Taki 世界の国々

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デリー・インド

2011-10-02 08:02:21 | 旅行記







インドの首都デリーは、英国の雰囲気が漂う緑多い美しい町です。商業都市ムンバイとは異なり、道路は広く整備され、政府、官庁が集まるインドの中心です。

ここから、車で約7時間走ると、インドの昔の中心地であったアグラに到着。古都アグラには、世界遺産、タジマハールがあります。タジマハールは、当時、統治していた王様がお妃の死を悼み建設したメモリアル(写真3)で、広大な土地に立てられた美しい建物です。また、デリー中心から40分程、車を飛ばすと、新興都市のグルガンに着きます。グルガンは、都市化により作られた新しい町です。既に、世界の大手企業が数多く進出しており、オフィスビル、スパーマーケット、工場が、あちこちで建設、開発されています。 以前ホンダとJ/Vを組んでいたヒロ・ホンダもグルガンにあります。(写真4)

インドは、1991年に大きな政策転換を行い、それまでの社会主義的な計画経済から民間企業の活動の大幅自由化を行いました。20数年が経過しましたが、外国企業にとっては、まだまだ活動しにくい規制が残っています。役所の許認可のカベが厚く、案件が進まない例もしばしばです。

2006年、日インド両国は、戦略的グローバル・パートナーシップ宣言を行い、毎年、両国の首脳が相手国を相互訪問してきました。首都ニュー・デリーの地下鉄網は日本の協力によるものです。また、インドの国家事業である「デリー・ムンバイ間産業大動脈構想(DMIC)」や「貨物専用鉄道建設計画(DFC)」は、日本の官民がインド政府と一体になって推進しています。更には、チェンナイ-バンガロール間の南部インド開発の計画案を国際協力機構(JICA)が作成しており、インドでの高速鉄道構想についても、日イで協議を進めています。

更に、2011年には、「日印包括的経済連携協定(CEPA)」が発効し、2012年には「日インド社会保障協定」が署名されました。インドとの付き合いは、まだまだ難しい面がありますが、これからは、更なるインドとの文化交流、関係が構築されて行くことと思います。(2011-09-25)

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