してからキョンとハルヒが文芸部室に入ってくるまで、ずっとそこで待っていた。
さらに言うなら、長門は3年も前からスタンバってたんですよ。
あまりに健気でしょう?
だったら「みんな、3分ぐらい、その気持ちを味わおうよ!長門ファンよ!君たちならこの想いが共有できるだろ!」って思いながらコンテを切りました。
だから、単なる実験じゃないんです(笑)。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「涼宮ハルヒの憂鬱」第1期、放送順第9話「サムデイ イン ザ レイン」のスタッフクレジットは、
脚本:谷川流さん
絵コンテ:山本寛さん
演出:北之原孝将さん
でありました。
あの「長回し」が誰によるものなのか、これだけではちょっとよくわかりませんが、当時コメント欄でひふみーさんが教えて下さったことによると、
>あの「長門の長回し」シーンは、
>谷川氏の脚本ではたった1行、
>「長門が部室で読書をしている」とだけあるのを
>山本氏が“敢えてあそこまで引き伸ばした”との事だそうで。
>(谷川氏脚本掲載のザ・スニーカーより)
だそうですので、ヤマカンによるものなのでしょう。
「エンドレスエイト」。
おそらく日本中の原作既読者、誰一人として予想しなかったことと思います(ネタとしてではなく、真剣な予想として)。
まさかの4回目突入(まず間違いなく)。予想の斜め上。
中には、「くどいよ!もういいよ!」という方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、いま、私たちに突きつけられているのは、
「みんな、4回ぐらい、その気持ちを味わおうよ!長門ファンよ!君たちならこの想いが共有できるだろ!」
なのではないでしょうか。
武本監督が私たちに突きつけているのは、「長門の想い」。その共有なのではないでしょうか。
キョンを始めとした登場人物たちは、記憶をリセットされています。
長門有希、彼女ただ一人が記憶を持ったままです。15499回の。
そして私たち視聴者も。たった3回ですが、記憶を持っています。
長門の3/15499、あるいは4/15500に過ぎませんが、彼女がどんな気持ちで過ごしてきたのか、過ごしているのか、私たちも少しは共有できているのだと思います。
「みんな、4回ぐらい、その気持ちを味わおうよ!長門ファンよ!君たちならこの想いが共有できるだろ!」
私には、武本監督がそのように言っているように感じられます。
かつてヤマカンが、そして今、武本さんが。
「エンドレスエイト」は、「長門の長回し」と同義である。私はそう感じています。
それはともあれ、確実に言えることは、原作既読者の方へは言わずもがななので未読者の方へ。
私たちは、もうすでに、「消失」に片足を突っ込んでいます。
この「エンドレスエイト」が何回繰り返されようが、いえ、繰り返されれば繰り返したその分だけ、私たちは第2期「消失」に入って行っています。
京アニは、本気だ。
もう何度も思ったことですが、京アニは、今回も、本気だ。
期待して良い。そう思いました。
以上です。寝る。ではー。